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……まあ、それはともあれ――
「…………ここ、は……?」
目を覚ますと、視界には一面に広がる白。でも、天井じゃない。じゃあ、空……うん、でもない気が。何と言うか……なんか、ちょっと眩し――
「――おお、目を覚ましたか帆弥よ」
「…………へ?」
すると、不意に視界へと入りそう口にする七福神似の神様。……いや、神が神に似てるっていうのもなんかややこしいけど……まあ、それはともあれ――
「……もう、ゲームオーバーなんだね」
そう、か細い声で尋ねる。すると、神様は何処か柔らかな微笑で頷いた。