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画家のソリタ   作者: Suzura
55/65

想い



「ソリちゃんはどう思ってるの?」

「うーん」


私は最近の出来事をミナコさんに相談していた。


「頭が混乱してます、いろいろ」

「なるほどねえ」

 


ミナコさんは珈琲をすすった。 




「恋愛感情みたいなの、分からないっていうか」



あの時以降、よく分からなくなってしまった。 



「そうか〜」

「ミナコさんは、どうしてましたか?」

「どういうこと?」

「好きとか嫌いとか、いつ自覚したかみたいな」

「そうだね~私は、触れたいってなった時かな。あとはずっと一緒に居たいって思った時」

「なるほど」

「ある?そういう感覚」

「……」




◯●




「ありがとうございました」

「ソリちゃん」

「はい」


「これは完全な私の意見だけど」

「……?」

「恋をするとね、人って今まで世界が違って見えるようになるの。きっとソリちゃんが描く絵によく表れると思う」



(絵……)



「なるほど……ありがとうございます」

「また話聞くからね」

「はい」




私はミナコさんに会釈を返し、帰途についた。





(……)





帰り道、いつもより遠回りをしながらゆっくり帰った。



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