23衝撃の事実
なんか最近やる気がでないけどがんばる。
「将!!」
懐かしい声にやばれて俺が振り向くとそこには何故か女装したかつての親友がいた。
「渉!?渉なのかどうしてここに?」
「将、その子達は誰なの?」渉の眼に光は灯っていなかった。
しばらくの沈黙が続いた。その沈黙を破ったのはマナだった。
「パパ、その人は誰ですか?」渉はそれを聞くと俺とシルフィアとルーシェの左手の薬指にはまっている指輪を見て
「パパ?それにその指輪、将まさか結婚したの?」
「ああそうなんだ。俺はやっと運命の人達と巡り会えたんだ。」
「そうなんだね。」渉はそういった後で俺に聞こえないほどの声で小さく
「やっと見つけたのに、やっと再会できたのに、運命の人達と出会ったなんて。酷いよ、酷すぎる。」僕はただ近くに居るだけで良いと願った。だけど師匠は「思いは伝えなきゃ後悔することがあるのよ。」と言われた。そう、伝えなきゃ。でも何て伝える?そうだあの子達が居なくなればもしかしたら僕を一番にしてるかも知れない。」渉は武器を取り出した。
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その頃ある場所では
とある二人組がこの様子を見ていた。
「全く兄貴は悪趣味ね、ああなることわかってたんでしょ。」
「兄貴じゃなくてお姉ちゃんね。それにああなるかはあの子次第だもの、私はただ助言をしただけよ。」
「たしかにそうかも知れないけど。あれはうちの弟子よ、その弟子にわざと危険を近づけるようなことをされても困るのよねファブリスオネェちゃん。」
「あの男の子を随分可愛がってるようね。たしかに可愛い顔をしているものね。それにその呼び方、死にたいの?マキナ」
「ここでやる?ファブリスオネェちゃん」
「あのたが唯一勝てなかった相手が誰か忘れたの?」ファブリスの放った殺気はその場所の雰囲気を殺伐としたものに変えた。二人がぶつかり会おうとしたときだった
「そこまでです‼」奥から現れたラバーによってその場はおさめられた。
「今はそんなことをしている場合では無いことくらいわかっているでしょう。早く会議室に来てください。もう他の3人は揃っていますよ。」その声にマキナとファブリスは素直に従った。
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武器を取り出した渉は突然シルフィア達に襲いかかった。俺は反射的にその攻撃を[クロノス]で弾いた。それを見て渉はその場に泣き崩れた。
「どうして、僕じゃ駄目だったの将。僕も将が好きなのに。」俺はそれを聞いて驚いた。
「たしかにお前は女の子みたいな顔をしててそのへんの女性より可愛いが、俺は男のお前には他の女性と幸せになってほしい。」俺は渉が友情と恋愛感情を同じに考えていると思ったのだ。
「何を言ってるの?僕は女だよ。」
続く
3月までに終わるのは無理かな?




