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第75話 修行の成果

 カレーのルー的にお父さんの分しかないのでお父さんのところに持っていくと一人だけでは申し訳ないということでみんなで分けて食べることになった。


 私たちは、お父さんがダンジョンに行ってる時に食べてるから大丈夫だよ!! と言ってがみんなで食べたい。との一点張りだった為、私達もカレーうどんをいただくことに。


 カレーうどんの他には麺つゆで食べるうどんを食し、みんなで裏庭に集合した。


 今回の私たちの実力を見せる場所が、紗夜ちゃん魔法の謎の空間になった為だ。


 裏庭に集合すると紗夜ちゃんがいつものごとく現れ説明を始めてくれる。


 「アリアもサリアもあまり本気は出さないこと。本気を出すと空間自体にヒビが入って大変なことになるからな。それと、いくつか魔法を打ってもらった後に私が用意した魔法で作った敵との、模擬戦って感じかな。」


 「「はーい。」」


 「二人とも頑張るのよ。一緒に旅に行きましょ!!」


 「怪我だけはしないように。」


 以前は紗夜ちゃんが作った敵と戦うことなく空間の修行は終了したが、どんな感じなのだろうか。


 人型なのか?


 それとも鵺みたいな魔物なのか……。


 私はドキドキした気持ちで紗夜ちゃんを見ると、隣にいた紗夜ちゃんが私たちの前に移動する。


「ndbdychdoskshegdichfhdhdtchdhdososudgsnkvstusbeldicudndhcuxohdowhe……。開けゴマ!!」


 私たちの目の前に現れた謎の白い渦の中に、紗夜ちゃんが入っていくのでそれに続いて私たちも入っていく。


 私達は入ったことがあるので抵抗感がなかったが、お父さんはそうではなかった。


 私の後にサリア、お母さんがやってきたと思ったらお父さんが一向に現れない……。


 「お父さんもしかして、怖いのかな? 全く出てこないけど」


 「紗夜さん。大丈夫なのでしょうか?なにかの不具合ですか?」


 「いや。そんなことは無い。渦の外の魔力の流れもわかるがディーロはまだ渦の前で立ち止まってるな。昔から臆病なところがあるからな……。ダンジョンとか大丈夫だったのか?」


 「そうなんだ。なんかお父さんっていつもしっかりしているイメージがあったから、なんか新鮮!! それにしても、お父さんに見せる為なのにね……。」


 「ほんとね……。」


 結局お父さんはやってこなかったので、紗夜ちゃんか一度空間外に出てお父さんを後ろから押してやってきた。


 こちら側の入口が閉じてしまえば、時間の経過が変わってしまうので危ういところだったがギリギリセーフで間に合った……。


 私たちはこの魔法を習っていないので、お父さんと合流するまで待つことになっただろう……。


 下手すると1年以上待つことに……。


 本当に良かった。


 入ってきたお父さんは片足で、バランスを取りながら入ってくると私たちに全く怖くなかったかのような感じの顔で見てきたが、私たちは知っている……。


 だが、お父さんの威厳のために今回は言わないようにするつもりだ。


 サリアとお母さんもそれを分かってくれているのかお父さんを見ても何も言っていない。


 みんなが集合したから、そろそろ場所移動かな?


