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第10章 第3話 燃え尽きたPMのその後。父親の死
そして自分が43歳の時。
父親が74歳で亡くなった。
死因は膵頭がんだった。
父親は酒が好きだった。
毎年、胃や肝臓の検査も受けていた。
2月に癌発覚。
手術。
5月に再発。
6月に亡くなった。
あまりの癌の進行の速さに理不尽を感じた。
まったく想定できない出来事だった。
父親の葬儀が終わり、各種手続きや遺産相続が一段落した頃。
遺品を整理していた。
その中に数々の記念硬貨があった。
そして、
「天皇陛下御即位記念 10万円金貨」
があった。
相場を調べて驚いた。
70万円以上の価値があったのである。
父は天国でこう言っていたと思う。
「この金貨、当たりだっただろ?」
と。
合わせて銀相場も調べた。
金貨は高い。
しかし銀貨なら買える。
新しい実験の始まりである。
銀貨を買う。
歴史を調べる。
新しい銀貨を増やす。
そして、せどりを始めた。
現在では多少の副業として稼働している。
思い返せば、順風満帆な人生ではなかったと思う。
それでも今の自分は不幸ではない。
仕事もある。
趣味もある。
住む場所もある。
話し相手もいる。
現在47歳。
一度ここで筆を置こうと思う。




