会長、そして、副会長の威厳
前回のおさらい
宮下優副会長を戦力として加えますます強固になった橘高校。
亜人族フルメンバーの大淵高校との戦いの火蓋が今切られる!
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ここから6話
今回の戦いも前回同様のルールである。
全員参加の先に全滅させた方の勝利。単純で馬鹿な僕でもわかるね☆
「よし、みんな。ここでしっかり勝って、ランキング上げていこう!」メガネ会長は意気込む。
「はい!」一同気合入ってますね・・・・・。※俺を除く。
「転送開始します。」
びゅん!!
フィールドは我が高校全体。バーチャルだから心配ないよ☆
「これより、試合を開始します。」
アナウンスとともに始まった・・・。
こっちの作戦は、特にない。自由奔放にやるスタイルだ。というか、選ばれし子2人と宮下先輩がそういうスタイルなのだ。
会長と建先輩は組まないと役立たないが・・・・・、俺は役立たないが。
まず、味方の位置を確認。
建先輩と会長は既に共に校庭で行動しているようだ。
海川先輩は、図書室。
美琴はグラウンド。
宮下先輩は1年A組の教室にいる。
俺は、屋上だ。こんなに的に見つかりやすいとこ嫌よ・・・・・ふぇ。
---------建&メガネ会長----------
建と会長は裏庭ら辺を歩いていた。
「建。今回も僕らは活躍できないかな。」
「そっすね〜。2人は倒せるといいっすね〜。」
「・・・・・僕らって一体・・・・・」
がさっ。
「!!」
近くの草影で音がした。
「建。何人いたかわかるか?」
「えーと、2人すね。ノルマっすね。やります?」
「ああ。でてきたらどうだ?そこにいるやつら。」
がさがさっ。
「へっへっ。さすがに隠密は苦手だぜぇ。」
「というか、海川とやりたかったわよ。」
でてきたのは、女と男。男はかなりでかい。
「はぁ・・・雑魚ですまなかったな。建。やっていいよもう。」
「へーい。カードオープン。バロウワイトのカードっす」
「カードオープン。ネクロマンサーのカード。バロウワイトの行動をネクロマンサーの名を持って許可する!」
「へっへっ。やる気だねぇ。カードオープン。ケンタウロォスゥゥゥ!!」
「はぃはぃ。やりますよっと。カードオープン。ラミアのカードよぉ。」
そこに出現したのは、馬と蛇。ケンタウロスは2m50くらいある。
「雑魚がぁぁ!!!!さっさとしねぇぇ!!」
凄い速さの突進で2人をつぶしに来る。
「なぁ、建。今回の戦い、相性いいな。」
「そうっすね。こんな、突進バカ、吸い放題っすもんね。」
2人がニヤリとする。
「バカがぁぁぁぁ!潰れろぉ!!!」
「スキル発動。吸生。」
建はケンタウロスの突進を正面から受けた。
建はその時ケンタウロスの足にかじりついた。
しかし、体がバラバラに吹っ飛んだ。
建の顔だけが足にかじりつき他は地面に落ちた。
「へっへっ。一体死亡ぅぅぅぅ!!残るはネクロマンサーだけだぁぁ。へっへっ。」
ケンタウロスは余裕を見せる。
「おいおい。これから、死ぬっていうのにどこにそんな余裕があるんだい?」会長は微笑む。
「はぁ?何言ってやがる。俺が?死ぬ?バカかぁ!お前が死ぬんだよ!!」
そして、ケンタウロスは突進を始めた。
と、その瞬間。
ケンタウロスはミイラのように干からびてしまった。
「!!?ちょっと!どうしたの!?何が起こったのよ!?」
ラミアは突然の出来事に驚きを隠せていないようだ。
「ふっふっ。ずーと、足にかじりついてるってことは、咀嚼力が残ってるってことなんだから。生きてるってことだろ?」
そう。建はアンデッド族。つまり、不死身なのだ。マスターである会長が死なぬ限り死なないのだ。そして、スキルを使い吸生して、ケンタウロスを生気を吸い取ったのだ。
「雑魚だからって見くびるからこうなるんだーよ、ばーか。」
「よくやった建。さて、もう1人だ。」
ラミアを睨みつける。
(1人じゃ部が悪いねぇ・・・・・一回逃げるかねぇ。)
するするするっ。すごい速さで校舎を登っていった。
「あっ、待て、こら。」
「追いつけないな・・・・・まぁ、今回は役に立ったな。」
建と会長は顔を見合わせて笑った。
続く
どーも!かなり間隔空いてしまいました・・・。ここから、スタートの気持ちでまた頑張ります・・・。今回は今までライトを浴びなかった建と会長をおみせしました!かっこいいですねぇ・・・・・。
さて!次回は海川先輩の戦いをお見せします!是非見てくださいね!!