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画家のソリタ   作者: Suzura
65/65


「お待たせしました」


待ち合わせ場所の駅に、ソリタは現れた。

髪は綺麗に結われ、パステルカラーのスカートがふわりと揺れた。


いつもと違う雰囲気に、思わずドキッとした。


(かわいい……)


「変ですか?」

「いえ、めちゃめちゃ可愛いです」

「ありがとうございます」

「行きましょうか」

「はい」


〇●


「来てみたかったんです!」


ソリタが行きたがっていた美術館では、期間限定のイベントを行っていた。

平日だったこともあり、人はそう多くなかった。


「わあ……!」

「……!」


作品に見入るソリタは、とてもキラキラとしていた。



〇●


「すみません、はしゃぎすぎました」

「いえ」


帰り道、ソリタは申し訳なさそうに言った。


「俺自身もすごく楽しかったです」

「おわびに何か奢ります!」


ソリタは、両手をグーにし、小さく振った。

その姿は、とても可愛かった。


「大丈夫ですよ」


顔をソリタに隠すように俺は言った。


「小山さん?どうかしました?」


ソリタは心配そうにのぞき込んだ。


「大丈夫です」


一瞬だった。ソリタの肩に手を置き、そのまま頬にキスをした。


「もう、びっくりした」


上目遣いで照れたソリタは、ふふっと笑った。

俺もそれに応えるように笑い返した。





完結です!

自分にとって初投稿作品で、拙作ですが、読んでいただいたことを本当に感謝しています!


今まで読んでいただきありがとうございました!

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