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いじめられっ娘と下克上選挙  作者: 沖マリオ
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逆襲の会計戦!

『みなさん、こんにちは!今日の会計戦も先週に引き続き選挙管理委員会が仕切らせていただきます!よろしくお願いします!』

 放課後の体育館。

 選挙管理委員の明るい挨拶が響きわたる中生徒会選挙、会計戦が始まろうとしている。観客席の方は前回同様ざわざわとしており、どこか落ち着かない期待と緊張感に包まれている。

 一方、こちらの舞台裏はというと……

「あんたたち、安心しなさい。この私が会計戦に出るからには勝ちは既に決まったようなものよ!今のうちに祝勝会でもしてるといいわ!」

 今日の会計戦で登場する鈴森が景気良く勝利宣言している。

「まあ、どこかのバカが無惨に敗北したことなんて忘れるくらいの大勝を飾ってやるわ!ほほほっ!」

「―っくそ!まな板め!いつかぶん殴る!」

 鈴森が挑発するが、前回負けたことを気にしているのだろうか、いつものように強くは言い返せないらしい。

 しかし、そんなことはお構いなく鈴森は荏原に絡み続ける。

 傍から見ればいつもの光景に見える。しかし……

「鈴森、とりあえず落ち着け。完全に顔が引きつってるぞ。緊張してるのが丸わかりだ。」

「っ!だ、誰が緊張なんてっ!」

 図星だったのか、明らかに動揺が見て取れる。なんとか落ち着こうと普段通りにしようとしているのだが口調も表情もぎこちなく、さらに無駄に大声で緊張を隠そうとしているのが分かる。

「す、鈴森さんなら大丈夫ですよ!が、頑張ってください!」

「まさか、目黒さんにまで励まされるなんて……」

 普通に失礼な物言いだが、気持ちは分からなくもない。

「まあ、とりあえず落ち着け。いろいろ手は打ってあるし、そんなに緊張しなくても大丈夫だ。」

「わ、分かってるわよ!」

 頬を膨らませてそっぽを向いてしまったが、その表情から察するにいくらか緊張は取れたみたいだ。

『それでは、本日の主役、両陣営の会計候補の登場です!どうぞー!』


「そ、それじゃあ、行ってくるわ!」

 鈴森が司会者に呼ばれ、再び少し表情を硬くして舞台に出ていこうとする。

「おい、チビ助!」

「なによ。」

 そんな様子を察してか、彼女の喧嘩友達の荏原が声をかける。

「―頼んだぞ。」

 いつにもなく真剣な目でまっすぐ鈴森の目を見据えていた。

 プライドが高く、常に相手を見下している荏原からの真剣な言葉に、

「―任せなさい。」

 少し驚いた顔を見せた鈴森だったが、その意図をしっかり感じ取りフッと笑い、いつもの余裕を取り戻して舞台上に歩いて行った。


『それでは改めて本日の主役を紹介します。まずは現生徒会会計・2年戸田みなみさんです!』

「みなみさーん!」

「頑張って!」

「今日も美しい!クールビューティー!」

 自分のすぐ隣にいる少女は、歓声を受けても無表情のまま一礼してするだけである。

 さらさらの黒髪を腰のあたりまで伸ばし、肌は透き通るような白さを誇り、さらに顔立ちは整っている。

 無表情で一見無愛想にも見られるものの、一部の生徒の間では『クールビューティー』と呼ばれ密かな人気を誇っているらしい。

 ―まあ、私の敵じゃないわね。それにしても本当に反応薄い子ね。

「ふんっ。無愛想ね!」

 試しに挑発してみるが、

「愛想がよくても能力がなければ無意味。」

 そんな挑発にも見た目通りの落ち着いた抑揚のない声で冷静に切り返してくる。

 ―いちいちイラっとくる奴ね……。

『続いて、新生徒会会計候補・2年鈴森茜さんです!』

「茜さま!」

「鈴森様、今日もステキです!」

「今日は我々鈴森茜ファンクラブにとっても決戦の時だ!お前ら!今日は死ぬ気で声出せ!」

「「「おおっ!!」」」

 先ほどの戸田に対する声援を遥かに凌駕し、体育館が揺れる程の大歓声に包まれる。

 ―これが私との差よ!少しは立場をわきまえられたかしら?

