登場国/街/施設/用語/その他
〇国/街/施設
【アゼルライムス帝国】
始まりの街アゼルライムス/アゼルライムス帝国の首都の城下町。冒険のスタート地点
アルルゼクト/帝都。城下町に始まりの街アゼルライムスがある
大聖堂/アルルゼクトにある城の奥に位置する聖堂。長年封印されたままとなっている
エーテルクラン/アゼルライムスより北に900UL。闘技大会が開かれる街
精霊の丘/エーテルクランから目視できる山岳地帯にある丘。直前に巨大な崖がある
デビルロード/精霊の丘から魔王城まで続く危険な山道。強力なモンスターが出現する
最果ての街/デビルロードを抜けた先にある街。道道飯店が有名
デモンズブリッジ/人間族と魔族の領土を結ぶ橋
魔族の領土/魔王の支配する土地。魔王城から周囲約5000ULほどが領土だと言われている。しかし未だに領土の端には深い霧が立ち込めている
アゼレスト山脈/世界三大山脈のひとつ。世界遺産にも登録されている
オーシャンウィバー/別名『食材の街』と呼ばれている港町。エーテルクランから約1200UL
小高い丘にある沼地/エーテルクランより北に30UL。周囲を毒の沼地で囲われている
グランザル/港町。エルフィンランド行きの船便あり
土公神の古墳/グランザルより北東10ULに位置する古墳。精魔戦争時代に作られたものらしい
漁村/沼地から東に15ULに位置する小さな漁村。違法船が停まっている
フィウリオ海峡/港町グランザルより北北東約1200ULに位置する海峡。帝国領海の境目
【ラクシャディア共和国】
アムゼリア/共和国の首都。中東部に位置する。リンドンブルグから徒歩約400UL
月の秒針/アムゼリアの西区に位置する時計塔
古代図書館/アムゼリアの中央区に建つ図書館。貴重な歴史的文献が多数眠っている。秘密の地下道あ り
地下遺跡/古代図書館の地下に眠る遺跡。精魔戦争時代に作られたものであり重要文化財が眠る
アムゼリア教会/アムゼリアの北区に位置する教会。アムゼリア教は世界三大宗教のうちのひとつと言われている
議事堂/アムゼリアの東区に位置する建物
古代博物館/アムゼリアの南区に位置する博物館
和漢/首都の北に位置する街。闇ブローカー達の隠れ家。通称『盗賊の街』
リンドンブルグ/港町。オーシャンウィバーから航路で3000ULに位置する
ミューヘンツ渓谷/共和国の南東に位置
サウザンタウン/港町。ミューヘンツ渓谷より東に位置する。共和国と連邦国を繋ぐ唯一の港
【ユーフラテス公国】
メリサム/公国の首都。メリサ教の総本山。聖堂騎士らが集う大聖堂がある
シグマリオン/港町。様々な種族が住む街でもある。奴隷商人により秘密裏に人身売買が行われている
ラロック村/公国の最北端にある小さな村
アックスプラント王国/公国の最西端に位置する国。公国から無法地帯を約10億Gで買い取り建国したカズハの国。城の建設費は更に2億G追加費用で掛かった。領土は周囲500ULほど。現在は公国軍の進軍により再びユーフラテス領となっている
リンドハイル/王国の南約2500ULに位置する港町。帝国行きの船便あり
【エルフィンランド】
エルフの里/エルフィンランドの北西島。
紅魔の里/エルフィンランドの南西島。四島の中では一番小さな島
王政島/エルフィンランドの南東島。首都レイノルムがある。四つある島国のうち最も人口が多い島であり、他島に比べ純血エルフの占める割合が多い島でもある
民政島/エルフィンランドの北東島。妖竜兵団の本拠地がある島
珊瑚の島/南西島より南に250ULに位置するサンゴ礁の群生島
【ゲヒルロハネス連邦国】
ベリベルン/連邦国の首都
魔法都市アークランド/別名『眠らない街』。魔法に関する研究が盛んな街
魔法遺伝子研究施設/アークランドの中央通りを西に向かうとある施設
ガイト/港町。北東約600ULに魔法都市アークランドが位置する
