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画家のソリタ   作者: Suzura
33/65

久しぶりの休み

小山君目線です



スペシャルが放送され数日が経った。

 



相変わらず忙しいが、殺伐とした空気は少し落ち着いた。フロア内の空気も少しだけ優しくなったように感じる。俺自身も少しだけ余裕をもって仕事に向き合えている。





この日は久しぶりに休みを貰えたので、自宅の布団で足を伸ばして寝ていた。




(2日間だけだけど……ま、良いや)




戦場のように忙しい職場だが、会社的にはブラックだと世間にバレることが怖いらしい。誰もが分かりきったブラックでも、改めて突かれたくないのだとか。前に会社のお偉方が愚痴を言っていた。




(メンツを保てなくなるからな)





「労働環境を改善しましょう」と自社番組で放送していても、自分たちが真っ黒だと世間にバレてしまえば説得力がなくなる。灯台下暗しになってしまうのだ。




「どんなギャグ番組だよってな」




仮にそうもなれば、SNSで大炎上することは確定だ。SNS担当のスタッフが泣き出してしまうだろう。




(恐ろしい)






俺的には1番考えたくないシナリオだ。







なので、繁忙期を過ぎると俺らはほぼ強制的に休まされる。






      




「さーて、どうしようか」




この時既に、午前10時を過ぎていた。



(折角の休日、どうせなら有意義に使いたい)




珍しく味噌汁とおにぎりを食べ、YouTubeを見終えた。体の疲れは殆ど取れた。





「あ、」





俺はよりによって1番大切なことを忘れていた。



ご覧頂き、ありがとうございます!

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