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誘い

「どうしよう、二人ともOKしてくれるとは思ってなかった」とぶつぶつ言いながら教室に戻って自分の席に座ると前から友人達が歩いてきてニヤニヤしながら言ってきた。

「やっぱり無理だったろ。だからやめとけって言ったのに・・・しかも相手はあの学園の女神と学園の冷酷なマドンナだぜ無理に決まってるだろ、お前も身のほどわきまえろよ!」と言われると俺は我にかえりちっちゃな声で言った。

「それがさ・・・・ふ、二人とも・・・・OKしてくれちゃったんだよね」そしたら友人達は

「はっ?えっ?マジッ?冗談だべ?」と驚きながら言ってきて俺は

「いや、それが冗談じゃないんだよね・・・」と言うと

「はぁ――――――――!?ちょッ!まッ!マジかよ!?だって相手は学園の女神とあの学園の冷酷なマドンナだぜ!?OKもらえるわけねぇーだろ!?」と言って友人達は驚きと動揺を隠せずにいた。

そりゃそうだ。本人の俺が一番ビックリしてんだからな。

だけど、OKをもらったのは事実なんだよね。と心の中で言った俺はそれでも頭ん中では疑っていた。最初は俺をからかってるんだと思ってならなかった・・・・

「俺帰るは・・・」と言いながら席を立って俺は教室を出た。そして、廊下で誰かが後ろから声をかけてきた。

「健人君ちょっといいかな?」その声の持ち主は小林先生だった。

俺は動揺を必死に隠して

「あっ、はい!良いですよ」と焦りながら言った。

「あのさ、今週の土曜日って健人君空いてる?」と小林先生はモジモジしながら言ってきた。

「えっ?土曜日ですか?」と俺は言った。

「健人君が予定ないならさ・・・遊園地とか遊びに行かない?だって私たちさ・・・恋人同士でしょやっぱり二人でどっか遊びに行きたいなぁーって思ってさ・・・・やっぱり駄目かな?」と小林先生は恥ずかしそうに顔を赤らめていってきた。

「そっ、そんなことないっすよ!むしろ嬉しい限りッす!」と俺が言うと

「良かった〜断られるかと思ってドキドキしてたんだ」とほっとした顔で小林先生は言い

「じゃあ今週の土曜日ね!忘れちゃ駄目だからね!」と言って嬉しそうに走り去っていった。俺はまだ信じきれずからかっていると思いながら歩き出した。そして、今度は俺の下駄箱の前で待っている人がいた。

「誰だ?」と俺は思い立ち止まったらその人はこっちを向き声をかけてきた。

「先輩少し時間を頂けませんか?」その声をかけてきたシルエットの人物は中西だった。

「べッ、別に良いよ」と俺は少しドキッとしながら言った。

「そうですか、ありがとうございます。それじゃ用件を言います。」と冷静な口調で中西は言ってきた。

「おっおう、用件って何?」と少し焦りながら俺は言った。

「はい、今週の日曜日空いてませんか?」と中西が言うと

「えっ?今週の日曜日?」と俺は少し驚きながら言った。

「はい、先輩が空いてるのなら今週の日曜日に水族館に行きませんか?これでも私たち恋人同士なんだから二人でデートするのも良いんじゃないかと思ったんです・・・やっぱり駄目ですか?」と中西が少し恥ずかしそうに言ってきた。

「別に良いよ。日曜暇だし。」と俺が言うと

「良かった。断られると思っていました。」と中西もほっとした顔で言った。

「何言ってンだよ。中西みたいな可愛いい奴の誘いを断る馬鹿どこにいんだよ」

と俺が少し笑いながら言うと

「かっ!?かわっ!?可愛いいなんてそんな!」

中西は顔が凄い赤くなった。そして、

「そっ、それじゃ今週の日曜日ですよ。忘れたら怒りますからね!」

と言いながら中西は走って去っていった。

「おいおい、何の冗談だよ。」


と俺は頭を抱えながら言った。もしかして二人ともからかってないとか・・・と思ったがやっぱりまだ信用できねえな。と頭が混乱してくなか家に帰っていった。

これから俺の恋愛はどうなっちゃうんだか・・・と思いながら考え込む俺だったのだ・・・


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