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第59話 待ってました!!カレーうどん!!

 「家の前で、少し待って貰えますか?」


 「ああ。分かった。カレーうどん楽しみに待ってるぞ!!」


 そうして私とサリアは家に戻った。


 リビングに行くとお母さんがいなかったので、多分まだ寝ているのだろう。


 私はうどんをキッチンに置いた後にコンロの上にカレーの鍋を出す。


 「お姉ちゃん。私も少し食べたいな。お腹すいちゃったよ。少しだけだから、いいでしょ。少しだけ。」


 「サリアは、後で!! みんなで一緒に食べるともっと美味しくなるから我慢ね。サリアはうどんひと玉茹でてくれる?こっちの準備しちゃうから。」


 「分かったよ……。」


 サリアは急いでお湯を沸かす。


 私はその隣でうどんの容器にカレーと麺つゆを入れてタレを作る……。


 うん。


 うどんが出来上がったあとでも良かったね。


 私はもう一度収納魔法にカレーとカレーうどんのタレを入れて、お茶を入れてリビングでゆっくりする。


 まかせたよ、サリア!!


 少しだった後にサリアがうどんができたとお呼びがかかったのでキッチンに戻った。


 「お姉ちゃんだけずるい!! 私も休憩したかったのに!!」


 「カレーうどんの時サリアだけカレー多めでいいから、許してよ。」


 「もうしょうがないんだから!! うどん入れるからお皿出して!!」


 「はーい。」


 私は収納魔法に入れていた、うどんのタレが入っている皿を出しそこにサリアがうどんを入れる。


 入れ終わったら、箸でうどんと絡めるように混ぜて急いでミヤさんに持っていく。


 「おまたせしました!!」


 「これがカレーうどんか……。確かにこの匂い嗅いだことがないな。これがカレーというものか。すごい美味そうだな!! ありがとな。じゃあまたなんかあったらいつでもうどん屋に来てくれ!!」


 そう言ってカレーうどんを持ちながら走ってうどん屋に向かって走っていった。


 私達はミヤさんを見送った後に家に戻りお母さんを起こしに行く。


 そろそろお腹が限界になってきたからね。


 お母さんの部屋に入るとお母さんはまだぐっすり寝ていた。


 紗夜ちゃんからの連絡もまだないので、もう少し寝かせようと思ったら……。


 「お母さん起きて!! もうお腹ペコペコだよ。今日の朝はカレーうどんだよ!! あの美味しかったカレーを絡めたうどんだよ!! 絶対美味しいよ!! 起きないと全部食べちゃうぞ!!」


 「カレーうどん!!」


 お母さんが飛び起きた……。


 カレーうどんの効果凄まじい……。


 飛び起きたお母さんは、急いで顔を洗ってリビングでお茶をコップ一杯グイッと飲んだ。


 「急いで着替えてくるから待ってて!! 早くうどん買いに行くよ!!」


 「お母さんもう、うどん買ってきたよ。」


 「え?」


 「それでね。お姉ちゃんがネバネバうどんをうどん屋さんに教えたから、今回もタダでおうどん貰っちゃった!!」


 「!!」


 「それでね。今度から、うどん屋さんでもネバネバうどん販売するんだって!! 今度食べに行こうね」


 「!!」


 「なんだって!!」


 驚いたお母さんに、先程あった事情を詳しく教えるともっと驚いた顔をしていた。


 お母さんは、「急いでとろろとオクラを取りに行くよ!!」と言った。


 多分家で食べる分が無くなってしまうかもしれないのがすごい心配なのだろう。


 お母さんは、自室に戻り急いで着替えてやってきた。


 先程うどんを茹でた鍋を収納魔法に入れて転移魔法で畑に行ってネバネバうどん5回分の量を取って急いで家に帰ってきた。


 「これでしばらくは安心だわ。とろろは多分気づくことはないでしょう。多分……。五食分はあるから大丈夫よね。それと、後で色々とお話しないと。」


 「お母さんネバネバうどんも大事だけど、今はカレーうどん食べようよ。」


 「そうね。」


 私は収納魔法からうどんを茹でていた鍋を取り出して、火にかけるとすぐに沸騰する。


 そこにうどん五玉入れて少し茹でる。


 その間にサリアには机の準備をしてもらう。


 お母さんは、ゆっくりしてもらう予定だ。


 うどん完成後みんなを呼んでうどん皿にうどんを入れていく。


 さすがに全部は入らないので、ザルに出しといておかわりスタイルだ。


 そこにカレーと麺つゆを入れて絡めて急いでリビングへ。


 もちろんサリアのカレーの量は増やしといた。


 「では食べましょうか。」


 「「いただきます!!」」


 「あっそうだ!! カレーうどんは思いっきり啜ると洋服にカレーが跳ねるから気をつけてね!!」


 「「はーい」」


 私はカレーうどんをズルっと啜る。カレーがはねない程度に。


 んん!!


