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画家のソリタ   作者: Suzura
34/65

緑の絵の具



先ほどまでの脱力感が消え、俺はバタバタと動き出した。


シャワーを浴び、とある人に電話をかけた。



「もしもし」



電話の相手はユウだ。



「お久しぶりです」 

「久しぶり!」


(心なしか声が元気?)


「あの、今日久しぶりに休みで。Solitaさん、会いに行っても」

「そうなんだ!聞いてみるね。ちょっと待ってて」

「はい」



一度電話が切れ、再びかかってきた。



「良いって!」

「ありがとうございます!失礼します!」




電話を切り、俺は急いで髪を整え、家を出た。






◯●



家を出てかなり時間が経ち、Solitaの家の付近に着いた。Solitaの家に立ち寄る前に、俺はとある場所に寄っていた。 



(画材店……ここかな)



古びた木造の建物に「いのうえ画材店」と書かれている。




その建物の木の引き戸を開け、中に入った。




趣のある建物の外観とは違い、中は比較的現代的にリフォームされていた。狭い店内にひしめき合うのは、素人をも圧倒する様々な画材だった。




「いらっしゃいませ」


突然声がしたので、俺は思わず飛び跳ねた。



「あら、ごめんなさい。驚かせて」



店主と思われる初老の女性が作業をしながら声をかけてきた。



「いえ……あの」

「はい」

「緑の絵の具を買いに来たんですけど……」

「お客さんが使うの?」

「いえ、知人の頼みで。昔から世話になってる店って言われたので来ました」

「もしかして……ソリタさん?」

「え」

「あら。そう!」

「知ってるんですか?」

「ええ。もちろん。店1番の常連さんよ。何て言ってた?」

「えっと……」

「ま、ソリタさんならこれとこれ、あとは……」



店主に一通り緑の絵の具を用意してもらい、店を出てSolitaの家に向かった。



 







ご覧頂き、ありがとうございます!!!

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