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16.久々のミヒャルド様登場、そして出番はあまりなし。

ルビが少ない回ですね。

レイナ様は部屋を元の姿に戻す。あっという間に綺麗なお部屋に戻っていました。流石、レイナ様です。アリシア様も感謝しておりましたが、元の原因はこの私にあります。寧ろ、私が謝罪したいところです。



ついでに、魔法回路を閉じていたリミッターも解除しておきました。彼女、そうしておかないと、属性魔法が使えませんから。そこまでしないと、彼女の属性魔法の適性が追いつかないんです。私も、こっそりレイナ様とラファエル様が強盗犯を警吏に突き出した時に調べました。そうしたら、本当に、属性魔法の適性が全くありませんでした。しかし、これが普通の人の証拠なんです。ですが、魔法導入(インストール)した際に、属性魔法が何かしら使えるようになり、爆発(エクスプロージョン)で属性が決まってしまったというところですね。“虚無魔法”ではないところが、不幸中の幸いですが。



“虚無魔法”は使いどころには便利ですが、周りからはどう見られるか、気が知れたものじゃないですよ。



でも、はっきり言って、魔法導入(インストール)してから彼女は普通の生活が出来なくなってしまうのは、本当に申し訳ないです。だからといって、魔法削除(アンインストール)するのは、自分が操作しているとバレてしまいますね。お口はミッフィーで。



~~~~~~~~



その5日後。ミヒャルド様とお父様はこのエスカルドの街にやってきました。こってり、ミヒャルド様に怒られましたよ。突然、屋敷からいなくなったと連絡を受けて、心配になってこのエスカルドの街にやって来たのだと言う。ランドール様なんか、捜索隊を国から出そうとしていたのだとか。



あー。また、メイド長からお叱りを受けますね。でも、心配してくれる人がいる、というのは、案外嬉しいものです。



今日は、エスカルドの街での生活、最終日です。

アリシア様は思ったよりも、元気に生活なさっています。寧ろ、ギルドでお仕事をして、より稼げるようになったとかなんとか。不安要素がなくなって何よりです。



私は、ギルドに所属している、レイナ様、ラファエル様、ルーマ様、アリシア様と共にお仕事をさせて頂きます。ミヒャルド様はお父様の付き添いなので、今回は参加していませんし、私を危険にさらしたくないとお考えになっているので、参加してくれないでしょう。でも、レイナ様に付き添われて、レッツゴーです!



意外とレイナ様がランク一番上なのには驚きました。もうすでに、Bランクだとか。世界で稀な光魔法の使い手は違いますね。ラファエル様、ルーマ様は共にCランク。アリシア様がFランク。ランクは一番下がFです。なので、レイナ様が仕事を取ってきました。Bランクになると、一気にパーティを組まないとやられるレベルだそうです。私も、そういう説明聞きましたね。しかし、報酬金も一気に上がるのだとか。私は、金貨目当てで、魔物ばかりを討伐しておりましたから。



アリシア様を危険にさらさぬように護衛いたします。


~~~~~~~~


「アリシア様、分散させるのではなく、もっと、一点に集中させた炎を出してくださいな!」


レイナ様は、アリシア様が魔法を発動してから、自分の属性でないにも関わらず、ご指導をしております。そしたら、一気に魔法の使い方が上手くなりました。レイナ様は教師の素質があるのかもしれません。まぁ、他の属性についても学園で、学ばれているのでしっかりとした指導を出来るのも一つメリットなのかもしれません。あと、言い忘れていましたが、今の時期は春。学園は長期休暇に入っている為、レイナ様とミヒャルド様はここに来れているのです。



ラファエル様とルーマ様は自分の事で手一杯のようです。ランクが一つ上がるだけで、こうもレベルに差が出てくるとは。私ですか?歌って援護射撃ですよ。要するに、後衛です。子守唄(ララバイ)で、魔物を眠らせて、そこをさっくりと他の人が魔法で攻撃する。



私は、他の人にない優雅さを演出している戦いになっていますね。流石に、声が枯れてしまうところに、レイナ様が治してくださいます。こういうところは、一番に気付いてくれますね。私の乙女ゲームに関する音楽情報も伊達ではありませんよ。他の乙女ゲームの楽曲も歌っておりますが、気にしたら負けです。



そう言えば、言っていませんでしたね。仕事の内容。それは、ギガントモンスターと呼ばれる魔物を退治するお仕事です。報酬金もがっぽり頂けるお仕事です。

中途半端なところで、終わりました。

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