 「そうだな。空間の入口も消えたしここでやるかな。今敵を作るから待ってて。」


 「「はーい。」」


 そうして、紗夜ちゃんが詠唱を唱え終わると同時にに魔法陣が地面に現れそこから西洋甲冑が二体現れる。


 そこから敵について情報を貰ったが、中に誰もいなく魔力で動いているらしい。


 詠唱を唱えることと、魔力量を込めることによって強い兵隊を作れる便利な魔法だとか。


 戦いの経験が浅かったり、作戦が上手くできない人物が作成するとパターンかするので気をつけろ。との事……。


 今の私では全然ダメだが、今後のために後でこの魔法を教えてもらおう。


 模擬戦は後半で、前半は魔法を見せることになったので私の隣にサリアが立ち順番で見せることになった。


 私とサリアが魔力を解放すると、お父さんは咄嗟に私たちを見ながらなんとも言えない表情をしている。


 お父さんは魔力循環使用する魔法の打ち方しかできないので、新鮮なのだろう。


 サリアと少し話して私から打つことになった。


 今回は火魔法を使いその後にサリアが水魔法で消化してくれる事に。


 お父さんを認めさせる為に私はいつも以上の魔力を込める。


 「ファイアーアローディラサターム!!」


 私が言い終わると同時に私の上に一瞬にして魔法陣が五つほど出来き、魔法陣から火の矢が現れ私が指定した場所に向かって音速で向かう。


 一瞬にして矢が目的の地面に辿り着くと、目的の下から巨大な火柱が出現しその後火柱が爆発する。


 「相変わらずすごい魔法ね。」


 「ね!! 私も打つのが楽しみだよ!!」


 「……。えっ。」


 爆風で私たちの髪がすごくなびくので紗夜ちゃんが決壊魔法を作ってくれる。


 私たちの目の前に薄い青色の結界ができると同時にに爆発跡地に火の矢の雨が降り注ぐ。


 降り注ぐが、爆発の煙で見えないが魔力で感じるから問題ない……。


 他の魔法を打った方が良かったかもな。



 見えない火の雨の時間は十秒程続くので、それまでは休憩タイム!!


 こんな魔法見せられたら、恐怖だよね……。


 お父さんが驚いて口が塞がらないが、消火活動もあるのでサリアが続いて魔法を打つ準備をしている。


 「ウォーターボマーディデレート!!」


 跡地は煙などでまだ見えないが、跡地と思われる場所の上空に巨大な水の塊ができると、すごい勢いで地面に向かって落ちてくる。


 地面に水が着くと同時に水爆破が連続でおき、少しだった後に跡形も無くなるが消化した為煙で何も見えない……。


 本当になんとも言えないよね……。


 絶対に対人戦で使ってはいけない魔法だよ……。


 「お父さんどうだった?どうだった? 凄かったでしょ!!」


 サリアは胸を張りながら自慢するようにお父さんに話すが、お父さんは口を開けたまま目が点になっていてサリアの話が入っていないご様子。


 娘の成長を見ようという軽い気持ちで待ち望んでいた魔法がこれだとね……。


 さすがにこうなるよね……。


 サリアはお父さんの状況に気がついて、お父さんの肩を揺らしながら意識をこっちに戻そうとしている。


 「お父さん!! お父さん!! いつまでボーとしてるの!! どうだったの?」


 「あっああ……。スゴすぎて言葉が出なかったよ……。これは紗夜さんに教えてもらったの?」


 「そうだよ!! すごい大変な修行だったけど、そのおかげで色んな魔法が使えるようになったんだよ!! えへへ。すごいでしょ。最初見た時びっくりしちゃった魔法なんだ!!」


 「ああ。二人ともスゴすぎる……。模擬戦は、もう大丈夫……。うん。大丈夫……。」


 多分模擬戦までしてしまうとお父さんの精神が持たないだろうとのことで、模擬戦は無くなった。


 その後、また紗夜ちゃんが魔法で出入口を作ってくれてそこから帰宅!!


 元気が無くなったお父さんは裏庭にある椅子に座りながら、一点を見つめるのであった……。

 後で、どんな魔法を書いたかをまとめないとですね……。(作者本人も忘れてしまうので……。)

 子供の成長は早いと言いますが、流石にこれはやりすぎた!!って書きながら感じましたが、これからのストーリー的にここまで最強にしなくては!!って感じです。

 呆然とするお父さん……。


頑張れ!!




【お知らせ】

 また毎日投稿始めます!!

 目標三月まで!!


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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