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遼の家族 Chapter3.

遼の家族 Chapter3.


「俺2人に紹介したい人がいる」

遼の言葉に2人は驚いたような表情をして、真っ先に声をあげたの遼父だった。

「それは・・・男なのか!?」

「男!?」

遼父の言葉に遼母はさらに驚いた様子で声を出すと、

遼父はしまったという様な顔をして

「あっ・・・いやぁ・・・なんでもない」

遼父は言うと

「親父・・・もう良いよ隠さなくて。

お母さん。俺はバイセクシャルなんだ」

遼の言葉に遼母はポカンとした表情をして

「バイセクシャルってことは、男性も女性も好きってこと?」

「うん、まぁそういうこと。さっきその話を親父にしたんだ」

「・・・そう」

遼母はそのことを聞いて納得した表情をして

「それであの難解なパズルゲームが始まったのね。

フフッ。親子揃ってそっくりなんだから」

遼母の言葉に遼と遼父は向き合いながら頭の上にはてなマークをつけていた。


「それで、いつ遼の好きな人を紹介してくれるのかしら」

と遼母は会話を続けた。

「あぁ・・・その人は海外出向の時知り合った会社の先輩で女性。年は俺の1つ上。

アメリカ人と日本人のハーフ」


遼の言葉を聞いて、

顔には出さないがどこかほっとしている様子の遼父と、

遼が紹介してくれる好きな人の話を聞いて

ソワソワして喜びを隠せない遼母を見ながら

遼は話を続けた。


「8月には日本に帰国して引っ越して2人暮らしをしようと思う。

結婚を前提にお付き合いをしています」


遼の言葉に両親は顔を見合わせた。


「そうか。そうかっ!」

遼父の表情は少し和らぎ喜びを隠せない様だった。

「名前はなんて言うの?」

遼母は聞くと

「立花リサさん」

「どんな人?」

遼母は問い詰める様に聞き出していく。

「背が高くて金髪の長髪が綺麗で・・・

運動神経も良くてそれでっ・・・」


遼は自分の両親にリサの話をするのが嬉しいと感じ、

リサについて色々と話をした。

遼の両親は初めて連れてくる息子の紹介したい大切な人の話を聞く事が幸せに感じていた。


「という事は、リサちゃんの御実家はアメリカなのね。

遼と結婚したら日本で暮らすつもりなのよね。彼女は良いのかしら」

と遼母は首をかしげながら言うと

「うん。本人も日本に住みたいって」

遼はそう言うと、遼父は

「まぁ、まだ結婚すると決まった訳じゃない。彼女を焦らせてはいけない。慎重にな」

遼父の言葉に遼はそうだねと返した。


「それで遼はリサちゃんがこっち来るまでは実家にいるんでしょ?」

遼母の言葉に

「うん。その予定。8月中には2人の家を決める予定だから」

と遼は返す。

「いつまでいてもいい。自分の家なんだから」

遼父の言葉に遼は”うん”とだけ返事した。


父と距離を置いた事が良かったのか

ギスギスしていた2人の関係が柔らかくなったように感じた。


遼母は2人の姿をみて、フフっと笑うと

「それじゃあ夕飯作らないと」

と言いキッチンへ行ってしまった。


今日の夕飯はいつもより少し豪勢で

いつもより美味しく感じられた。



そして日付は過ぎていった。

8月になり、リサが日本へとやってくる日となった。

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