この年末にあったこと
詩でも、短編小説でもありません。
エッセーというにも短すぎるかも知れません。
12月の30日の寒い夜でした。
いつもは外に出したら必ずいつの間にか、一階の窓の所に戻ってきて、
大きな声でにゃーにゃー騒いで、開けろ開けろと言う、
うちの長年の飼い猫のゴン太。
その日は帰ってきませんでした。
十三年くらい、一緒に暮らしてきていて。
我が家で飼っている他の動物の中では、
亀さんと同い年くらいで、
家に居た期間であれば一番長く一緒に居たのがゴン太でした。
小さい頃に貰われてきて、
その頃から私の膝の上が好きで。
両手で包み込めてしまうほどの大きさの仔猫だった頃から、
私の膝の上でよく寝ていました。
大きな家出や、大きな事故に遭ったりも今までは無くて、
半分出入り自由みたいな気ままな生活をしていてくれた猫でした。
でも、12月30日の夜は0時を過ぎても、
近所を名前を呼んで捜して歩いても帰ってこず、
次の日の、朝になれば戻ってくるだろうと思っていました。
今年は仕事も良い感じで年末を迎えられたので、
ゆっくりとした正月休みを送ることが出来るかなと思っていたのですが、
けれど大晦日の夜になっても戻ってくることはありませんでした。
十何年も一緒にうちで暮らしてくれて居たのに、
ある日ふっと居なくなってしまったのです。
家族も心配し、年明けから警察に届け出を出したり、
保健所に連絡したり、近隣の県の動物愛護センターに迷い猫の登録をしたり、
妹はTwitterアカウントを作って情報提供を呼びかけたり、
近所に張り紙をして必死に捜していますが、
一月八日の今日現在いまだ、事故に遭ったという情報も無ければ、
保護されたという情報もありません。
祖母などが言うには、年老いた雄猫だから、死ぬ前にふらっと身を隠してしまうことも
あるかも知れないとか、
私自身も、もう半ば戻ってくることは無いんだろうなぁと思っていますが、
それでも探し続けています。
家族だった猫が居なくなってしまい、
心にぽっかり穴が空いてしまい、
一緒に寝ていた猫が居なくなってしまい、
すっかり不眠の症状が前にも増して酷くなってしまい、
この正月はすっかり痩せてしまって、
猫を探すんで規則正しい生活は出来て、
何やら休んだ気にもなれず。
最後には神頼みと、由緒のある神社に参って参拝し。
おみくじに記されていたのは、
『初めは危ない谷の小川の橋を
渡る様な心配事があるが驚
き迷うことはありません
後には何も彼も平和に収まり
ます 凡て小さい事も用心
してすればよろしい』
と、まさに胸中を察した一文でした。
待ち人は さわりあり 来らず
失せ物は 出がたし 下にあり
で、ゴン太が帰ってくることはやはり難しいのかなぁと思います。
大切だったものとの突然の別れ、
人生思わぬ事がある日突然に起こったりすること、
これがこの年末にあったことでした。
おかげで執筆活動への熱が熾るのも少々難しく。
でも今年も頑張っていこうと今頃になってようやく重い腰が上がったので
これをアウトプットしてみました。
2017の年始のなろうへの投稿でした。
この年末にあったこと の 続き 2017年1月10日追記。
なんと、今日。11日振りに。
自力で怪我もなく、本文に書いたゴン太が帰ってきました!!!
どうやらどこかに閉じ込められてしまっていたらしく、
酷くやせ細っていますが、無事に戻ってきてくれてありがとう!
神社に参って、おみくじに書いてあったとおり!
待ち人、失せ物 でました!きました!
ほんとによかったー!
一年の計は一月の年頭に在りと言いますが、
今年は早速良いことがあったので、
これからもっといいことが待ち受けていそうです!
おーしやるぞー!
ありがとうございました。
へてろでした。