 勝ち誇った表情で隣に立つ戸田に視線を向けるが、彼女は全く意に介さず相変わらずの無表情である。

「―生意気なっ!」

『紹介も済んだところでさっそく能力勝負の方に移りたいと思います! ―今回の勝負内容は……「損益収支計算勝負」!』

 観客側がざわざわし出す。

「これってそのまま会計の仕事じゃね?」

「これじゃあ、現職の戸田さんが完全に有利でしょ。」

「しかも、戸田さんって計算だけならこの学園一だよな。」

「やっぱり今回も現生徒会側有利な勝負か……」

『おほん!』

 司会者がわざとらしい咳払いをするとざわざわしていた生徒達はすぐに静かになった。

 前回の選挙で堂々と選挙管理委員会を批判した生徒が選挙権を取り上げられ、強制退場となったことで表立って意見できる生徒はおらず、不満はあっても生徒達はただただ黙ることしかできない。

 ―やっぱりそうきたか……

 こういう勝負になることはある程度予想出来ていた。

 前回の勝負で選挙管理委員会が現生徒会に有利になるようにしていることは周知の事実だ。今さら隠す必要はない。

 そして、私の対戦相手が最も得意な勝負が計算勝負。彼女は各地から天才が集まるこの学園において、計算にかけては右に出る者がいない程だ。―総合的にこの学園のトップに君臨している磯子や戸越でさえ、計算ではこの戸田みなみに勝てないらしい。

 さらに、前回予想外の引き分けになったことでより慎重を期し、損益収支の計算といった現職の会計が日常の業務で行う仕事を勝負内容にするという鉄壁さである。

 しかし、それでも―

「今回はさらにあからさまなのね。」

 私は生徒達の気持ちを厭味ったらしく代弁してやった。

『なんのことですか?そもそもこの能力勝負はその職に適した能力を測るための勝負ですよ?会計に選ばれた方は実際に業務として行なうわけですから、会計の能力を測る上では格好の勝負だと思うんですが。』

 司会者はその挑発に敵意むき出しでさらに挑発で返してくる。

 ―ここで挑発に乗ったらダメだ。

 いつもであれば10倍にして言い返しているところだが、今日は耐えなければ。そう思い、大きく息を吸って気持ちを落ち着かせた。

「―まぁ、この程度私には丁度いいハンデね!」

 軽くあしらうと、少し予想外だったのか。司会者は怪訝そうな顔になった。

『~~!そ、それではさっそく詳しいルールを説明します!』

 挑発を諦め、進行を続ける。

『お二人には昨年度の学園の収支の一部を計算していただきます。より早いタイムで計算を終えた方の勝利です。―しかし、もちろん間違いはペナルティです。間違い一か所につき10秒がタイムに加算されます。』

 ―さすがにここまでとは……

 そのあまりに現職の戸田みなみ有利のルールに怒りのあまり思わず表情が引きつっているのが分かる。

「これはさすがに贔屓し過ぎだろ!」

「いい加減にしろ!我慢の限界だ!」

「鈴森様に対して何て無礼な!」

 恐らく生徒達も同じことを思ったのだろう。そして、一部の生徒が我慢しきれず、ブーイングし出した。

 しかし、

『警備の皆さん、今私に対して文句を言った生徒をすぐに退場させてください。―やれやれ、本当に学習しない人達ですね。』

 生徒達のブーイングに全く動揺することなく、淡々と退場を宣言した。

そして、近くにいた警備担当の選挙管理委員会のメンバーに連れられ数人の生徒が退場していく。

 いつも自分を応援してくれているファンクラブの生徒達が退場させられていき、ありがたさと悔しさが入り乱れる。

 ―あいつらのためにも絶対負けられない!

『それでは、邪魔者も消えたところで、さっそく勝負を開始します。―さて、順番に一人ずつタイムを測ってもらうんですが……どちらが先行で行きますか?』

「その前にルールは今言ったので全部?後で付け足しとかされるの嫌だし、他に何かあるなら先に言っておきなさい。」

『うーん。そうですね……回答は順番に行っていただきますが、相手が回答している間、妨害は一切禁止とします!』

「なるほど。わかったわ。‐これでルールは全部?」

『はい。これで以上です。‐他に質問などあれば伺いますが。お二人ともだよろしいですか?』

「特にないわ。」

「私も大丈夫」

『それでは改めて、先行後攻の希望はありますか?』

「私は後攻が良いんだけど……戸田さんは希望あるの?」

 司会者の問いかけにすかさず答える。

 ―この勝負、相手にとってはどちらでも同じでもこっちにとっては先攻は危険だ。それに私の策も先攻では効果が無くなる可能性が高い。ここはなんとしても後攻を取らなければ……。

