新たな戦力←俺要らなくなりそう?
前回のおさらい
亜人族でのフルメンバーの大淵高校と戦うことになった俺達。
「選ばれし子」と呼ばれる異能の持ち主である海川先輩、美琴たちでも、2対1では厳しいとまで言っている。
そんな時、会長が戦える人物として名前を挙げたのが、生徒会副会長である、宮下優であった。
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ここから第5話
「宮下です・・・か・・・。」建先輩が驚く。
メガネ会長は続ける。
「あぁ。あいつなら、勝てるだろうな。だが問題はあいつが来てくれるかなんだがな。」
メガネ会長はひどく苦悩の色が見える。
っと、そこで美琴が口を開く。
「そういえば、どーして宮下先輩はいないんですか?」
うん。俺も気になる。ナイス美琴!
「あのなー。宮下は去年も生徒会メンバーでな。でも、知ってのとおり俺と建もその時の先輩たちも弱くてなぁ。で、あいつが頑張っても勝てなくてな。それで、来なくなっちまった。」と、建先輩が答えてくれた。
ふむふむ。なるほど。・・・・・ん?ならその人使えるじゃん。
だってさ・・・・・
「えっ?ならその人今は使えるじゃないですか。だって、海川先輩と私がいるって言えば来ますよね?」
あっ、美琴テメェ。人が言おうとしたこと言うんじゃねぇ!
時が・・・・・とまった。
メガネ会長「・・・・・」
建先輩「・・・・・」
海川先輩「・・・・・?」
美琴「・・・・・?」
俺「・・・・・コノオトコフタリバカナノ?」
メガネ会長&建先輩「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
メガネ会長「天海ィィィ!お前は天才だアアアア!」
建先輩「そうですよぉぉ!今のメンバー言えば飛んで来るでしょぉぉぉぉぉ!!!あいつ!!ちょっと電話しますぅ!俺ぇぇ!」
ぴぽぱぽぴ。ぷるるるるるるるるるる・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・100コールめ。
ガチャ。出たようだ。
「しつこい。どんだけ粘るの?冨樫君。戻れって言ったって戻らないよ?もう負けるの嫌だから。」
・・・・・意外な真相!この人女だったのね!!がっちがっちのマッチョ想像してたよ!戦闘オタクは女性に多いんですかね!!?
「いやぁ。まあ聞けよ、宮下。あのな、今の生徒会な、お前いた時よりはるかに強いから。」
「えっ?今、君なんて言ったの?私がいた時より強いって?そんなわけないでしょ。」
「いや、まじ。」
「・・・・・ちょっとそこで待ってなさい。生徒会室よね?」
「・・・・・あぁ。来い。」
ぷつっ。電話は終わったようだ。
「ってことで、今から来ます。えーと、取り扱い注意の奴だからみなさんどうか気をつけて。」
がらぁっっ!!生徒会室のドアが凄い音と共に開いた!!
「!!!??」びっくりした俺が振り向いた扉の方には、セミロングの海川先輩や美琴に劣っていない美少女が!
「待たせたね。私が、宮下優。強い生徒会になったようなので、生徒会復帰します。」
・・・・・えっ?電話切ってからおよそ、20秒。派手な登場をしたこの人こそ宮下優。
・・・・・ってか、誰の力も見てないのに強いって信じちゃったよ!
この人どんだけ、素直なんだよ・・・・・。
全員の自己紹介は終わり、次の戦争の事を話すと、目を輝かせていた。うん。美琴と同類決定!おめでとう!
こうして、次の戦争の準備は整いました。
戦争当日。
フィールドは前回に引き続き我ら橘高校。
「これから、戦争を始めます。」のアナウンスと共に始まった!
6に続く