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画家のソリタ   作者: Suzura
25/65

殺伐とチョコレート


「戻りました」


フロア内は殺伐とした空気に包まれていた。




(浮かれてるのは俺だけか)





席に戻り、早速残っている仕事を始めた。

 



元々Solitaに頼もうとしていたコーナーを別のアーティストに頼むことになった。俺があまり葛西さんに怒られずに済んだのは、アキラさんと千夏先輩の手回しのおかげだろう。



(自分でオファーしろよ、って話だけど)



この日は、紹介するアーティストの過去をリサーチしていた。




「おかえり、小山」



千夏先輩が声をかけてきた。



「すみません、時間頂いて」

「もう7連勤目でしょ」

「6連勤目です」

「本当はもっと休ませたいんだけど」

「大丈夫ですよ。あ、そうだ」


千夏先輩がキョトンとしていた。

 

「出先でチョコレート買ってきました。限定らしいです」  

「あ、本当だ。ありがとう!」



「何喋ってんだ!」



少しだけ平和な空気を切り裂くように、葛西さんの怒号が飛んだ。













ご覧頂きありがとうございます!

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