バレンタインだよ!筋肉タケシ
朝日が筋肉の上を優しく照らす――。
俺は筋肉タケシ!! 筋肉王になる男だぜえええええええ!!!!!!!!!!!!!
バレンタインデーの朝、目覚めた俺はふと違和感を覚えた。なんだか外がざわついている……。
「なんだぜええええええ!!!!!!!!!!!!!」
窓を開けて外を見るとっっっ!!!!!!!!
家の玄関に7000人の人だかりができているではないか!!
その半分はキラキラした目で手作りチョコを持つ人々、もう半分は燃えたぎる闘志をみなぎらせて拳を握る連中だぜええええええ!!!!!!!!!!!!!
「タケシさーーーん!!! チョコ受け取ってくださーーーい!!!」
「タケシ!!! 筋肉勝負だァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!」
俺は思わず笑ってしまったぜ!! 愛と筋肉、どっちも俺にふさわしい!!
まずはチョコを受け取るぜ!! ここでチョコを拒否するなんて筋肉王の名が廃るぜえええええええ!!!!!!!!!!!!!
「ありがとうだぜえええええええ!!!!!!!!!!!!!」
俺がひとつひとつ受け取るたび、歓声が上がる。
「タケシさん大好きーーー!!!!」
だが甘さに酔いしれる暇なんてない。チョコタイムが終わると同時に、戦いの時間が始まるぜ!!!!!!!!!!!!!
「来いよ、全員まとめてかかってこいだぜええええええ!!!!!!!!!!!!!」
挑戦者たちが次々と襲いかかるぜえええええええええ!!!!!!!
「タケシ、俺の筋肉と勝負だァァァァァァ!!!!」
「筋肉王なんて名乗るのはまだ早いぜええええええ!!!!!!!!」
だが――俺に隙はない!!!!
「筋肉!! ブレイク!! クラッシャーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
俺の必殺技が炸裂するたび、挑戦者は吹き飛んでいくぜえええええ!
「やっぱりタケシさん最強だーーー!!!!」
「筋肉王にふさわしい男だぜええええええ!!!!!!!!!!!!!」
最終幕:勝利と甘さの余韻だぜええええええ!!!!!!!!!!!!!
戦いが終わった後、俺はチョコを一口食べて思ったっっっっっっっっ!!!!!!!!
「甘さも筋肉も、どっちも最高だぜええええええ!!!!!!!!!!!!!」
太陽はまだ空の真ん中だっっっっ!!!!!!!!!!!!
だが、筋肉タケシのバレンタインはこれで終わりじゃねえ!!
明日も俺は鍛えるぜ!!!!!!!!!!!!!
筋肉王の道は、甘さと闘志で満ちているからな!!!!!!!!!!!!!