 庶務戦でもそうだったが、彼らは後攻にすることによって現職側が課題を簡単にクリアできるように細工した。

 恐らく、私が良いタイムを出したとしても前回のように現職が確実に勝てるようなサービスがあるに違いない。

 そんなことを考えいていると

「じゃあ、私が先攻で構わない。どうせ順番なんて関係ないし。」

 戸田みなみは感情のこもっていなさそうな声と表情で、潔く先攻を申し出た。

 ―よほど自信があるみたいね。

 彼女の態度に少しムッとし、睨みつける。

 しかし、戸田は私の視線に気付きつつも全く意に介していないようだ。

『さすが、現職の会計であり、学園一と呼び声高い計算の申し子!相手の鈴森さんの要望を即受け入れる器量の大きさを見せてくれます!』

 ―もはや司会者もごまかす気ゼロね……

 堂々と戸田を持ち上げる司会者を睨みつけつつ、必死で怒りを抑える。

『それでは戸田さん、準備はいいですか?』

「はい。」

『それでは始めます!―スタート!』

 司会者の合図とともに、今まですべての動作が淡々としていた戸田が一変した。

 目を見開き、用意されていた電卓を駆使して凄まじいスピードで計算し、書き進めていく。

 パッと見、普通の生徒なら30分はかかりそうな問題をどんどん埋めていく。

 そして―

『終了!戸田みなみさん、なんとタイムは―12分37秒です!』

「おおー!すげぇ!!」

「いくら何でも早過ぎでしょ……」

「こんなの勝負にならないでしょ……」

 タイムを聞いた生徒達から歓声や驚きの声が聞こえてくる。

『ちなみに事前に試しにやってみた選挙管理委員会の平均タイムは23分20秒ですので、戸田さんのタイムは最早異常現象とも言うべきタイムです!』

 司会者の補足説明にさらに会場は沸き立つ。

 ―ちょっと、さすがに早過ぎでしょ!何なのよ、あのスピード!

