18話国王陛下じゃなくて女王陛下の方が良い?
第2婦人登場なんかハーレムメンバー全員家族になってしまった。
「それで国王陛下、ご用件は何でございましょう。」国王って女性だったの?それだったら国王陛下じゃ無くて女王陛下って言った方が良かったかな?
「まあそう固くなるな。私のことはルーシェと呼んでくれて構わない。それと敬語も使わなくていい。女王といっても今城にいるのは私だけだ、他の者は皆殺された。」ルーシェはそう言った。
「それじゃあそうさせてもらいます。それでルーシェ、俺達を呼び出したのはなぜだ?」
「それは、その、あの」ルーシェは頬を赤くしている。照れてんじゃねえ、フラグじゃないよな…
「私とその...けっ..結婚してほしい!!」やっぱりそんなことだろうと思ってたよ。
「お断りします。」
「即答!!しかも敬語なのが本気っぽくて怖い。でも何故だ、今は私一人だけだが一様この国の王だ。私と結婚すれば君が王ということになるのだぞ。」
「じゃあ逆に聞く。何故俺なんだ、俺は王族でもなければ貴族でもない。そんな俺と何故結婚する必要があるんだ?」
「じーーーーーーーー」俺が珍しく真面目な口調で話してんのにさっきからマナとシルフィアの視線が痛い。そんなことを考えていると。
「実は、今回のことで私の家の血を引くものが私しかいなくなってしまったのだ。だから強い者を家系に引き入れたいのだ。」おいおい正直だな。もっとあるだろ、ひとめぼれとか何とか。
「すまんがルーシェ、俺には妻と娘がいる。だからお前とは結婚できない。」まあ妻子がいる身で、しかも目の前で浮気の宣言するやつとか頭おかしいだろ!!
「私は第2婦人でも別に構わない。だから助けると思って、お願いします。」そう言うとルーシェは王とは思えない程綺麗に頭を下げている。それを見ていると俺はとても罪悪感を感じる。てか今気づいたけどこの世界って一夫多妻せいなのね。俺はゆっくりとシルフィアとマナを見るとこっちに近づいてきて
「仕方ないですね、女王さまにそこまでされては断れませんね。」うんシルフィアさんがあんまり病んでなくて良かった。この前の反応からして殺してもおかしくないと思ったけど。それはそうとやっぱり女王の方がよかったのね。だってアルヘルトさんが国王っていうから。ていうか俺の意識反映されてねえじゃん。まあシルフィアがいいっていうならいいんだけど。
「わかったでも条件がある。結婚するならこの国をしばらく離れるぞ。」
「この国を離れるって、何故だ。」
「俺たちはこれから各国を巡って残りの四天王を倒し、最終的には魔王を倒さないといけない。だからここにいることはできない。それに俺は結婚した人は皆幸せにしたいと思ってる。それはお前も例外じゃない。」
「それじゃあこの国はどうすれば。」
「国王の代わりをたてればいい。」俺がそう言うと
「代わりって誰を?」
「いるじゃねえか。今この国で俺の次辺りに強い男、アルヘルトさんが。」
「私か?私なのか。私は解放軍があるのだが。」
「まあ解放軍の皆と一緒に守ってくれや。それなら問題ないだろルーシェ」
「わかった。それではアルヘルト、頼んだぞ。」
「それじゃあ三日後にこの国を出るから準備しとけよ。」俺はそう言うと王城をあとにした。
一人で部屋に行ったルーシェはベットの上で「ああーもうかっこよすぎ、何であんなにかっこいいの?もう反則だよ。実は国とか家計とか全部どうでもいいの。」このときルーシェは初めての恋というものを知った。
続く
次回も頑張ります?




