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あまりにテンプレなクソ平坦異世界転生物語  作者: なめ茸さん
完結編
39/43

35話人狼の英雄

ロイを忘れていたわけではありません。

「あの敵は相当手強いです。ルーシェさんここは連携攻撃を仕掛けて攻撃のタイミングを相手から奪ってしまいましょう。」レーネがそう提案すると。


「わかったそれでいこう。」


「作戦は決まったようだな。さあ足掻いて見せろ。もっとも足掻ければの話だがな。」クレイグは、そう言って右手を前に出す。すると魔方陣が現れて黒い玉が出現しレーネめがけて飛んでいく。それをレーネは拳ではなく腰にさしていた、短剣で斬る。


「それが貴方の攻撃ですか?」


「今のは、挨拶だ本番はここからだぜ。」そう言うとクレイグは?両手を付きだし先程の魔方陣を展開するただし今回は、1つではなく無数に展開する。


「これだけの数をさばけるかレーネ?」


「分からないでもやるしかないよルーシェさん。」二人はその無数の黒い玉をさばきだす。


「魔力切れまでまてば勝ち目はあるよルーシェさん。」レーネがそう言うと。


「いやそれは無理だと思う。あいつは恐らく魔法ではなく魔術の使い手、魔法が体内の魔力を使うのに対し。魔術は空気中の魔素を使っているさらにここは魔王城内空気中の魔素が尽きるとも考えにくいそれこそ何千何万の数の黒い玉をさばかなければならない。だから私達が勝つ方法は1つどちらか片方が黒い玉をすべて引き受けもう片方がクレイグを倒す。」ルーシェが言った作戦はほとんど無謀なものだった。だが。


「わかったルーシェさんそれでいこう。」


「おいおい、喋ってる余裕なんかあるのか?」クレイグはが魔方陣を展開させながら言う。


「それならばレーネ黒い玉は私が引き受ける。だからお前はやつを倒してこい。」


「わかりました。私が倒すまでなんとかお願いします。」そう言うとレーネは[鬼化]を使用してクレイグに殴りかかる。


「考えたな。だが」ドンッ レーネの拳が届く前にクレイグの蹴りがレーネの腹に入る。


「我が魔術しか使えぬと思うたか。」クレイグは、両手で魔方陣を展開しながら脚でレーネを相手にする。


「強い。でもあの人なら諦めない。」そう言ってレーネは再びクレイグに攻撃を仕掛ける。だがその攻撃はかすることも叶わず脚だけでいなされ蹴りをいれられる。


「鬼族とはこの程度ですかそれならばあそこの人族が闘った方がよほど強いだろう。まあこれで終わりだがな。」するとクレイグの脚が光だす。


「まさか強化魔法ですか。」


「その通りだ。我が使えるのは魔術だけでは無い。眠れ‼」そう言うとクレイグは一気にレーネのもとに詰めより渾身の一撃を叩き込む。するとレーネは。


「カハッ」と声をあげて吹き飛び。後ろの壁に叩きつけられた。


「レーネ!!」ルーシェはレーネの方を向いて呼び掛ける。


「よそ見とは余裕だな。」黒い玉がルーシェの剣を弾いた。


「しまっ」次の瞬間数百の黒い玉がルーシェを襲った。


「これで終わりだな。」


「いやまだ終わって無いぞ。」ルーシェは剣を拾い上げ構える。(直前で[硬化]を使用してなんとか耐えれたがもう動けない。どうするか。)


「その意地に敬意を込めてこの技で決めてやろう。」するとクレイグの目の前に巨大な魔方陣が出現した。


絶望の黒球(デスボール)!!」魔方陣から巨大な黒い玉が出現しただが今までの玉よりも遥かに禍々しいオーラを放っている。


(ここまでか。すまないタスクそして大好きだぞ。)少女(ルーシェ)はすべてをあきらめた。


「ルーシェさん逃げて‼」


刹那ルーシェの前の絶望の黒球(デスボール)が半分に割れた。そこに立っていたのは。片手剣を二本持った青年だった。


「お前は‼あの時の」


「ロイだ助けにきた。」


「我が絶望の黒球(デスボール)を斬るとはなかなかだな、だが我には、勝てぬ。」するとクレイグは再び魔方陣を展開し黒い玉を無数に出現させる。だがそれらを全てロイが叩き斬るその動きはまるで舞踊のようだった。


「凄い。」レーネは心の底からそう思った。だが自分を誘拐した(洗脳されていたとはいえ。)犯人が自分達を守ってると言うのも中々不思議なものである。


「確かルーシェだったな。動けるなら少し離れて休んでいてくれ。ここは俺が引き受けた。」


「だがそれではお前が」


「大丈夫だ俺はあの頃のように弱くはない。」


「すまない任せた。」


「我の魔術を全て斬るか面白いこちらも本気でいこう。」するとクレイグは新しい魔方陣を展開してそこに手を入れて剣を二本引き抜く


「これは魔剣ダグラスとダグネスだ。」クレイグも剣を構える。


「行くぞ。」二人の剣はは同時にぶつかり合った。そして二人はまるで演舞のような闘いを繰り広げる。実力はほぼ互角。


「貴様は、強いな。だが我の方が上だ魔剣解放」するとクレイグの二本の魔剣が黒い邪気を放ちその邪気がロイを襲う。その邪気はまるで意思を持った生き物のようだった。


「これは俺も本気を出さなければ不味いな。はあぁぁぁぁぁぁ」ロイを黒いオーラが纏う。そしてそのオーラに当り邪気が消えた。その中でロイは、その姿を変えていく。そして完全に姿が変わった。その姿はまさに人狼。


「貴様は、人狼だったか。面白い‼叩き斬ってやろう。」クレイグが剣をふると邪気が龍の形となりロイを再び襲う。だがロイがその邪気を斬り伏せる。そして一気に距離を詰めてクレイグ背中を切り裂く。そしてクレイグはその場に前向きに倒れ。


「我の負けか認めよう貴様は我よりも強い。誇るがいい。」クレイグは絶命した。


続く





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