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みちのくダンジョン・ハイスクール・ボーイ~ランキングより好きに生きていいですか?何か問題でも~  作者: 白神ブナ
第5章 秀麗無比なる

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第117話 閃光

「お腹すいたね」


「ああ、そうだな。鳥海山(ちょうかいさん)鉾立(ほこだて)で食事しておけばよかった」


「俺さぁ、アイテムボックスに乾燥させたトウモロコシがあるんだけど」


「お前、マグマの熱でポップコーン作ろうと考えているだろ」


「あ、バレちゃった?」


「でもさ、もうそろそろ終わるんじゃない? 魔王の独演会。

……ってか、もう終わっているじゃん! ヤッバ…」


魔王は赤い目で、俺たちをギロリと睨みつけていた。

今さらだが、慌ててドンパンと俺は背筋をピンと伸ばして正座した。



「お前ら、聞いていたんだろうな。わしの壮大な物語を」


「はい、聞いておりました。

途中で寝ちゃいそうになりましたが」


「あらら 八王子、バカ正直すぎ…、」


「なんだと? 最上忍。

そんなにつまらなかったのか。

どこだ、どこで寝ちゃいそうになったのか。申して見よ」


「辰子姫との間に生まれたのがお前の先祖だ、のあたりで」


「それ、冒頭部分じゃないか」


「ですね」


「なんと、冒頭部分でブラウザバックされるとは……

そんなにつまらなかったのか、わしの物語は。

やっぱり、テンプレ通りに物語が始まらないと、

ワクワクしないということか。

最近の若者には、苦労話はNGなのか……」


魔王は、ショックのあまり、がっくりと肩を落とした。

落した肩がプルプルと震えている。

泣いているのか。

笑っているのか。

俺にはその判断がつきかねた。


「お前ら、魔王の真の怖さがわかっていないようだな」


ん? 怒ってる?


「このダンジョンを運営してきたのは、このわしだと言っておる!

いいかげんに、わしを恐れろ、

そして、泣きながら命乞いをしろ!!」


魔王……急に本気出した?


「さっきまではプロローグだ。ここからが本編。

お前らがどれだけカスな存在か、このわしと戦って思い知るがよい。

魔王をバカにしたにするとこうなるのだ」



魔王はマントを翻した。

ヒュウーと強風が吹いて、俺とドンパンは飛ばされそうになり、

必死に床の赤いカーペットにしがみついた。

だが、二人ともカーペットごと天井まで飛ばされてしまった。


魔王は笑う


「ハハハハハ……、この攻撃はどうだ」


続けて火球が、俺たちを狙って飛んでくる。

ドンパンは、空中回転しながら火球をうまくかわしていた。


俺は空中に舞っていたカーペットの端をつかんで丸めて、火球めがけて振りまわした。

バットになったカーペットは、火球の中心を捕えた。

そのまま魔王めがけて打ち返す。


カキーン


「おっと、残念。ファールだ」


魔王は笑いながら、次の手に打って出た。

俺を狙って光線を放ってきたのだ。


「これって、雷ですかー?」


「雷ごときに震えてるようじゃ、まだまだガキだな」


「怖くないよーだ。環境応答のスキルありがとさんです!」


俺は、跳躍して魔王の肩に乗り、二つの角を握った。


「環境応答。

はい、プラズマ最短距離。

できれば、ここ」


雷は、二つの角に落ち、閃光が飛び散った。


ドカーン、バチッ、バチッ


魔王の髪の毛はチリチリに焦げた。


「アフロヘア―、よくお似合いですよ」


プラズマ状態に環境応答した俺は、発光体になって魔王の肩の上で笑った。


「そうか、そうきたか。ハハハハハ……

やっぱりわしの血筋よのう、それくらい強くなくっちゃ。

能力を与えた甲斐があるってもんよ。

だがな、冥界層で発光体は目立ち過ぎだ。やめとけ」


俺は魔王の角を力いっぱい引き抜こうとしたが、抜けるわけがない。

それでも反撃し続ける。

頭や肩や背中を、めちゃくちゃに殴りまくった。


魔王は戦いながら傷を負っても、不気味に笑っている。


あれは本当に喜んでいるのか。

それとも、イカれているのか。


スキル環境応答解除。

何をやっても手ごたえが無い。

パワーを無駄遣いしてしまった。





「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるのっ……!」


と思ってくださったら


下にある☆☆☆☆☆から、

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面白かったら星5つ、

つまらなかったら星1つ、

正直に感じた気持ちでちろん結構です!


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