5話出会い
昨日は、更新できなくてすいません。睡魔に負けました。
「ここが、俺の新しい世界か。で、何処に迎えばいいんだ。やべー師匠に聞いておくべきだった。」そう言いながら俺は、気配関知を使用した。
俺の気配関知は、半径10キロの広さをカバーできる。
するとここから5キロぐらい離れた所にゴブリンの集落を見つけた。
そして、そこには捕らえられている人がいるのに気づく。そしてその近くには、他のゴブリンよりも強い気配を放つゴブリンが5体と、さらに強い気配を放つゴブリンがいた。恐らくゴブリンロードとゴブリンキングだろう。修行の時に倒したことのあるモンスターでレベルは、そこまで高くはなかった。
(仕方ねえ、助けに行ってやるか。この世界で暮らすための資金も必要だし、この[クロノス]の力も試したいし。そういえば俺、[クロノス]の能力よく知らねーんだよな。)そう言いながら俺は、[クロノス]に能力鑑定を使う。
武器名:[クロノス]
武器種:ダガー
武器レアリティ:SS
能力
肉体の時間停止[相手にダメージを与えたときそのダメージに応じて相手の肉体の時間を止める]
継続ダメージ[この武器が刺さっている間相手に、1秒毎に極少のダメージを与える。この能力による継続ダメージを相手が受けるとき相手の時間を1秒間止める]
「やべー明らかに強すぎる、まあ師匠の武器だから仕方ないけど。この武器はあまり人に見せない方が良さそうだな、能力がばれると厄介だ。」そう言うと俺は、[身体強化]と[神速]を使用しゴブリンの集落を目指す。
1分ほどでゴブリンの集落にたどり着いた。
そこで[神速]だけを解除する。
すると門番らしきゴブリン2匹が俺に襲いかかる。
俺はその攻撃を避けつつ[クロノス]で迎え撃った。ゴブリンの首は驚くほど簡単に落ちた。
「切れ味最高だな、流石師匠の武器。やっぱり無闇に[クロノス]を使うのは止めた方が良さそうだ。まあゴブリンは皆殺しだから関係ないけど。」
俺は[隠密]を発動させ集落に入る。
そして見つけたゴブリンを殺して回った。
そして残りは、気配関知で確認したゴブリンロードとゴブリンキングだけである。俺は、6体の居る家らしき建物に火を放った。
そして出てきたロード達を全て殺し、[隠密]を解除し出てきたキングを取り押さえて質問した。
「お前が、ここの王のゴブリンキングだな。質問だ、何故お前らゴブリンが人を生け捕りにする?」
「ソレハ、ショクリョウニシテ、タベルタメ」キングは片言の言葉で答える。
「食料にするのが目当てなら、殺して運んできた方が早かっただろう。嘘をつくな、そこに転がっているお前の仲間のようになりたいのか?」するとキングはこう言う。
「オレハ、タダ、タノマレタダケダ」
「誰に頼まれた?」
「イエナイ。イウトコロサレル。」
「状況を理解していないようだな。これは、もはや質問では、無く尋問だ答えたくなければそれでいい、ただ死ぬだけだからな。」俺は、キングを落ちていた短剣で切りつけた。「俺は優しいからもう一度だけ聞いてやる。誰に頼まれた?」
キングは、怯えた表情でこちらを見てくる。「ホントウハ、バレスサマニタノマレタ。」
「バレスとは誰だ?」俺はさらに聞く。
「マオウグン、シテンノウノヒトリデ、ココカライチバンチカイクニノ、ベルナールオウコクヲオサメル、カイラスサマノブカデス。」
「何のために?」
「ワカラナイガ、ツカマエタモノノ、シュゾクトカンケイシテイルカト。」
「種族?その者の種族は何だ?」
「エルフデス。」
「そうか、ありがとう解放してやろう。」俺は短剣を捨て、捕らえられているエルフの元に向かった。だが拘束から解放されたキングは、短剣を拾い上げ俺に襲いかかってきた。「まあ、知られた以上そうするわな。俺でもそうするし。もともと皆殺しにするつもりだったし。」
そう言って俺は、蹴りで短剣を落とさせ、さらに[クロノス]で首を切り落とす。俺は改めてエルフの元に向かう。エルフは鎖に繋がれてぐったりとしてはいるが、息はある。
「おい、大丈夫か?」俺はそう聞いてヒールをかけた。するとエルフは目を覚まし「貴方は、誰ですか?」と聞いてきた。
「俺の名前はカゲミヤ.タスク。あなたのことを助けに来ました。」
続く
次回から王国を目指します。