24話影宮渉
久しぶりの投稿です。
「え!?将は僕が男だと思てたの?」
「だってお前いつも男子用の制服着てたし。」
「一人称が僕だし。」
「まな板だ....グフッ!!」渉に殴られた。HPかなり持ってかれたぞ。
「痛!!何すんだよ‼渉」
「将が気にしてること言うからだよ。」まな板なこと気にしてるんだね。
「全く気づかなかったよ。」
「気づいてなかったんだね。男女別々の授業の時いつもいなかったでしょ。他にも身体測定とか。」
「保健室か何かに行ってたんだと思ってたよ。」そうだよな、そういつもいつも保健室にいてるわけないよな。そっかじゃあ俺どんだけ鈍感だったんだよって話だな。
「タスク君、そろそろその人のことを教えてくれる?」シルフィアに聞かれる。そしてレーネは早く母親と姉の元に行きたいのかそわそわしていた。
「そうだな。こいつは俺の親友の佐々峯渉だ。」
「まさかまた妻を増やすきか、タスク?」俺はそれを聞き、土下座しといてよく言えたなと思ったのでからかってみる。
「そうだな、妻が多いのは気が引けるから減らすか。」俺はそう言いルーシェの肩に手をおき。「今までありがとう」と声をかけてみる。
「まさか、冗談だろタスク」
「冗談はこの辺にしてと。」
俺は声を小さくして渉だけに聞こえるように。「ここに渉がいるってことはまさかお前も。」
「そうだよ僕も死んだんだ。あの女を殺して僕も死んだ。君を殺したあの女を許せなかった。もう一度君の側に居たかったんだお願いだ将、僕をもう一人にしないでほしい。もう一人は嫌なんだ。」渉は俺の胸に顔を当てて泣いている。僕はまた女の子を泣かしてしまったんだ。
こっちの世界に僕のために転生してきた彼女を拒む理由は俺になかった。「渉顔をあげて。」俺は顔をあげた。渉の唇を奪う。何か女たらし見たいで少し躊躇したが、これしか俺には彼女を笑顔にする方法が思い付かなかった。
「気づかなくてごめん、君も幸せにするよ。妻が二人いる僕だけど結婚してくれませんか。」
「私なんかで良いの?」渉は眼に涙をためている。
「もちろん」
「はい喜んで。」俺は渉を抱き締め左手薬指に指輪をはめる。
そして聞きたいことなどたくさんあるが今は後回しにして城に乗り込むことにする。
「色々あったが仕切り直そうさあ行こうか。」俺は念のために渉のステータスを確認する。
名前:カゲミヤ.ワタル
性別:女
Lv:298
年齢:17
種族:人
職業:弟子兼魔法戦士
能力値
HP:14500
MP:18000
SP:17000
ATK:13000
DEF:9000
AGI:21000
スキル
LvUP速度5倍
全属性魔法使用
能力鑑定
アイテムボックス
サーチ
精神耐性
隠密
気配関知
神速
身体強化
威圧
魔法衣
ユニークスキル
創造
このレベルで歳が同じなのは気になるが後で聞くことにする。渉は佐々峯渉から影宮渉に変わっていた。何か感動する。まあマナやルーシェやシルフィアもそうなのだが。
俺は城の門を吹き飛ばした。
続く
来年中には完結させる絶対に。




