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みちのくダンジョン・ハイスクール・ボーイ~ランキングより好きに生きていいですか?何か問題でも~  作者: 白神ブナ
第5章 秀麗無比なる

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第109話 ハヤブサさん?

あのヘリコプターは、敵なのか、味方なのか。


すると、ホバリングしているヘリコプターのドアが開いて、見覚えのある顔が俺を呼んだ。


「ハチ王子! 早く、こっちに乗るんだ!」


ハヤブサさん!

やっぱり、助けに来てくれたんだ。

ありがたい。


俺は安心して、環境応答を解除した。

それから、風に飛ばされないように柵を乗り越え屋上に転がり落ちた。


「気を付けろ。ほら、手を貸すから」


ハヤブサは、ホバリング中のヘリのドアから半身乗り出して、腕を伸ばしてきた。

できるだけ風をうけないようにかがんだ姿勢でヘリまで走って、その腕に捕まった。

ハヤブサは、思いっきりヘリの中へと俺を引き入れてくれた。




ドアは締められ、ヘリコプターは上昇した。

眼下には、ダン高専の校舎と、混乱している校門前の模擬店の様子が見えた。


「はぁ、助かったぁ。ありがとうございます。

ハヤブサさんが来てくれなかったら、どうなっていたことやら……」


「大変な思いをしたね。もう大丈夫だよ」


「よく俺が壁と保護色になって、壁を登っているってわかりましたね」


「あ、ああ。それは、サーモグラフィ画像を見ればわかるよ」


「ハヤブサさん、さすがっすね。

ハヤブサさんもサーモグラフィ画面を出せるなんて、俺知りませんでした」


「それは、上級探索者だったら常識だよ、ハチ王子」


俺は、なんとなく違和感があった。

ヘリが屋上でホバリングしていた時には、まだ俺は環境応答を解除していないから、俺が登ってきたのは見えないはずだ。

それなのに、屋上に到達する前から、俺が屋上を目指していることをハヤブサは知っていた。


謎だ。

ちょっと、カマかけてみるか。


「いやぁ文化祭って、面倒くさいですね。

俺、こんなに文化祭をぐちゃぐちゃにしちゃって、

桜庭に怒られちゃうなぁ」


「大丈夫だよ。妹にはわたしからよく言っておくから」


「……」


「どうした、ハチ王子」


「……、助けてもらって言うのもなんですが、あなた、どなたです?」


「いやだな、ふざけているのかい。ハチ王子」


「あなた、ハヤブサさんじゃない」


「おっと、冗談がすぎるなぁ。ハヤブサだよ。

どうした、まだ気持ちが動転しているのかい」


「ハヤブサさんは、妹の事をめったに妹と呼ばない。

大抵は、名前で呼ぶんだ」


「たまには、違った呼び方をする時もあるさ」


「それから、さっきから気になっているんですけど、

俺のことをハチ王子って呼ぶのは配信中だけですよね。

これ、今、配信してます?」


「あ、ああ、これから配信するつもりで、

気持ちを配信モードにしていたんだ」


「俺が壁を這い上がっているのをサーモグラフィで見ながらですか?」


「そうだよ」


「それ、無理っぽくね?」


ハヤブサと俺は気まずい空気の中、黙りこんだ。

ヘリの中は操縦中の機械音だけがやたらとうるさい。


そこを、俺から質問してみた。


「さて、問題です。ハヤブサさんの妹の名前は?」


「……」


「ハヤブサさんの妹の名前は?」


「……」


偽ハヤブサは、諦めたような溜息をついた。


「……予定より早く見破られてしまったか」


ハヤブサに変装した男は、ハヤブサの仮面をゆっくりと剥がした。


ベリッ、ベリベリッ…


仮面を剥がしたその素顔は……


「早く、仮面を取ってくださいよ」


「取ったよ。これが素顔だ」


仮面を取っても、その下はイケメンだった。

かつらを取ると、金色のウェイブかかった長髪がサラリとあらわれた。


「ほぇ~、ハヤブサさんの色違いだ」


「人間に色違いなんてないからな。

それを言うなら()()()()って言うんだ」


「あ、そっか。でも、似ていない」


「どっちだよ!」


「ハヤブサさんのほうがイケメンだもん」


「そんなはずはない」


「いやぁ、あんた、ハヤブサさんに負けている」


「なんだと? …って、わたしがムキになってどうする。落ち着こう」


「そうだ。落ち着こう」


「君に言われたくないね。

そんなことより、『お前は誰だ』って聞かないのか」


「あ、そうだった。お前は誰だ」


「なんだかなぁ。

強制的に質問させて、それに答えるのもなぁ。気分が乗らない」


「そんなもんですか」


「そんなもんだよ。ここまでうまく行ったのに、

さっきからハチ王子がしゃべりだすと、なんだか調子が狂うな。

君と話していると頭が痛くなるって言われないかい?」


「よく言われます」


「やっぱり」


ヘリコプターの中は、再び気まずい空気が流れ沈黙が続いた。


「ちょっと、いいですか?」


「黙れ! 喋るな、バカがうつる」


ちょっと聞こうとしただけじゃん。

そんなに怒らなくたってよくね?




「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるのっ……!」


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