グランシャリー/港町。連邦国の最北端にある街。公国行きの船便あり
ミネアの大渦/連邦国の領海に位置する大渦。神獣が眠っているとされている
【ドベルラクトス】
リーングランド/連邦国の魔法都市アークランドの研究所支部がある街
【無人島】
竜人族の里/帝国より南西約4000ULの位置にある無人島として指定されていた島
〇用語/その他
【魔法遺伝子】
古代の知勇アーザイムヘレストが何十万という数の魔族を使った人体実験により発見した、魔法を使うために必要な遺伝子。本来魔法とは魔族にだけ使用を許された特殊能力である。
抽出に成功した魔法遺伝子を当時の王族に注入するも魔法は発現せずに彼は処刑される。
だが彼の死後一世紀、王族の子らに魔法の素質が備わっている者が次々と生まれることとなった。
当時の研究者により『遺伝子の発現は何代か後の子孫に受け継がれて初めて行われるもの』だと結論付く。その後アーザイムヘレストは名誉を回復され『知勇』という名が世界中に広まった。
魔法遺伝には『核』があり、魔法都市アークランドの研究施設にある特殊な装置で目視が可能。
被験者は上半身裸になり両腕と両肩、両わき腹にコードを取り付け、機械のゴーグルを装着し瞬きをせずに光を目視する。
視神経と魔力は密接な関係があり、その部分に上半身を流れる六つの魔法脈が繋がり魔力を増幅させる。
『核』には楕円形と菱形の二つの型が存在し、多数の型の集合体が群を形成し虫のように蠢いている。
楕円形のものが得意属性の魔法核、菱形のものが弱点属性の魔法核である。
属性は色で表現され、白が光属性、黒が闇属性、紫が陰属性など様々である。
消失した属性は色が無い状態(透明)となる。
【精魔戦争】
約五千年前に起きた世界戦争。精霊軍率いる全種族と魔王軍との戦いは魔王軍の勝利に終わった。
精霊国は魔王に奪われ、魔王軍が世界を支配する暗黒時代に突入する。
人間が誕生したのは戦後五百年後。爆発的な繁殖力を誇る人間族はあっという間に世界最大の種族に発展した。
人々は精霊を神と崇めアムゼリア教を開教。次第に信者を増やし世界最大宗派となった。
精霊はその見返りに人間族の中で一番力をもつ者に特殊な力を与えた。それが後に『勇者』と呼ばれる者となる。
精霊族の生き残りは『勇者』を利用し、魔族に対する一族の復讐を果たすことを目標とする。
【メリサ教】
アムゼリア教と対を成す宗派。同じく精霊王を神として崇める。
【精霊王】
精霊族の王。精魔戦争時代に精霊軍を指揮した軍師でもある。
【四宝と宝玉の関係】
魔女メビウスの持ち物である宝玉。
それを魔王に奪われたことにより起きた世界中を巻き込んだループの呪い。
メビウスはゼギウスを過去に送り込み、四宝を制作させ、現代に呼び戻しこれに対応させた。
ドベルラクトスが鍛冶技術の盛んな国である要因の一つとして、過去の世界に渡ったゼギウスの存在が指摘されている。
神器は魔力を熟成させるのに数千年は必要。
そのためメビウスは約5000年前のドベルラクトスにゼギウスを転移させた。
時期は最初のループが起こりしばらくした後、カズハに二刀流の極意を教えた直後である。
強制的にゼギウスを過去転移させたわけではなく、彼の了解があり合意の元の転移だった。
現在、本人には確かな記憶がなく、夢の中の出来事のように記憶している。
三周目ではゼギウスは過去に渡ることなく、四宝は作成者不明のまま現存している。
【世界ギルド連合】
各国首脳が最重要案件の発動のために作ったと言われている世界組織。
参加国は主要六カ国とその属国及び植民地。
危険度に応じた罪人を手配書という形で指名手配し、ギルド公報にその詳細を発行させる。
内部の実情は古代の知勇アーザイムヘレストの末裔により組織されている。
世界共通通貨であるGは世界ギルド連合により発行・管理されている。
