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金券ショップ

作者: 尚文産商堂

駅の近くには、金券ショップがある。

金券ショップには、いろんなものが売られているが、一番数が多いのは、切符類だろう。

かくいう私だって、ここでお世話になったことが一度や二度ではない。


切符といっても、ここで売られているのは手野鉄道のものばかりだ。

それもこれも、この金券ショップが手野グループの傘下になっているからだろう。

おかげで、手野鉄道の近距離用だけだけども、定価で買うよりも少しだけ安く買うことができる。

ただし問題なのは平日の特定の時間だけだとか。

ほかにも、土休日については、一部の場所以外は使えないとか。

そういう制限が多くあることなぐらいだ。

おかげで買ったとしても使えるのは通勤で必要なときぐらいなもので、そのときには定期券を持っているから買う意味がないというわけになる。

それでも買ったのは、定期券が切れていたりした時だ。

そういう緊急の時にはとても重宝している。

だから、これからも、できればつぶれてほしくはない。

めったに使わなくても、そのめったがいつ来るかはわからないからだ。

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