集まって融けてゆく
つんと冷えた空気に
あたたかい火が灯る
揺れる火が消えぬように
油と木をついでたす
いつの間にかずっと
大きくなった火が
揺れて僕らは燃えてしまうかな
渇いた空気がよく燃えている
それでも僕は油と木絶やさぬようについでたす
消えてしまわぬよに消えるのを恐れて
僕は臆病で上手くわからなかったんだ
この先の絶望と恐怖が融けてく
暑くなってきた空気に
大きく燃え上がる炎
僕はまだ気づかぬまま
油と木をついでたす
いつの間にかずっと
大きくなった火が
揺れて僕らはやっと気づくんだ
渇いた空気がよく燃えている
もう戻れない僕たちはここで終わっていくんだ
引き返せない程燃え上がりやっと気づいたんだ
後悔も絶望も恐怖も融けて消える
僕たちはおろかでずっと軽はずみ
僕はまだ壊れる音を知らぬまま
沢山で僕は融けて分からないまま
古瀬