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第102話 カラメルソース?

 「あの後色々と話してどうにか説得するように頼んだ。詳しいことは省略するが、多分ナーガのことだから上手く言ってくれると思うがとりあえず数日間は様子見だな。」


 「紗夜さんありがとうございます。これでもう少し経ったら、安心して里に出られるわね。なんやかんや言って長老が言うならそうなんだろう文化があるからね。」


 「良かった。これでみんなヒソヒソ言わなくなるよ!!」


 「でもサリアご飯で頭いっぱいで悪れてたでしょ。」


 「えへへ。」


 紗夜ちゃんは、「料理頑張って」と言っていつも通り消えていった。


 これにて紗夜ちゃんの報告会終了〜。


 さて、ご飯作り開始しますか、と言いたいところだが……。


 紗夜ちゃんの説明短!!


 確かに私たちに説明できるところを省くのはいいと思うけど、結果論だけだった。


 紗夜ちゃんの話を聞いて長老がこんな顔して驚いてたとか、長老も私たちのことをこう思うようになったとか欲しかったな。


 紗夜ちゃんが掛け合ってくれたから長老に会えやすいが、どんな反応をされるのかに少し緊張する。


 サリアみたいにご飯のことを考えて忘れるかな。



 「よし。準備開始しようか」


 「「はーい!!」」


 「って、なんの準備をしたらいいの? おにぎりだから、ご飯を炊いたらいいの? 焼きおにぎりだから、いつもと違う炊き方?」


 「そんなに慌てないで大丈夫だよ。ご飯はいつもと同じ炊き方で大丈夫だよ。お米の浸水時間にプリンを作ろっか。そうしたら火の心配もしないで作れるから。」


 「そんなに短い時間で終わるのかしら?」


 「多分大丈夫だよ。間に合わなくても、ご飯に火をかけて待つだけだからね。」


 「確かに!!」


 「言い忘れてたけど、プリンはすぐには食べられないからね。プリンは冷蔵庫で冷やす時間があるから今日の夕食後がちょうどいいかな。ちょうどお父さんも食べられるし、みんなで食べよう。」


 「そうね。ディーロだけ食べないって言うのも少し可哀想だわ。せっかくお仕事頑張ってくれてるんだから、甘いもので元気だして貰わないとね!!」


 「ね!! お父さんのことだから沢山食べると思うからいっぱい作ろっか。」


 「「賛成!!」」


 「それでは」


 「「レッツクッシング!!」」


 私はソリアにお米の準備を任して、私たちはプリンの準備をしようとした。


 するとサリアから「最初から手伝いたいから待ってて!!」とお声が入ったので準備もみんなですることになった。


 準備から一緒にしたいとはやる気満々だね!!


 サリアはお米をとぐ時も「プリン♪プリン♪」と嬉しそうに歌を歌いながらといでいた。


 サリアがどんな反応をするのかが今から楽しみだ。


 私たちは何もすることがないので私がプリンがどれだけ素晴らしいものかを説明すると二人とも期待の眼差しで私を見てきた。


 期待を上げて食べると期待はずれと言ったことはよく起きることだけど、プリンは絶対に裏切らないから大丈夫だよね。


 特に今回はプリンアラモードにする予定だから、ある意味期待を裏切るかもしれない。


 楽しみだな。


 「お姉ちゃん終わったよ!! プリン♪プリン♪作っちゃおう!!」


 「「おー!!」」


 「まずはコップの準備とカラメルソース作成かな。それが終わったら、本体のプリン作成かな。」


 「「カラメルソース?」」


 「プリンには欠かせない存在なんだよ。これが無いプリンもあるけど、私はカラメルソースが入っているプリンの方が好きだから今回はカラメルソース付きを作るつもり。さっきの写真でプリンの上に乗っていたごげ茶色のソースがカラメルソースだよ。」


 「あれ、ソースだったんだ!! どんなソースか楽しみだな。とんかつソースみたいにソースだけでも美味しいのかな? やっぱり作るの難しい?」


 「こっちのソースはお水と砂糖だけで作れるお手軽レシピだよ。味見はそんなにしないでプリンに乗せちゃうつもりかな。」


 「えー。味見しようよ。」


 「砂糖水だから、甘い感じの水だと思うわ。プリンに必要と言ってたから私の予想と違うと思うけれど。気になるから少しだけ味見しましょう。」


 「うんうん!! お姉ちゃんもいい?」


 「二人がそこまで言うんだったら味見しようか」


 「やった!!」



 そうして、強化ガラスのコップを用意した後にカラメルソースを作ることになった。


 お母さんが砂糖水で美味しくなるのか? と言いたそうなので、カラメルソース有りと無しを作って食べ比べすることになった。


 カラメルソースがどれだけ大事か教えてあげるから待っててね!!


 「まずは砂糖だけで炒めて、色が変わったら水を入れて完成だよ。熱い内に容器に入れないと固まっちゃうから気をつけてね!!」


 「色変わるの楽しみだね!!」


 「そんなに楽しみだったらサリアがカラメルソースを作ることにする?」


 「いいの!!」


 「もちろん!!」


 サリアはキラキラとした目でカラメルソースを作っていく。


 お砂糖を鍋に入れて少し炒めているとすぐに色が変わってきた。


 「お姉ちゃん茶色くなってきた!! これがお姉ちゃんの言ってた色?もう水入れてもいいの?」


 「うん。水を入れる時は端の方にゆっくり入れてね。一気に入れると危ないから」


 「はーい!!」


 「水を入れて少し煮詰めば完成だから直ぐにコップに入れてね。」


 「わかってるよ〜。」


 サリアがお水を入れると、ジューという音がして少し驚いていたがその後は真剣な顔でソースを煮詰めた。


 「お姉ちゃんもういいかな?」


 「うん。入れちゃって」


 「はーい!!」


 サリアが一つ一つこぼれないように真剣にカラメルソースを入れていく。


 最初の一回だけSTOP合図を出しただけで、あとはサリアが目分量で入れてくれた。


 どれもちょうどいいぐらいだ。


 そんなサリアを見ていたお母さんはなんだか嬉しそうな顔をしていて、それに気づくことなくサリアはカラメルソースを入れ終わった。


 「よし。完成!!」


 「次はプリン。頑張りましょう。」


 「ね!!」


 そして次は本体、プリンの作成!!

 最近色々と忙しかったですが、これから落ち着きそうなので、最初の方に書いたお話を改造していきます!!

 お楽しみに!!


【お知らせ】

 毎週水、日曜日に投稿中!!

 時間は22時〜24時ぐらいです。

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