4話最終試験
遂に師匠のもとでの修行編が終わりました。
ここに来てからどれくらい経つだろう。俺はゴブリンを倒してから森を一人で歩き回ってボスモンスターを探していた。途中でスライムやゴブリンに襲われつつも、俺は順調にそれらを狩っていった。レベルもすこしは上がっているだろう。流石に疲れてきたので、近くの洞窟に入り休むことにした。しかしその洞窟に入った瞬間に空気が変わった。恐らくここはダンジョンになっているのだろう。ダンジョンを進む前に俺はステータスをオープンした。
カゲミヤ.タスク
性別:男
Lv12
年齢:17
種族:人
職業:弟子
状態:時間停止
能力値
HP:800
MP:350
SP:350
ATK:350
DEF:350
AGI:350
スキル
LvUP速度5倍
全属性魔法使用
魔法全反射
能力鑑定
能力略奪
能力付与
アイテムボックス
恐怖耐性
隠密
気配関知
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ユニークスキル
未入手
称号
世界を渡りし者
「まじか、ゴブリンとスライムを何体か倒しただけなのにレベルが12になってる。恐るべしLvUP速度5倍」俺はステータスを閉じるとダンジョンを進んだ。すると少し開けた所に出た。その時だった、突然狼のようなモンスターが大量に現れたのだ。俺は流石に少し焦ったが、すぐに落ち着き能力鑑定を行う。
ウルフ
Lv5
年齢:3
種族:狼
状態:興奮
能力値
HP:100
MP:100
SP:100
ATK:200
DEF:50
AGI:200
スキル
無し
さっきまでの魔物と比べて明らかに強い、それに数が多すぎる。
それにさらに不味いのは、その後ろに一匹ステータスが他のウルフに比べて桁が違うのがいることだ。
恐らくこいつがボスモンスターだろう。
ブラックウルフ
Lv10
年齢:8
種族:狼
状態:興奮
能力値
HP:250
MP:300
SP:300
ATK:350
DEF:50
AGI:350
スキル
気配関知
「嘘だろ、俺とステータスあんまり変わらねえじゃねえか。」俺は、この状況を切り抜ける方法を必死で考える。そして思い付く、まだ俺が試していない戦闘方法、魔法を。「確か師匠は、頭でイメージすれば使えるっていってたよな。」
俺は、頭でできるだけ広範囲の攻撃魔法をイメージする。
次の瞬間、ウルフとブラックウルフが一斉に飛びかかってきた。それと同時に俺は、「サンダースパーク!!」そう唱えた。
するとウルフ達は全て絶命した。そして辛うじて生き延びたブラックウルフに、俺は、とどめを刺した。それと同時に、俺は倒れてしまった。
目覚めると俺は師匠の家のベットにいた。
師匠が話しかけてくる。
「おはよう、そしてまずは、私の空間突破おめでとう。レベルも少し上がったみたいだね。」
「師匠、俺は何故倒れたのですか?」
「それは、君が魔力量に合わない魔法をイメージして使っちゃったから意識を失っちゃったんだよ。まあレベルが上がればそんなことも少なくなるから。じゃあ朝食を食べたら修行再開よ。」
「はい。」それから俺は、段々とレベルが上がる師匠の空間をクリアしていった。そして気がづけば、5年程の時間が経過していた。まあ5年と言ってもこの空間と俺は、時間が止まってるから17のままだけど。服などは、師匠のスキル物体創造で汚れなく動きやすい物を用意してもらった。
「もう貴方は充分に強いわ、ここで最終試験といきましょう。試験内容は簡単よ、私に攻撃を一撃いれることよ。」俺はそれを聞いて驚いてつい「師匠に一撃を?無理です。まだ僕には、そんな力ありません。」そう俺が言うと
「そう思うなら自分のステータスを確認してご覧なさい。」俺は、言われるままにステータスをオープンする。
カゲミヤ.タスク
性別:男
Lv326
年齢:17
種族:人
職業:弟子兼魔法剣士
状態:時間停止
能力値
HP:16500
MP:20000
SP:20000
ATK:15000
DEF:10000
AGI:25000
スキル
LvUP速度5倍
全属性魔法使用
魔法全反射
能力鑑定
能力略奪
能力付与
アイテムボックス
恐怖耐性
隠密
気配関知
神速
身体強化
威圧
魔法衣
????
ユニークスキル
リミットブレイク
下克上
称号
世界を渡りし者
冷酷なる殺戮者
人の道を踏外し者
「師匠、ステータスが物凄い事になっています。」
「当たり前でしょ、貴方あんな事を5年間も続け来たのよ。それじゃ早速始めましょう。空間展開。」俺に拒否権はないわけね。「手加減をしても貴方のためにはならないから、全力でいくわ。」そう言うと師匠は力をこめる。その圧は恐怖耐性を持っていても足がすくむほどっだた。俺も力をこめる。お互いに魔法反射を持っているため体術で戦うしかないのだ。恐らく魔法の直接的干渉でなければ大丈夫だと思う。例えば、土魔法で土を動かし攻撃をする分には、反射の対象には、ならないだろう。だが今は、体術で戦う。
「さあ、どこからでもかかってきなさい。」俺は、その言葉を聞いて全力で仕掛ける。すると師匠は「遅い!」そう言いながらカウンターを決める。そして体制を崩した俺に連撃をいれる。一撃一撃が重く、意識が飛びそうになる。だが俺は、諦めていなかった。俺はユニークスキル[リミットブレイク]を発動させた。このユニークスキルは、自分のステータスの限界を30秒間越えられるが、使用後5分間動けなくなる。
「いい判断ね、でも30秒で決めなければ貴方の負けよ。」
「それだけじゃねーよ。[下克上]発動!!」
ユニークスキル[下克上]は、自分と相手のレベル差を埋めるスキルだ、俺と師匠のレベル差だと持って10秒だろう。さらにこのスキルは、使用後意識を失う。ゆうならば、諸刃の剣だ。そして連撃を繰り出すが全てかわされてしまった。だが俺は、諦めていなかった。自分の全力を込めた最強の一撃を繰り出す。それが師匠の肩をかすった。そして、下克上の反動で意識を失った。目を覚ますと、師匠が
「おめでとう、最終試験合格よ。)そう師匠は言うと師匠は俺に愛用武器[クロノス]を俺に渡し。笑顔で(これを私の代わりに持っていきなさい。」と言った。師匠は次元に穴を開けると、「ここを抜ければ貴方の冒険が始まるわ、さようなら。貴方が魔王を倒したら会いにいくわ。」
(師匠今までありがとうございました。必ず魔王を倒します。」俺は、何故かとても悲しかった。だが俺は先に進まなければならない。
「いってきます。」
「いってらっしゃい。」
俺は、穴の外に出た。ここから俺の第2の人生が始まる。
続く
次回からは、ヒロイン達が、いよいよ登場します。