【六カ国同盟】
アゼルライムス帝国、ラクシャディア共和国、ユーフラテス公国、ゲヒルロハネス連邦国、エルフィンランド、ドベルラクトスの主要六カ国による世界同盟。
【世界平和協定】
上記主要六カ国主導による平和協定。
協定違反を犯すと議会の決議により様々な経済制裁、軍事制裁が行われる。
全加盟国の5分の4以上の賛成で魔術禁書の使用も認められている。
【聖堂騎士団】
公国の守護者および公国におけるギルド総支部を勤める騎士団。世界最強クラスの軍事力を誇る。
-聖槍隊/中距離からの攻撃を得意とする長槍部隊
-聖鎖隊/ゼノライト鉱石で作られた鎖を装備し敵を拘束することに特化した部隊
-聖盾隊/聖なる大盾を構えた部隊
-聖術隊/魔法に特化した部隊
【ゼノライト鉱石】
世界で最も硬いと言われている鉱石。武具や施設などに使われる。
【グラムタイト鉱石】
世界で二番目に硬いと言われている鉱石。とても軽い鉱石で船の材料などに使われる。
【政府指定危険魔獣】
政府により指定された危険度SSS級のモンスター。これまでに数種ほどしか指定されていない。
-デビルスフィンクス/公国一帯など
【魔法便】
魔法により何処へでも飛ばすことができる手紙。
とても高価なものなので緊急連絡以外には通常使うことはない。
高名な魔術師であれば世界中に飛び交う魔法便の内容を知ることも可能。
密書として使うには不安要素あり。
【帝都襲来】
魔王軍による帝国の首都アルルゼクトへの襲撃。
総勢二万とも言われている魔王軍が東の海岸に転移魔石を使い領土に侵入した。
敵軍大将は魔獣王ギャバラン。
イベントの一つでありどの世界線でも回避できない。
【五賢者】
帝国を代表する五人の大魔道士。リリィもそのひとり。
魔王軍襲来の際には五賢者のほとんどが共和国、公国、エルフィンランドに遠征中であり国の危機に間に合わなかった。
【No Damageエフェクト】
全てのダメージが無効化されたという表示。青白い光の壁が出現し文字がポップアップされる。
定められたイベント外でのボス戦や不死魔法を付与された者を攻撃した際に表示される。
カズハ以外の人物には表示が見えない。
【媒体術符】
体内に存在する微量な魔法遺伝子属性を検出させるための御札のような装置。
手術による拒絶反応を防ぐために使用する。上半身を裸にして数か所に添付する。
【闘技大会】
帝国にあるエーテルクランの街で定期的に開催される闘技大会。
世界各地より腕に自信のある冒険者達が参加する、世界的にも有名な大会。
カズハが魔王を討伐後、ルールが以下のように変更。
①個人武器の使用を禁止。暗器等の隠し武器も禁止。運営側が用意した大会用の『片手剣』『短剣』『大剣』『槍』『斧』『杖』および素手での競技
②アイテムの使用制限。各自回復アイテムは一回まで使用可。使用可能アイテムのランクは『C』までとする。その他のアイテムの持ち込みは禁止
③魔法やスキルの使用制限。束縛系、誘惑系、混乱系、状態異常系の魔法やスキル、およびそれらに類した魔法・スキルの使用禁止。付与魔法、肉体強化スキルはこれに属さない。攻撃魔法、攻撃スキルに関しては制限を設けない
参加者は年々増え続け、魔王討伐後は約六万人が参加。優勝賞金は2000万Gに跳ね上がっている。
ルールが変更になった背景には異常な強さを誇り大会を勝ち上がったカズハが原因とされている。
【フェアリードラゴン】
エルフィンランドに生息する羽の生えたドラゴン。
妖竜兵団らが頻繁に使用する。
【妖竜兵団】
エルフィンランドの民政を担う戦闘部隊。
隊長にアルゼイン・ナイトハルト、隊長補佐にレイヴン・リンカーン、兵士長にシャーリー・マクダインがいる。
エルフィンランドでの戦いの後、妖竜兵団は解散され、ジェイドにより新生妖竜兵団が結成された。
