17話セルヴァン=シュレベール. ルーシェ
結局ベルナール王国編まだまだ続きそうです。けっこうここまで来るのに苦労しました。がやっとハーレムっぽくなりそうです。
「これからよろしくな。」俺はそう言った。それと同時に意識を失った。俺、意識失いすぎじゃね。
目覚めるとそこは、俺たちが止まっていた宿屋のベットの上だった。そして俺の両脇にはシルフィアとマナが抱きついている。
「そうか俺意識を失ったのか。まあ仕方ないな、神に近づくスキルなんて使えば。そうなるよな普通に。」俺がブツブツ一人でつぶやいているとシルフィアとマナが起きた。
「おはよう、タスク君」そう言うシルフィア目元が腫れているのをみれば、シルフィアが泣きながら俺のそばいついていたことが予想できる。俺は頭を撫でてやる。
「おはようございます、パパ!!」マナの方はそれほど心配していなかったようだ。まあそれもそうか。俺の魔力とマナの魔力は繋がっている。俺の魔力の流れが止まればマナはすぐにわかるだろう。だから俺が無事だとわかっていた。マナはシルフィアを慰めていたのだろう。俺は感謝も込めて頬にキスをする。するとマナは嬉しそうに微笑んだ。
「ずるいです。私にもキスをしてください。」シルフィアは頬を膨らませて言う。
目茶苦茶可愛い反則だろ‼俺はシルフィアの頬にキスをしてやる。そして
「おはよう二人とも。昨日は突然倒れてごめん。心配をかけたね。でももう大丈夫だから。」俺はニッコリと笑って見せる。
「ほんとですよ。私がどれだけ心配したと思ってるの?」
「ママの言うとうりなのです。まあ私はパパと魔力が繋がってるから大丈夫ってわかってましたけど。」
そしてシルフィアが俺を強く抱きしめる。それとほぼ同時に
「バンッ」と扉を開けてアルヘルトが入ってくる。
「アルヘルトさん大丈夫ですか?」俺がそう言うと。
「まあ大丈夫だ。かなり加減をされて気絶だけで、すんだようだ。」
「それは良かったです。それでアルヘルトさんそんなに急いでどうしたんですか?」
「それがだなタスク君、昨日君がカイラス達を倒したお陰で地下牢に閉じ込められていた国王を救い出すことが出来た。そしてその国王が直接お前に礼がしたいと言っているんだ。」
「王城に俺が呼び出されてるって訳ですね。」
「まあそう言うことだ。それに国王のがお前に興味を持っているらしい。」
「わかった、すぐに支度します。一時間後ここにもう一度来てください。」俺がそう言うとアルヘルトさんは部屋をあとにした。そして俺はシルフィアとマナが準備できるのを待ってから、宿屋についている食堂で朝食をとった。
一時間後
アルヘルトさんが向かえに来たので四人で王城に行く。
そして階段を登り王の間についた。アルヘルトさんが扉を開けると、昨日までカイラスが座っていた椅子に深々と腰かける女性の姿があった。その姿は美しく、シルフィアとはまた違う魅力があった。
「貴方が国王陛下でありますか。」俺は膝まずいてそう言うと。
「そうです、私がベルナール王国国王、セルヴァン=シュレベール. ルーシェ」
それが後に二人目の妻になるルーシェとの初めての出合いだった。
続く
あとさん話ぐらいでベルナール王国編を終わらせたい。ハーレムもどんどん増やします。(予定)




