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画家のソリタ   作者: Suzura
18/65

先輩と後輩



「すみません、寝てました……」 


小山は寝ぼけた目で言った。 


「めちゃめちゃいびきかいてたよ」

「すみません。昨日遅くて」

「テッペン越えてたからね。お疲れ様」


昨日はVTR編集の作業で私も小山も編集の人と12時過ぎるまで格闘していた。おまけに小山はその前に別の収録にも参加していたため、私以上に疲労困憊なのだ。




「今何時ですか……?」

「今15時過ぎたぐらいだよ」

「わー、もうそんな時間経ってたんですか……すみません」

「いいよ。さ、会社戻るよ」

「あー……そうだった」

小山の声が明らかに重くなった。葛西さんから何を言われるかは容易に想像がつく。


「絶対怒られますよね」

「ま、そうだね」

「はああ……憂鬱……」

「仕事終わったら飲みに行こうか」

「え!いいんですか」

「うん。いつもの店で」

「やった!!」


小山はキラキラした目で笑った。



「千夏先輩、なんで笑ってるんですか?」

「いや、別に」




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