 あまりの衝撃に目を丸くしてこちらに戻ってくる戸田みなみを見ていると

「だから言ったでしょ。『順番なんて関係ない』って。」

 勝ち誇っているわけでもなく、さもこれが当然であるかのように、無表情のまま淡々と告げる。

「っ!」

 私は何も言い返せず、ただ彼女を睨むことしかできない。

 彼女と私の差は歴然だった。子供と大人、日本代表選手とド素人くらいの差が広がっているのが自分でも分かった。

『答え合わせの結果、なんと全問正解です!最終タイムも12分37秒のままです!』

 会場中から拍手が起こった。

 最早敵味方関係なく、観客のほとんどが拍手をしている。

「……会計としての能力は私の完敗みたいね……」

「それは降参するってこと?」

 一切表情を変えることなく、戸田が聞き返してくるが、お構いなく続ける。

「でも、この選挙は負けられない!」

 後ろを振り返る。そこには戸越、荏原、芝浦さん、浅田さん、そして目黒さんといった一緒に戦ってきた仲間の姿があった。

 ―そう。これは私だけの勝負じゃない!例え自分が能力で劣っていてもこの勝負だけは負けられない。だから……

「ここからが私の本気よ!」

『えーと。どうやら鈴森さん、この敗色濃厚の状況においても、まだ勝負を続行するようです。』

「うるさいわね!黙ってさっさと始めなさい!」

『まあ、無駄だと思いますが……それでは鈴森さん、準備は良いですか?』

「ええ、いいわよ!」

『それでは、スタート!』

 直後、

 ガラガラ

 勢いよく体育館の扉が開き放たれ、黒服を着た男が数人大きな荷物を運びこんできた。

「お嬢様!お持ちいたしました!!」

「早くこっちまで持ってきなさい!」

「「「了解です!」」」

 そして男たちが階段を上がろうとしたところで、数人の警備達が前に立ちはだかる。

「何をしている。早くここから出ていけ!」

 警備達が黒服達を追い出そうと詰め寄り、掴みかかるが、

「邪魔だ。」

「ぐあっ」

 警備達は黒服に軽くあしらわれその場に崩れ落ちた。

「お嬢様お待たせいたしました。」

 男達は担いできた大きな箱を降ろし、中身を空ける。

『パ、パソコン!?ちょっと、こんなの持ち込むなんてあなた何考えてるの!?』

 司会者が慌てふためく。

 男達に準備をさせつつ、誇らしげに司会者に言い放つ。

「ただのパソコンじゃない。スーパーコンピューターよ!そこらの庶民には全く縁のない代物ね!」

 ふと隣を見ると常に冷静沈着、無表情で淡々としていた戸田みなみが目を丸くして驚きの表情を見せている。

『そういう問題じゃないでしょ!こんなの反則に決まってるじゃない!!』

 司会者が狼狽する。

「お前はルール説明の中で道具の持ち込み、他者の協力等の禁止について一切口にしていなかったでしょ?」

『!!そ、それはそうですけど……』

 司会者が言い淀んでいる間に準備が整ったらしい。

 すぐに計算ソフトを使い入力していく。

 ―どうやらさっきの問題に比べて少し難しくなってるみたいね。まあ、別に関係ないけど。

 そして、数分後

「終わったわ。」

『しゅ、終了。タイムは―7分47秒!』

 生徒達は一瞬静まるが、すぐに

「さすが、茜様!」

「我々凡人では想像できない方法で逆転するとは……さすがです!」

「この傍若無人ぶり!これでこそ鈴森様だ!」

 気付けば大歓声に包まれていた。

 普通に考えれば卑怯だ!とブーイングを浴びそうなものだが、散々選挙管理委員の贔屓を強制的に認めさせられていたせいで会場中のほとんどが鈴森の味方だった。

 さらに元々学園一のファンを持つ鈴森である。それらを考えれば普通は受け入れられない手段が受け入れられるのも当然だ。

『答え合わせの結果誤りもなし。―よって最終タイムも7分47秒のままです。』

 再び会場は大歓声に包まれる。

『しかし、鈴森さんの手段を認めるか協議を―』

「さっきも言ったけど私はあんたのルールの中で自分の武器を最大限に使っただけよ。それに、ハンデとして会場に運びこむところからスタートしてあげてるんだから、感謝されても文句を言われる筋合いはないわ。ちなみに私は当選した後、実際の仕事もこういったやり方でやるつもりよ。本当に仕事の能力を測りたいなら実際の現場と同じ環境でやる必要があると思うんだけど?‐まさか、自分達は散々好き勝手に贔屓しておいて、これは認められないなんて―言わないわよね。」

 早口で一気に捲し立て、最後に鋭い目線を司会者に向ける。

『でも……』

「別に認めなくても良いけど、こんな不公平な審判なんて今後誰も認めないでしょうね。もしかしたら『偶然』次回の選挙までに選挙管理委員会の生徒が『全員』入れ替わってるかもしれないわね。」

 すっかり言い淀み、小さくなっている司会者を見下す。

『!?ちょっと、どういう―』

「それで、勝敗は?どっちの勝ちなの?」

 相手が何か言う前にこれでもかという程高圧的に迫る。

『―勝者は鈴森茜さんです……』

 今までの尊大な態度の司会者の姿はなく、マイクを使っていたおかげで何とか聞き取れる程の小声でつぶやいた。

 しかし、その声はしっかり会場中に聞こえていたらしく、

「おおー!鈴森様の逆転勝ちだ!」

「あの状況からかつなんて、信じられねぇ!」

「ありがとう!おかげですっきりしたぜ!」

 三度大歓声に包まれていた。

「最終的に勝てば問題ない。まだ、投票がある。」

 戸田の声にはわずかながら焦りが見られた。

「確かにそうね。それじゃあ、さっさと投票に移りましょ。」

 そう言って司会者に視線を向けると

『そうです!まだまだ勝負は分かりません!それではみなさんお待ちかねの投票に移ります。―みなさん自分の投票用紙を記入し前の箱に入れてください!』

 司会者のアナウンスとともに生徒たたちは次々に投票箱の前に行列を作った。

「まさか投票でも自分が勝てると思ってるの?」

 先ほどの焦りは消え、再び淡々とした声色で訪ねてくる。

「ええ。思ってるわ。それが何か?」

 私の余裕そうな態度に戸田は少し顔をムッとさせた。

「もしかして気付いてないかもしれないけど、あなた達は既に裏切られている。この投票でも勝ち目はない。」

 相変わらず抑揚は少ないものの、口調が早口で明らかにイラついている。

「あんた達が私達が契約した生徒の一部を誑かしてることくらい知ってるわ。」

「それならどうして―」

「まあ、そんなに慌てなくてももうすぐ結果が出るでしょ?」

 最早戸田は無表情等ではなく、奥歯を噛みしめ、額にはうっすら汗が浮かんでおり、焦りの感情がはっきり表れている。

『それでは投票結果を発表します!―投票数とポイント合計、340対130……!?』

 そこで、司会者の表情が一気に青ざめる。

『―し、勝者……鈴森茜……!』

「!?う、うそ……」

 司会者が悔しそうに勝者を発表し、戸田みなみが予想外の敗北に茫然としている。

 ―どうやらあっちも上手くいったみたいね。

 舞台袖に視線を向けると、戸越や荏原がドヤ顔でこちらを見ていた。

 そして観客側は、

「おお!」

「投票でも遂に逆転だ!」

「っていうか前回なんで負けたのか未だに分からんけど、もうどうでもいい!!」

「鈴森様!!」

 会場は歓喜の声で満ち溢れていた。そして、

「やっぱりこの私の敵じゃなかったわね。」

 すっかり意気消沈の二人に勝ち誇った表情でトドメを刺し、私も仲間の待つ舞台裏に引き上げることにした。



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