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ーTRUMPERー  作者: zeillight
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3枚目「道化と刀」

はいどうもzeillightです!

また遅くなりましたね。

なんか東〇喰種の月山さんとかなんかちょっと頭のネジが少しない奴が面白いと感じてしまうこの頃です。

あぁペテル〇ウス、頭が飛んでるよ。

さてjokerの強さはどれだけなのか今回明かされますが、今の所出番が殆ど無いに等しいガブさん。

影うっすいなぁ…って思ってます。

それでは今回のトランプの世界。

もとい道化の空間にいってらっしゃい。

「まずはKと5の能力を試させて貰うね。」

jokerは楽しそうに口走る。

その笑いに彩女は嫌悪感を覚える。

「まずはK…。」

jokerは彩女の方に指を指す。

それに従う様に空間の歪みから六本の手が伸縮して彩女を襲う。

彩女はカゲヒサの能力を発動させる。

「この程度…!」

手に対して短刀を空中に複数出現させ、彩女の指し示した方向に自動で飛んでいく。

丁度手の甲に存在する目玉に六本中の四本命中させ無力化した。

しかし他の短刀は目玉に刺さらず手の特性で三秒以上触れてしまった為溶けだす。

(目玉が無力化方法ね…。あとは金属を溶かす手か…。三、四秒触れたら危ないわね。)

「あーあ…、手の特性と弱点ばれちゃったかぁ。ま、想定内だよ♪」

手口を一つ破られたにも関わらずjokerの表情は崩れる事が無い。

彩女は不審に感じつつもカゲヒサを前に向かって走らせる。

鎧を着てるとは思えない速さで加速する。

前方に先程、無力化し損ねた手が立ちはだかる。彩女はカゲヒサに叫ぶ。

「カゲヒサ!上に跳んで!」

カゲヒサは前方の手の掴みを躱し上に跳ぶ。空中落下する時に複数の手の甲にある目玉を斬り着地する。

綺麗に手に自身の体が触れない様に的確に殲滅する。

しかしカゲヒサの頭上に時空の歪みが二つ出現する。咄嗟の事に彩女は一瞬判断が遅れてしまう。

「まずっ…受け止めて!」

頭上の歪みから手が出現して振りおろされるが彩女の指示で何とか刀で受け止める。

(あと二秒くらい…!早く退かせないと…!)

彩女が指示を出そうとする。

しかしjokerの大きな笑い声が響く。


次の瞬間。

jokerの本来のレジスト「シャマル」の周りにあった二つの赤い人魂が輝き始めた。

シャマル自身もその大きな口を開けて音波の様な物が目に見えるほど発している。

「…!?」

カゲヒサが刀で防いでいた手から衝撃が継続的に伝わる。

更にカゲヒサと手自体にも重力がかかる。

地面にカゲヒサの足がめり込み亀裂が走る。

「カッ…グガッ…。」

カゲヒサの口から呻き声が漏れる。

彩女は慌ててカゲヒサを後退する様に指示を出す。しかし重力と衝撃、手に抑えられ身動き出来ずに、カゲヒサの刀と共に手まで溶け出す。

彩女は頭の中が真っ白になり思考能力が停止してしまう。

「シャマル。もういい、本体だ。」

シャマルは彩女に反発力を作用させる。

彩女の身体が家の壁に吹っ飛ばされる。

壁に叩きつけられ、呼吸がままならず苦しみだす。そんな状況の彩女にとどめを刺す為にjokerはゆっくりと彩女の方まで歩いて行く。

カゲヒサの横を通り過ぎた瞬間。

「ガァァァァァッ!!!!」

刀で禍々しいその手を押し返し切り落とす。

カゲヒサの眼が紅く光る。

「嘘だろっ!?」

jokerは驚愕と恐怖の表情を浮かべる。

カゲヒサは叫びながらjokerに刀を振り下ろす。かなりの速さで振りおろされる。


何かが突き刺さる音が響く。

鮮血が勢い良く吹き出す。

地面に血が滴り落ちて行き紅色に染る。

「あーあ…惜しかったねぇ。残念でした。」

「カハッ…グッ…」

jokerはシャマルの重力操作、反発力、万有引力を操る能力で飛ばされた短刀を万有引力で自分の元まで持ってきたのだ。

自分の近くに短刀が来た瞬間、反発力を作用させてカゲヒサの体中に短刀を突き刺していた。

「ちょっと危機を味わえたよ。ほんの少しだけどね。…さて君の主人には人生から退場して頂こうかな?」

彩女は段々とはっきりしていく意識を感じながらぼやけた視界を見つめる。

jokerがカゲヒサに何かを言っている。

こちらを向いて近付いてくる。

それしか分からなかった。

「joker…絶対に…許さな…。」

「レッドカードだよ『♠︎の8』。人生という試合から退場だ。…じゃあな。」

最後には嫌悪感を漂わせた雰囲気でくすくすと笑う。

jokerの持った短刀の刃先が彩女の首に当てられる。彩女は目を閉じる。


次の瞬間。

鞭で何かを叩いたような音が流れる。

「くっ…くくくく…はははっははは!!!」


jokerは彩女から素早い動きで離れる。


「良い…良い殺気だ!!君は何だ!?」


jokerが指を指したその先には。

「その子から…彩女から離れろ。次はお前の頭を喰ってやる。」

その先にいたのは『♠︎の3』のTRUMPER。

ガブと迅、そしてガブの分身が複数いた。

jokerは笑いながら禍々しい手を出現させた。


手を構えさせながら言う。


「君は僕をもっと楽しませてくれよ!!!」


迅は「そうか」と呟きガブの分身を自分の背後に散らばらせる。

かなりの数のガブの分身が迅の周りに渦巻き始める。


「お望見通りに喰い尽くしてやるよ。」


jokerと♠︎の3。

圧倒的な力の差なんてその場には無く、均等な実力が並べられている。

唯一、何が違うのか。

もっている能力の多さだけが戦況を変える物となっていた。


続く。



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