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エルフだって忘れてた……  作者: ころキャベ
第四章 ダンジョン攻略編
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第219話 久しぶりの自宅

 私はまばたきの為目をつぶるが、次に目を開ける時そこはエルフの里内にある森の中だった。

 エルフの里に帰ってくればすぐに村長にバレる仕組みになっているので速急に連絡してお母さんたちに内緒にしてもらわないと!!


 (村長、村長!! 聞こえますか!!)


 (聞こえておる。それにしてもついこないだ学園に行ったと思ったらもう帰ってくるとは、学園を卒業したのじゃな。色々学んだと思うが、絶対に将来の糧になる。いい経験をしたんじゃな。)


 (村長、まだ卒業してないです。今回は長期休みになったので帰ってきただけです!! そうそう、今回なんですけど、両親に内緒で帰ってきたのでもしあっても内緒でお願いします。)


 (わかったぞ。ゆっくりしていくんじゃぞ)


 (はい!! ありがとうございます!!)


 よし。


 「誰にテレパシーしたの?」


 「村長。村長にはバレちゃうからお母さんたちに内緒にしてって連絡入れたの。」


 「あっ。忘れてた、村長にはバレちゃうのか〜。お姉ちゃんがいなかったらバレちゃってたね。あっ!! でも、お母さんに早く知らせないと夕ご飯作っちゃうかも!! お昼ご飯もあんまり食べる時間がなかったからお腹ぺこぺこだよー。」


「じゃあ、このまま街のみんなにバレないよう少し遠回りして早く家に帰ろっか。」


「うん!!」


 エルフの里は森に囲まれているので森を進みながら自宅に近づけば多分誰とも会うことなく両親に会えるはずなのだ。

 サプライズだからね!! どんな顔するかな?

 サリアとそんな会話をしながらついに自宅の前に到着!!


 「サリア、どうやって入る? お客さん風にトントンって叩く? それともいつも通りただいま!!って帰る? どうする?」


 「全く考えてなかった!! うーん……。あっ!! いつも通り帰ろう!! そうすれば多分2人とも一緒のタイミングで驚いてくれるから!! お客さん風だと多分お母さんが出て私たちの存在を知ってからお父さんが出てくるからあんまり驚かなさそうだからね」


 「よし、じゃあ行くよ!! なんか緊張してきたね!!」


 「ね!!」


 少し深呼吸をした後、私はサリアの顔を見て頷いてからドアを開けるがそこには既にお母さんとお父さんが……。


 お母さん?!


 お父さん?!


 「おかえり!! 待ってたわ!! もう、いつまでもそんなところに立ってないで早く上がってきなさい!!」


 「まだ夕食も作ってないって言ってたから2人が好きな物にしようと思ってな。って2人ともそんなに驚いた顔してどうした? 大丈夫か?」


 「「……。」」


 「お姉ちゃん……。」


 「サリア……。」


 「「?」」


 「「失敗だったね……。ふふ。」」


 「それにしてもどうしてお母さん達わかったの? だってお姉ちゃんと一緒に考えてバレないようにしてたのに!!」


 サリアはお母さんに私が聞きたいことを聞いてくれるが、お母さんは当たり前でしょ。みたいな顔を来ながら答えてくれる。


 「それは、2人の魔力を感じたからに決まってるでしょ。私たちはエルフよ。魔力感知だけじゃなくて質までわかるから2人が帰ってきたら一瞬でわかるわよ。家の前でコソコソ作戦立ててるのも丸わかりよ!!」


 「「!! バレてた」」


 「それにお父さんなんて早く帰ってこないかな? ってずっとソワソワしてたんだから!!」


 「それは内緒だろ!!」


 「そんな約束してなかったじゃない」


 「そうだけど!! んん!! 改めて、2人ともおかえり。」


 「おかえり!!」


 「「ただいま!!」」


 お母さんは両手広げてハグを求めたので私とサリアは玄関で靴を脱いでそのままお母さんにタイブ!!

 お父さんは私たち3人がハグしたあとに優しく包んでくれた。

 やっぱり暖かい家族だな。

 しばらくハグの状態が続くとだんだん恥ずかしくなってきたので、「そろそろあがりたいな」と言うとお父さんとお母さんは「ふふ」って笑っていた。

 なんでもお見通しみたいだね……。


 「あっ。2人とも手洗いうがいをしてらっしゃい。私たちはその間にお茶でもくんどくわ」


 「えー!! お父さんお茶出せるの? 濃くなりそう!!」


 「大丈夫だ、サリア!! お父さんはお茶を出すだけだからな!!」


 「「……。」」


 相変わらずの料理全くできないお父さん。うん。それでこそ私たちの父親……。

 ということで、ふたりとは少し別れ私たちは洗面台に行って手洗いうがいをすることに。


 「それにしてもなんだか変な感じ!! ついこないだまで、当たり前だったのになんか帰ってきた!! って思っちゃう。なんか新鮮な感じがするね!!」


 「確かにね。でも今日から1ヶ月もいるから、ちょうど慣れたぐらいにお別れだから寂しさ倍増しそう……。」


 「お姉ちゃん大丈夫!! 転移でいつでも帰って来れるから!! それとお土産も渡すよ!! ほら、今は元気だして始まったばかりだよ!!」


 「そうだね!!」


 サリアに元気を分けてもらいそのままリビングへ到着すると、いつも私たちが座っている席に温かいお茶が用意されていたのでありがたくいただく。

 おっ。確かまんじゅうはちょうどお茶とあったな。

私は収納魔法から先程のお土産を取り出す。


 「これお土産!!」


 「お土産!!」


 「何かしらね?」


 「?」


 お父さんとお母さんは楽しみであり不思議そうな顔で中を開け、おまんじゅうと羊羹を取り出すが未だに何が何だかわかっていない顔をしている

 紗夜ちゃんがくれた料理本には乗ってるかもしれないが、ページが多すぎてまだ読めていないのだろう。

 それにこのふたつを作るのは難しすぎると思うからね。


 「こっちがおまんじゅうで、こっちが羊羹。」


 「そんな名前だったんだ……」


 サリアがポツリと言葉を漏らす……。

 一緒に買ったけど名前知らなかったんかい!!

 それに対し両親は興味津々の顔でふたつのスイーツを見ている。


 「食べてもいいかしら?」


 「いいか?」


 「「もちろん!!」」


 私たちは顔を合わせたのち返答すると葉っぱで包まれてるまんじゅうを1口食べる。

 表情で美味しいって言うことが分かり感想も言わず次は羊羹を頂いていた。


 せっかくお茶と言うんだから私達もいただくことに。

 結局美味しさの感想は全て食べたあと言ってくれたが大変満足してくれたみたい。

 良かった。


 その後私たちは学園での生活を両親に話し、夕食などを食べそのまま就寝した。

 両親は私たちの学園での生活をすごいハラハラドキドキした顔で聞いていてなんだか楽しかった。

 明日は久しぶりにうどんでも食べよっかな?

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