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あまりにテンプレなクソ平坦異世界転生物語  作者: なめ茸さん
完結編
37/43

33話魔王を越えし者

すいません更新できてなくて忘れてました。

俺たちは今、魔王城の目の前にいる。


「じゃあ作戦通りに行こう。」


「「わかった。」」俺の合図と共に、マッドハッター討伐作戦は決行された。


「アキさん、突然の召集でしたがどうしたのですか?それに何故裏切り者まで一緒に?連行してきたというわけでは無さそうなので、あなた方もですか?」マッドハッターは僕に問いかける。


「時期にわかるよ。」僕がそう言ったとき。警告が魔王城に響き渡る。


「どうしたのです?」


「ご報告します‼たった今、何者かに新入されました。」


「わかりました。各階層の守護者は直ちに戦闘配置に、私はここから動けないようですので。もう気づいているようなので隠す必要も無いようですね。そうです。魔王アルグマグナを私は支配しています。どうです?私にかかれば魔王ですらこのようにでき!?」


マッドハッターが自慢げに話している間に詰め寄ったゼータが右足で吹き飛ばした。


「あんまり調子にのんじゃねえよ。ごみが。」ゼータの目はまさにごみを見るような目だった。その時アルグマグナが動き出した。その瞬間、僕は得意の空間魔法でアルグマグナとバリシアスさんと僕を隔離する。これでアルグマグナをマッドハッターから引き離せる。


「不意打ちとは酷いじゃないですか。」僕の攻撃が効いてない。さしずめ咄嗟に硬化してダメージを押さえたのだろう。


「酷いって言っても僕の攻撃を全部防いだじゃないですか。」


「そうですね。その前にそのしゃべり方じゃなく素の感じでいいですよ。」マッドハッター今までにない違和感を今のゼータから感じていた。だがそれでも関係なくマッドハッター戦いを続けることにする。この選択が勝負の命運を左右することになると知らずに。


「そうか、それは助かる。それじゃあ続きを始めようか。」するとマッドハッターは糸を出し始め


「始めましょう。」魔力のこもった糸を使い攻撃し始めた。俺は体を分裂させながら避ける。そしてそのまま分身を使って、一斉にマッドハッターを叩く。その攻撃を軽く受け流すマッドハッター(どんだけ戦闘慣れしてんだよこいつは。)


「まあ分身だとこの程度ですか?」そう言ってマッドハッターは魔力のこもった糸で分身を全て消した。


「やっぱあんた強いや。本気で行く。」それから10分ほどたった。


「はぁはぁ はぁ」俺は膝をついていた。


「全く、興ざめですね。」


「お前、最後に合ったときよりも遥かに強くなってるな。お前に何があったんだ?」俺が聞くと


「この力はあのお方から借りたものです。」


「あのお方ってだれだ?」


「貴方には関係の無いことですよ。ここで死ぬのですから。」完全にこいつは油断してる。だが俺はどうにもできない。


「死ね‼」マッドハッターはそう言って魔力のこもった糸で首をはねる。


「やっと私はこの男に勝った、勝ったのです。」マッドハッターは歓喜に酔いしれている。その瞬間マッドハッターの体を僕の手刀が貫いた。


「ど どうして??たった今殺したはず。」


「君がしる必要はないよ。」僕はそう言ってマッドハッターにとどめをさす。種は簡単マッドハッターと最初に会ったときから僕は僕の分裂体に寄生した状態だった。そして僕の分裂体にマッドハッターがとどめをさそうとしたとき。、僕はマッドハッターにばれないように背後についた。歓喜に酔いしれているマッドハッターは全く気づかなかった。そこに僕がとどめをさした。寄生した状態で分裂体が消えないように魔力をながし続けていた。だから僕のほとんどの魔力を使った。


「マッドハッターを倒すか。貴様強いな、我のもとに来ぬか?」突然後ろから話しかけられた。僕はすぐに振り返り身構える。そしてその圧倒的威圧感に潰されそうになる。


「貴方は?」


「よかろう。我名はサタン。冥界の覇者である。」サタン、この世界最強の悪魔だが封印により冥界からは出れないはずだが。


「貴方がサタンですか。しかしサタンは冥界に封印されていると聞きますが。」僕はなるべく時間を稼ぐタスクが上がってくるまで。


「だからこそ封印のかなめである人間界の城を占拠して封印を解いたのだ。」だから魔王の力をマッドハッターの能力で利用したのか。あの強大な魔力を使うために。


「封印から解放された今、何をするのですか?」


「世界を支配する。それだけだ。」


「それは何故ですか?」


「暇潰しだ。」


「暇潰しですか。」


「そうだ。それを聞いて貴様は仲間になるのか?それともここで死ぬのか?」


「お断りします。貴方の行動には楽しさを感じませんから。」


「じゃあ交渉は決裂だな。」そう言ってサタンは襲いかかってきた。僕は反応すらできずに吹き飛んだ。物理攻撃無効の僕を物理攻撃で傷つけた。それはつまり[能力無効]の力を相手は持っているということ。するとすぐに二発目がとんできて(死んだな、これ)そう思い、僕は目を閉じた。


「諦めてんじゃねーよ。ゼーター」そんな声が聞こえた。そして


バッーーーーン サタンの攻撃の音が何かにぶつかる音がする。僕が目を開けるとそこには右腕で攻撃を止めているタスクがいた。


「立てよゼータ、反撃の時間だぞ。」


続く


そろそろ完結すると思います。

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