 美味い!!


 カレーライスも美味しかったが、やっぱりカレーうどんもいいよね。


 レンジがあればカレードリアもやりたかったな。


 疑似体験時では、カレーライス、カレーうどん、カレードリアの三つを必ずしていたからね。


 あっそうだ!!


 チーズが家にあったんだ!!


 途中で入れよ!!


 「美味しい!! ご飯も合うけどやっぱりうどんにもすごい合うよ!! ネバネバうどんも美味しかったけど、私はこっちの方が好き!! 毎日食べたいよ。」


 「そうね。色んなうどんを食べてきたけど、これは最高わね。こんなに美味しいうどんが出てくると、次どんなうどんが出てくるのかすごい楽しみだわ!! なにか予定はあるかしら?」


 「そうだね……。今のところは新しいうどんの予定がないかな? あっ。このカレーうどんにチーズを入れても美味しいよ!! 半分ぐらいになったらみんなでやってみようか」


 「賛成!!」


 私たちは無意識に笑顔になりながらカレーうどんを食べ進める。


 一杯目が終わったので、ザルからうどんを装いカレーと絡めたところで私がチーズを持ってくる。


 「おまたせ!! チーズ持ってきたよ!!」


 「「チーズ!!」」


 チーズは固形なものなので、包丁で薄くスライスしてお皿に山のように乗せていく。


 今度、パスタにかける粉チーズを作るギザギザしている金属の道具があれば買ってもいいかもね。


 私が机にチーズを置くと同時にサリアとお母さんは急いで自分のうどん皿にチーズを乗せてチーズとうどんをセットで食べる。


 「少しチーズが濃いわね。もう少し小さく切った後に乗せた方がいいかもね。」


 「ね。初めてチーズのみ以外で食べたけど、すごい美味しいよ!! チーズってこんな使い方があったんだね!!」


 「二人ともそうじゃなくて、チーズを乗せたら混ぜるんだよ!!」


 「混ぜる?」


 私はチーズを入れてカレーうどんを混ぜ始める。


 混ぜるとカレーの温かさでチーズが溶けて、色が少し変わりうどんを持ち上げるとチーズがすごい伸びる。


 サリアとお母さんがすごい私のカレーうどんを見ているので、チーズカレーうどんを口に入れる。


 「ん!! 美味しい!!」


 「私も早く食べたい!! チーズ♪チーズ♪」


 「そうね。早く混ぜましょう!!」


 そうして、サリアとお母さんは追いチーズをして急いでカレーうどんを混ぜる。


 その後にチーズカレーうどんを食べたがすごい満足してくれた。


 〆のご飯もいいね。と話していたが、今回は炊いていないので次回に持ち越し。


 「「ごちそうさまでした!!」」


 「大満足!!」


 私たちは急いでカレーうどんが入っていたお皿を水につけた。


 カレーは落ちなくなるからね。


 サリアとお母さんのカレーうどんの感想と、夕食を楽しみにしているお話をした後に洗い物をして準備満タン!!


 何時でも街に行けるぞ!!



 「おまたせって、みんな準備は出来てるな。街まで行こうか。」


 「「はい!!」」


 「遠くよ遠く。四方八方どこまでも天にまで伸び、あられもなく現れ、人々は喜びと悲しみに包まれることであろう………………いざ、舞い上がれ。転移!!」


 今回も前回同様にあらずの森に到着。

 カレーをした次の日はやっぱりカレーうどんなんだよな!! って言うことで、今回のお話でした。

 「」以外の文章をもっと上手くなって情景を皆さんに伝えたい!! って欲が半端ないです。

 三月まで毎日更新した後は、ぼちぼち改造していく予定ですのでお楽しみに!!

 それまでに上手くなってれば……。



【お知らせ】

 また毎日投稿始めます!!

 目標三月まで!!


 最後まで読んで頂きありがとうございます。


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