3話ステータスと修行開始
修行編始まりました。
「修業って具体的に何をするんだ?」
「まずは、君の能力の説明を一通り済ませちゃおうか。手始めに私のステータスを鑑定してみてちょうだい。」
「鑑定スキルってどうやって使うんだ?俺なにも知らないんだけど。」
「簡単よ、ただ鑑定スキルを発動させて見るだけ。」だからその発動のさせかたがわかんないんだって。俺は、そう思いつつも一様やってみる。頭のなかで鑑定スキル発動と唱えた。すると師匠のステータスが見える。それを見て俺は、絶句した。
アルブ.ネオ.マキナ 性別:女
Lv999(MAX)
年齢:????
種族:女神の使徒
職業:魔法剣士
能力値
HP:(MAX)
MP:(MAX)
SP:(MAX)
ATK:(MAX)
DEF:(MAX)
AGI:(MAX)
状態:時間停止
スキル
オールスキル
ユニークスキル
時間停止
時戻し
時飛ばし
絶対空間
未来予知
称号
時の支配者
空間の支配者
華麗なる偽装者
世界を見守る者
この世界の事をあまり知らない俺でもわかる、このステータスは異常だ。全ての能力値がカンストされてる。恐らくこの人が本気でやればこの世界は、一瞬でなくなるだろう。「師匠このステータス強すぎませんか?」
「それは、果てしない時間の間この時の止まった空間で魔力をだし続けているんだから、レベルがカンストしていてもおかしくは無いわよ。」
「何故か師匠の年齢が見えないのですが、華麗なる偽装者とは、そういうことですか?」少し背中がゾクッとした。振り返ると師匠が無言でこちらを睨んでいた。それを見て俺は、すぐさま話題を変えて「師匠、自分のステータスを見るにはどうすればいいのですか?」と聞く。すると師匠は、何事も無かったように
「それは、簡単よステータスオープンと言えばいいのよ。」今回は分かりやすかった。
「ステータスオープン」俺がそう唱えると視界に自分のステータス表が見える。
カゲミヤ.タスク
性別:男
Lv1
年齢:17
種族:人
職業:弟子
能力値
HP200
MP:50
SP:50
ATK:50
DEF:50
AGI:50
状態:時間停止
スキル
LvUP速度5倍
全属性魔法使用
魔法全反射
能力鑑定
能力略奪
能力付与
アイテムボックス
恐怖耐性
????
ユニークスキル
未入手
称号
世界を渡りし者
「師匠、このステータスは強いのでしょうか?」
「レベル1でこれくらいなら申し分ないわね。それにスキルは女神に貰ったスキルだけにチート並よ。」貴方にそれを言われても、誉められてる気がしない。
「ステータスはわかった。じゃあ早速修行を始めてくれ。」
「せっかちさんね、わかったわ修行を始めましょう。空間展開、魔獣召喚レベル設定1~5、ボスモンスターレベル10」師匠がそう言うと空間に穴が空き他の空間が現れた。「じゃあ早速だけどこの空間の中で頑張って生き延びてね。ボスモンスターを倒したら終わりだから。」
「師匠ちょっと待ってまだ魔法の使い方も教わってないんですが。それに武器もないのですが。」そう師匠に訴えると。
「武器は、現地調達。魔法は、頭でイメージしたらその魔法が使えるから。あと、MPを使いきったらしばらく動けなくなるから気を付けるようにね。じゃあ死なないように気を付けていってらっしゃい。」師匠に蹴られ、俺は空間の中に入った。
「あの師匠無茶苦茶過ぎるよ。どうすんだよこの状況。」そんなふうなことをぶつぶつ呟いていると、ガサガサと草が揺れて突然モンスターが現れた。見た目的にゴブリンだろう。ゴブリンがなにかを言う。
「にんげん殺す」
恐怖耐性スキルがなければ動くこともできなかっただろう。俺はステータスの鑑定を行う。
名無し
性別:男
Lv1
年齢:20
種族:ゴブリン
能力値
HP50
MP:2
SP:20
ATK:15
DEF:5
AGI:10
スキル
無し
ユニークスキル
無し
称号
無し
強くは無い。おそらくゴブリンは魔物の中でも弱い方なのだろう。ゴブリンは突然飛びかかってきたが、俺は驚くほど冷静だった。ゴブリンの攻撃をかわしてすかさず腹に蹴りを入れる。するとゴブリンは4~5メートルほど後ろに吹き飛び、木にぶつかり気絶した。俺はゴブリンから短剣を奪いゴブリンにとどめをさす。俺の初めての戦闘は案外あっさりと終わった。
「あの子の戦闘センスは物凄いわね。先が楽しみね。」
続く
修行編完結です。