作戦実行
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった瞬間俺は一目散に階段を駆け降りた。そして、ある人の所に向かった。
「ゼァ、ゼァ、こ、小林先生!」
俺は息を切らしながら言った。
「あら、どうしたの健人君。そんな息切らして何か大事な用?」
と言いながらぽけっとしてる人は学園の女神 小林 利奈先生だ。
俺は切れかかった息を整え深呼吸を一回し、手に持っていた一つの手紙を差し出した。
「あっ!あの!これ読んでください!」
小林先生は少し驚きながらも
「ありがとう」と微笑みながら言った。
そして、俺は恥ずかしそうに
「へっ、返事は後でいいから」と言うと先生は向こうに歩いていった。
「よしっ!まず一人!」
と言った俺はまた走り出した。そして、またある人の所に向かった。
「ゼァ、ゼァ、なっ、中西!」とまた俺は息を切らしながら言った。
「何ですか?先輩凄い汗出てるし息も切れかけてますよ?」と冷静な口調で無表情でいる人は学園の冷酷なマドンナ 中西 綾音高校二年生で俺の後輩だ。
俺は切れかかった息を整え深呼吸を今度は二回し、手に持っていた一つの手紙を差し出した。
「これ読んでくれないか!」俺がそういうと中西は平然とした顔で
「分かりました」と冷静な口調で言ってきた。
俺は少し驚きながら
「へっ、返事は後でいいから」と言うと中西はコクリと頷き歩いて行った。