新隊長にシャーリー・マクダインが選出されている。
【王政と民政】
エルフィンランドにおける政治情勢。制限君主制。二権分立。
王政を皇室が担い、民政を妖竜兵団が担う。
エルフィンランドでの戦いの後、制限君主制は廃止され絶対王政が敷かれた。
現エルフィンランド宰相はザノバ・ストコビッチ。
【エルフの弓】
四宝のひとつである『弓』を魔導増幅装置により威力を最大限まで増幅させた、エルフ族最大の攻撃手段。核ミサイルのようなもの。
【魔導増幅装置】
連邦国の技術により開発された魔力を極限まで高める装置。
現在では試作弐号機までが確認されている。
【魔導砲台】
エルフィンランドの南東島、首都レイノルムの城に設置されている砲台。
魔導増幅装置により威力を最大まで高めた四宝『弓』を発動する装置でもある。
【紅魔族】
魔族とエルフの混血種族。エルフィンランドの南西島通称『紅魔の里』を支配していた。反王勢力。
現在は魔王軍と同盟を組み、族長であるレベッカは魔王城を拠点としている。
【ダークエルフ族】
エルフィンランドにて長年奴隷として扱われてきた下等エルフ族。人間族とエルフ族の混血種族。紅魔族らに唆され反旗を翻したとされているが、カズハらにより問題は解決した。
【ハーフエルフ】
ダークエルフ族と同じくエルフ族と人間族の混血種族。
しかし双方の王族の血を引いているため、下等種族であるダークエルフ族とは区別されている。
【フェアリードラゴン兵】
エルフィンランド王政の正規兵。またの名をエルフィンランド空軍。
第七兵団まで存在し空からの奇襲を得意とする。
第一から第三兵団はおもに他国に向け軍事戦略を進める兵団。
第四から第六兵団はおもに領空・領海を守備する兵団。
第七兵団は特別にユーフェリウス卿直轄で、議会を通さずに動かすことができる兵団。
現在では第七兵団は解体され第六兵団までとされている。
【新生物】
連邦国による人体実験にて生まれた新たな生物。魔法遺伝子研究による副産物のひとつ。
新生物因子を注入された者はモンスター化し強力な力を得ることが可能。
ただし副作用により自我が崩壊し制御できなくなる恐れもある。
【魔導測定器】
魔力を測定し人物の特定をする機器。指名手配犯の確認に用いられることが多い。
【不死魔法】
古代の知勇アーザイムヘレストが研究していた魔法遺伝子の副産物のうちのひとつ。
通常では一瞬だけ効果を発揮し敵のあらゆる攻撃を防ぐ防護魔法の一種である。
しかしアーザイムヘレストの末裔にはその効果を永久に伸ばす特殊な遺伝子配列が存在した。
それを発現させるためには精霊王の聖遺物を体内に吸収させることが必須である。
【不老魔法】
未開発の魔法。永遠の若さを手に入れられると言い伝えられている。
魔法を開発・発現させるためには現存する精霊の血肉が必要とされる。
不老魔法と同じく特殊な遺伝子配列があるアーザイムヘレストの末裔のみが効果を発揮する。
二つの魔法を合わせて初めて、人類が切望した『不老不死』が完成する。
【第二次精魔戦争】
魔王であるカズハが世界中に宣戦布告をしたことにより勃発した世界戦争。
世界ギルド連合はこれを宗教戦争だと位置づけている。
精霊王を主と崇めるメリサ教やアムゼリア教を支持する世界ギルド連合対魔王軍、帝国軍、エルフィンランド軍との戦争を指す。
第一戦闘にて公国は帝国に聖堂騎士団1500名を進軍させた。
魔王軍大将はユウリ、将軍にゲイル、リリィ。公国軍大将はセシリア。
戦闘結果:アゼルライムス帝国より東に750UL、帝国領海と排他的経済水域の境にて。ユーフラテス公国の正規軍、聖堂騎士団千五百名に対し帝国兵百名で応戦。敵戦艦十隻のうち、ゲイルが二隻、リリィ率いる帝国魔道兵団が三隻を沈没させることに成功。敵兵千五百のうち五十八名を捕虜として捕縛、残り千四百三十名は撤退。行方不明者は二十二名。




