戦争に向けて←やる気百倍!あ〇ぱんまん!
前回のおさらい
主人公、安原成海は新しく持った自分の異能「ボールダー」への喜びを持ちながら、スキルを見て、ショックを受けた。
なんとそのスキルの名は「かたくなる」。
そして、次の戦争の相手が決まる。大淵高校。
なんとその学校の生徒会全員の異能が「亜人族系統」と知ったのである。
↓
↓
ここから第四話
「全員・・・・・亜人族・・・・・ですって?」海川先輩が驚きを隠せていなかった。
「むぅ・・・・・・・・・・」美琴までもが難しい顔をしている。
一体なんなんだ?そんなにその「亜人族」は強いのか?
俺は疑問に思い聞いてみる。
「あの・・・そんなに厄介なんですか?」
すると、海川先輩が答えてくれた。
「正直かなり厄介です。亜人族は、攻撃と防御、どっちもかなり強い傾向にあります。神にかなうほどではないですが。亜人族のフルメンバーはかなり恐ろしいです。」
「それに・・・・・」と海川先輩は続ける。
「私たちの中で1対1でやりあって、勝てるのは私と天海さんくらいではないでしょうか。そして、私たちでも2対1だと勝てない可能性があります。」
そうなのか・・・・・。しかし、海川先輩ちょっとひどいなぁ。メガネ会長とイケメン副会長は1対1で勝てないだなんて。そーいえば、ふたりの異能を知らないなぁ。
「あの、会長と建先輩の異能ってなんなんですか?」
その質問には会長が答える。
「あぁ。見たことなかったか。僕のは、ネクロマンサー。スキルは「人形操作」。そして、建のは、バロウワイト。スキルは「吸生」。」
えーと、ネクロマンサーは、死霊魔術の使い手。
バロウワイトは、人間(貴族)の死体で、自立行動ができない。
行動の全てはネクロマンサーに・・・か。
「つまり、僕は契約したアンテッド族を操るのさ。建は契約してるんだ。つまり、このスキルを使うのには僕の指示が必要なんだ。
ついでに、「吸生」はね、相手の体力を奪うものだよ。」と説明してくれた。
ほぉ。なるほど。だから前回は二人が会う前にやられたから、二人は負けていたのか。納得。つまり、彼らは1対1では戦えないということか。ふーむふーむ。
一人で納得したところに、メガネ会長が口を開く。
「それと、さっきの海川の発言には誤りがあるよ。」
「なんですか?どの点でしょう?」海川先輩がきになり聞き返す。
「亜人族と1対1で戦って勝てるのはもう1人いる。海川は今年から来たからまだあったことないんだがな。この生徒会の副会長を務めている宮下優・・・・・だよ。あいつは、強いぞ。」
5に続く