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画家のソリタ   作者: Suzura
61/65

緊張




週末、時間ができた俺はソリタの家に来ていた。



(ユウさん経由でOK貰えたし、大丈夫、大丈夫)



俺は、千夏先輩が言っていた言葉が妙に気になっていた。




インターホンを押すと、いつものようにソリタが出てきた。



「いらっしゃいませ」

「おはようございます」



お互い変な緊張が漂っていた。



◯●




「珍しいですね、お休み」


ソリタが口を開いた。


「ええ、なんか新企画の演者として俺が駆り出されることになって、ボーナス的な休みです」

「演者?」

「恋愛企画みたいなので」

「……」

「酷いですよね、ヒョロガリだから面白いって理由で選ばれました」

「……」


「ひとつ聞いていいですか」

「はい」

「赤羽さんのこと、どう思ってたり……?」

「え?……」

「聞いちゃいけなかったですよね、すみません」

「……仲良い先輩でした」

「そうなんだ」


ソリタは目を逸らした。



「赤羽先輩、良い人ですもんね。皆から好かれてるし。俺だったらあんな人を選ぶかなって……ソリタさん?」



妙に色っぽい真っ直ぐな眼差しに、時間が止まったような感覚になった。



「ええっと」

 


(どうすれば……)



恥ずかしさの余り、俺は顔をそらしてしまった。




「小山さん」

「はい」



不意に名前を呼ばれ、顔を上げた。


「んっ」






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