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第97話 コロッケ♪コロッケ♪

 私は出来たてのコロッケをリビングに運びに行くと、机の上の準備ができあがっていた。


 なんでも、料理が手伝うことができないお父さんが何かしら手伝いたくてやってくれたらしい。


 私たちは忙しすぎてお父さんがキッチンにやってきたことすら気づかなかったよ……。


 とりあえず、コロッケを運んだ後に収納魔法に入っているソース出して机に置く。


 残りのかつとコロッケはサリアが持っているので出してもらおう。


 それにしても何か忘れているような気がするんだよな?


 「そういえば、お米作ってなかったわよね……。」


 「「あっ。」」


 コロッケとかつと言えば白米だよ!!


 もちろんパンに挟んでも美味しいが、一食目は白米と決まっている……。


 やらかした……。


 一度料理を収納魔法に入れてお米を炊くかな? と思うとサリアが話しかけてくる。

 

 「お米なら大丈夫だよ!! こないだね。何かあったように作って収納魔法に入れといたんだよ!! すごいでしょ!!」


 「ナイスサリア!!」


 「さすがだわ。」


 「ありがとな!!」


 「えへへ。」


 もう机の上に置くスペースがないので木魔法で机と同じ高さと大きさのものを作り隣に置く。


 ご飯をよそえば完成だね!!


 「お姉ちゃんキャベツの千切りは?」


 「忘れてた!! 収納魔法に入れとくとつい忘れちゃうよね。」


 「あるあるだね!!」


 そんな会話をしながらキャベツの千切りを出し、みんながご飯をよそってリビングのテーブル席に着いたのでいざ実食!!


 「せーの」


 「「いただきます!!」」


 私はまずお皿にキャベツの千切りとコロッケとかつを乗せる。


 一口目はソースなどを付けないで食べ、その後にソースなどをかけて食べるスタイルだ。


 まずはコロッケからかな。


 味見の時に食べたが、ソースを付けなくても素材の味が引き出されていてすごく美味しい!!


 お母さんも言ってたけど、ひき肉のジューシーさ最高!!


 そこから一度キャベツを挟んだ後にかつをいただく。


 うん!!


 最近はカツ丼ばかりだったけど、こっちも美味しい!!


 「美味しいな!! このコロッケ。じゃがいもの味と食感が癖になるな。お肉のジューシーさもしっかり出てて最高!! それにこのソースだよ!! かつにかけてもコロッケにかけても美味すぎる!! このソースが無くならないかが一番心配だよ。」


 「ね!! すっごく美味しいよね!! 私はね。ソースとマヨネーズをかせたんだけど、これもすごい美味しい!! 一食で三つの味が楽しめるのはいいよね!!」


 「作るのは大変だったけど、その分美味しいわ!! 今度作る時は事前に色々準備してから作りましょう。」


 「「賛成!!」」


 次はキャベツとセットで食べるか!!


 私はマヨネーズをキャベツにかけた後にコロッケとかつにソースをかけて食べ始める。


 何度食べても食べ飽きることがないメニューだよ!!


 キャベツが入ることによって口の中が少しさっぱりとする上にキャベツとの相性抜群!!


 私は口いっぱいに頬張りながらもぐもぐと食べ進める。


 かつとコロッケ二種類作って良かった。


 なんだか疲れが飛んできたよ。


 そうして、私たちはご飯を食べ進めた。


 相変わらず手が止まることが少しもない状態で食べ進めていたので明日のサンドの分は少しだけになってしまったがしょうがないだろう。


 こんなにも揚げ物を食べても胸焼けしない体に感謝だね!!


 「「ご馳走様でした!!」」


 「余ったのは明日パンに挟んでサンドイッチにする予定だからね。」


 「「サンドイッチ!!」」


 「手軽で食べやすいのにすごく美味しくておすすめなんだよ。楽しみにしててね」


 「「はーい。」」


 その後はゆっくり片付けをしてリビングでゆっくりする。


 それにしても、コロッケ美味かったな。


 カレーコロッケがあるぐらいだから今度作り置きしといてカレーの時でも出すかな。


 私はどんなアレンジにしようか考えているとお父さんから今日の旅についてどうだったか? を聞かれた。


 なんでも初めての旅だからすごい気になっていたらしい。


 私たちが契約魔法をしてマウとユンを仲間にしたことや、お昼ご飯にいい眺めを見ながらおにぎりを食べたことを話すとすごい羨ましい顔で見てきた。


 次回とお父さんが休みの時に家族みんなで行くことになったけど、これでは修行ではなくて旅行だよね?


 楽しんでやれればいっか!!


 「今度のお父さんが休みの日だけど、午後からみんなで釜を作るのはどうかな?」


 「「釜?」」


 「そう。結構前から言ってたピザを作ろうと思ってね。せっかくなら、みんなが揃ってる時に作りたいしもうそろそろ我慢できなくなっちゃうから。どうかな?」


 「お姉ちゃんが作りたいものなら私は賛成!! その日は長老の修行やって、ミニ旅を少ししたら釜作ろう!!」


 「ミニ旅をゆっくりしたい気持ちが出てくると同時に今まで食べていない系統のピザの食べたい欲がすごい……。どうしたらいいものか?」


 「大丈夫よ。旅は逃げないんだから。また時間がある時にゆっくりしましょう。今回はピザメインで!!」


 「……。そうだな!!」


 そうして次のお父さんの休みの日にピザを作ることが決定した。


 釜を作ったりして忙しくなるので事前に買い物を済ませておくつもりだ。


 楽しみだなピザ。


 私たちはもう少しだけリビングでお話しているのであった。

最近すごい寒くて冬だな。と感じることが増えてきました。

もうすぐクリスマスにお正月……。

色々書きたいシーンが増えてきます!!

楽しみにしててください。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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