第11話 激アツ!!タケシVSオタク連合!!
朝焼けが赤く空を染めるころ、筋肉町の中心部に不穏な空気が立ち込めていたッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!
「我ら、オタク連合……この町の“知識の筋”を支配する者たち……!」
その声を発したのは、推しグッズで身を包んだ知の暴君、アニマエール高橋ッッッッッッ!
彼の背後には、
・「BL1000冊読み切った漢」腐力系戦士ふじょ太郎
・「初音ゲーヲタ戦士」連打拳のビーマニ源
・「フィギュア鑑定士」目利きのPVC田中
……など、筋金入りの知識筋オタクがズラリと集結し、“オタク連合”と呼ばれる最強チームを結成していたッ!!!
「筋肉の時代は終わった……!! これからは情報と愛と推しの時代だ!!!!」
「そうはさせるかァァァァァ!!!」
俺は殴りかかった!!
赤き肉体、焼け焦げるほどの熱量!!
「筋肉が世界を救う!!! 今日は筋トレ日和だなッッ!!!」
バキィィィン!!と空を裂いて現れるは、黄金の血を持つ精霊召喚士ッッッッッ!!
「静かに燃えろ…精霊魂ッ……!」
その名も……ゴールデン彰人!!!
修行の一環で全身を金に染めた男、現役最強の精霊使いにして、ハムストリングの魔術師ッ!!!!
さらに!!!
「出陣する時が来たか……我が王国にパンツの恥はなしッ!!!」
風をまとい、白銀の布をたなびかせて現れるは、伝説のパン一皇帝——
ブリーフ帝ッ!!!
「……アアッ!!ムクドリがいっぱい!!(観客の妨害)」
オタク連合は即座に、千体のフィギュアで陣形を組み「萌えのバリケード」を形成‼️
高橋は言うッッッ!!
「お前の筋肉は、この“予約特典つき”の壁で届かぬわッ!!!」
俺は返すッッッッッッッッ!!!
「この拳で、特典の壁をぶち破る!!」
筋肉奥義・超胸筋回転破砕拳!!!
バリバリバリィィィィンッ!!
PVCが砕け散り、限定版がプレミア付きでオークション行きに!!
ふじょ太郎&ビーマニ源が襲いかかる!!
「この“男の友情”を“攻×受”でどう解釈する!!」
「1秒間に16連打できるか!? 筋肉じゃ無理ぃ!!」
彰人は静かに言うッッッッッッッッ!!
「……解釈違いは……滅す。」
金剛脳筋モード・ゴールドインテリ解脱斬!!
彰人の脳が輝くッ!!筋肉で精霊を強化し、あらゆる早口理論をカウンター!!
「攻×攻×筋肉×精霊……最高やんけ!!!」
PVC田中が光るサイリウムを抜刀ッッッ!!舞い散るサイリウムの波動でブリーフ帝の目を封じる!!
「ブリーフの型は一つではない……見るがよい」
帝国奥義・六羽布舞!!!
ぱあああぁぁぁん!!!!!
六枚のブリーフが空中でカーテンのごとく舞い、サイリウム光線を吸収!!
「まさか……布が……光を断つとはッ!!」
「パンツこそ光!! パンツこそ覇道!!!」
半裸とパン1とオタクの変態の集まりじゃねえか。
唯一まともなの彰人だけかよ。
「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
俺×彰人×ブリーフ帝が合体!!!!!!
叫びとともに地面が割れるッッッ!!
「筋肉・ゴールデン・ブリーフ・パンティィィィィィ!!!!」
ビーム筋肉!!!
全てを吹き飛ばすッッッ!!!
オタク連合「クッ……だが我々は……第二形態があるッ……!」
さあどうなる!?




