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画家のソリタ   作者: Suzura
39/65

自販機と上司



自販機前で、私は葛西さんと鉢合わせた。


「お疲れ様です」

「おう」


(早く戻ろ)


別にサボっているわけではないが、なんとなく上司と2人きりなのは気まずい。


「あ、そうだ。千夏」

「はい」

「新コーナーで赤羽さん使うから」

「え?」

「え?ってなんだ。え?って」

「すみません。でも仰る意味がよく……」

「だから、新コーナーで、赤羽さんを使うから」

「はあ……」


葛西さんは鼻息荒く話していた。


「赤羽さんはスケジュール的にも予算的にも厳しくないですか。第一また出てくれるかもどうか……」

「いや、それに関しては大丈夫。今度の打ち合わせでゴリ押すから」

「はあ、てか企画はどうするんですか?」

「企画は何とかする」


(なら大丈夫か)


「あと、来月のロケのアポ取り頼むわ~」




葛西さんはヒラヒラと手を振ると、音を立てて何処かへ去っていった。



「え」




また仕事が増えてしまった。



(それ私の仕事じゃないのに……)







ご覧頂き、ありがとうございます!

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