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画家のソリタ   作者: Suzura
51/65

引け目と飲み物と



「もしもし」

「あ、小山さんですか?」

「はい」

「今お時間大丈夫ですか?」

「ええ、俺今日休みで」

「奇遇ですね!俺も午後から休みで、もしよかったらご飯でもいきませんか?」

「あ、今は……」

「?」



◯●



赤羽さんは電話してから少し経った頃に女性マネージャーと共にやってきた。



俺とSolitaの妙な空気を察すると、赤羽さんの表情が少し固まった。



「赤羽先輩、休みだったんですね」

「うん。来月からドラマ始まるから。2日間だけね」

「すごいですね」

「大したことないよ」



「休みクレクレってうるさかったんですよ」


口を開いたのは、女性マネージャーだった。


「ちょっとやめてよ、中埜さん」

「数日ならまだしも、2週間は無理ですよ」

「めちゃめちゃ働いたから良くないですか?」

「今の人気がそれを許しません」



真偽は分からないが、俺の目にはSolitaと赤羽さんが楽しげに話しているように見えた。理由もなく引け目を感じてしまった。



「……俺、飲み物買ってきますね。近くに自販機が」

「それなら私が」



中埜さんが言った。



「いや、大丈夫です。俺行ってきます」



俺は、半ば強引に外に出た。




 



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