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第53話 ネバネバうどんついに完成!!

 私はうどんを茹でている間にとろろとオクラをサリアに机に運んでもらう。


 お父さんとお母さんは、サリア以上に興味津々だ。


 ホットケーキといい、2食も知らない食べ物を食べるのだから、すごい期待しているだろう。


 私はうどんが茹で終わったら、ざるに入れて机に持っていく。


 「完成したよ!!」


 「「おお!!」」


 「まずはお皿にとろろとオクラ。そして麺つゆと水を入れんだけど、麺つゆと水は少なめね。とろろが薄くなっちゃうから。入れ終わったら混ぜてタレ完成!! って感じだから、作ってみよう!!」


 「「おー!!」」


 私が作っているのを見ながらみんながタレを作っていく。


 私の完成したものと同じものになっていて少し安心しているのが伺える。


 もしも薄かったら、私が言うから大丈夫なのに……。


 「じゃあ食べようか!!」


 「「いただきます!!」」


 私は真っ先にうどんを取ってタレに絡ませる。


 とろろうどんだと、麺つゆみたいにつけるだけで食べるととろろの味が薄くなってしまうからね。


 しっかりとうどんとタレを混ぜるところを見せると皆も真似してくれた。


 その後にズルズル!! と音を出しながらうどんをすすっていく。


 んん!!


 やっぱこれだよね。


 とろろと麺つゆの味にこっそりオクラがここだよと主張してくる。


 ツルツルとネバネバの間にオクラの感触がぽつりぽつりと感じて感触も楽しい。


 本当に簡単で最高の料理なんだよな。


 「「美味しい!!」」


 「ネバネバしてて少し不安だったけど、すごい美味しいよ!! お店でも出してないうどんだし秘密のうどんだね。この料理食べられるの私たちだけだよ!! すごいよ!!」


 「そうね。それに簡単なのにこの美味しさ……。今までの常識が覆されるわ。本当に……。スゴすぎる」


 「これは美味い!! うどんがとろろに絡み合って、うるっと食べられる。オクラもおひたしとは違いこれはまたいいな。これなら、作り方も簡単らしいし、旅から帰ってきたら作ってもらおうかな。」


 「「賛成!!」」


 お父さんは旅から帰ってきたら、食べられるもの作る料理増えてすごい嬉しそうにしている。


 それを聞いたお母さんとサリアもすごいにっこりと笑いながらうどんを食べている。


 そして、私たちはうどんを全部食べ終わり、タレだけが残っている……。


 ヤバい忘れてた!!


 ネバネバうどんのあまりタレをご飯にかけると最高に美味しいことを忘れていた!!


 結構お腹いっぱいだし、今日はタレを食べるだけにしようかな?


 私が少し迷っていると、お父さんが声をかけてきた。


 「どうしたんだ? さっきからすごい迷った顔して。」


 「実はね。このタレをご飯にかけるとすごい美味しいんだよ。でもそれを言うのを忘れてて……。結構おなかいっぱいなんだよね。」


 「そういうことなら、ご飯を解凍してみんなで分けるか!!」


 「「賛成!!」」


 今回はお父さんが解凍してくれるらしい……。


 お母さんは、お父さんがすごい料理下手と言っていたけど、大丈夫だよね。


 フライパンに入れて、水入れて炒めるだけだから……。


 お父さんとお母さんがキッチンに行って解凍してくれている間に私はとろろダレにオクラの補充をする。


 オクラが沢山入っている方が美味しいからね。


 それを見たサリアもオクラを入れていた。


 「おまたせ!! お父さんでも、これぐらいならできるぞ!! 少し焦げてるのは、美味しいから大丈夫ってことで!!」


「「……。」」


 少し焦げているが、お米としては普通に食べられそう。


 私たちはお母さんが持ってきてくれた茶碗にご飯を入れて、とろろダレをご飯にかけた。


 本当なら、鰹節が欲しいところだけどね。


 私はとろろご飯をズルズルっとかきこみながら食べる。


 「美味い!! 2段階で、食べられるのはやっぱりいいね。これならおなかいっぱいでもお腹に入っていくよ。」


 「美味しい!! お姉ちゃんすごいよ!! うどんでも美味しいのにご飯でもこんなに美味しいなんて!! しかも、うどんの余ったお汁でだよ!! スゴすぎる!!」


 「そうね。とろろがここまでご飯に合うなんて思いもしなかったわ。うどんにもご飯にも合う食材だなんて、なんて優秀なの!! 朝ごはんに困ったらこれを出そうかしら?」


 「いいね。これなら、美味しいしかきこめるから時間が無い時にも最適だな!!」


 私たちは黙々とご飯を食べていき、すぐに解凍ご飯が無くなった。


 余ったタレをすすって飲んでいたら、みんな真似してすごい美味しそうにしていた。


 疑似体験時代に、お金が無い時にしていた最高飯なのでみんなにも喜んでもらえてすごい嬉しかった。


 私は大満足でご飯を食べ終えた。



 洗い物等が終わりリビングでゆっくりした後に自室に戻る。


 「紗夜ちゃん大丈夫?」


 「ああ。だいぶ良くなってきたよ。」


 「なにか手伝えることがあるなら言ってね。」


 「はーい。」


 私はまだお腹いっぱいだった為、少し料理本を見てから寝ることに。


 そういえば、こないだカレー粉を買ってもらったんだった。お父さんが帰ってくる日に合わせて作ろうかな?


 レンジとかがあったら、カレードリアもできるんだけど……。


 やっぱりレンジ欲しいな。


 私はどんな料理を作ろうか考えながら寝ていた。

 料理回が終わり次回から新たなお話に突入!!

 今回のネバネバうどんですが、私が好きな食べ方をそのまま書かせて頂きました!!

 ご飯に乗せるくだりは、おなかいっぱいになるのでしてませんが、もしもしたら美味しいだろうな〜って感じで。


うどんだけではなく、そうめんや蕎麦でもできますのでぜひ試してください!!


【お知らせ】

 また毎日投稿始めます!!

 目標三月まで!!


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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