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プロローグ

初投稿です。情弱です。

わからないことばかりです。

気になることがございましたら、指摘していただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします!


プロローグ




目が覚めたら、真っ白い見知らぬ空間で。


なんかやたらと怖そうな髭のおじさんがいる…



大賢者がまた死んでのう…


などと、いきなり語り始めてしまった。



状況がわからない。



ワシの世界には賢者の石が必要なんよ。

アレがないと、魔王が倒せないようになっちまったからよう…

わかるだろう?



あ、はい。

と、適当に返事をしてしまう。



大賢者にまで育つやつは責任感が強いのよ。

そりゃそうだろう?

才能を活かすのは、強い意志と高邁なる理想、それにたゆまぬ努力。

そう思うだろ?お前も。



そ、そうですよね。

わたしもそう思います。



やる気もねえし、女の尻追いかけたり、イジイジ人生の意味に悩んだりとかよう。

そんなやつは賢者になれねえよ、そりゃそうだろ。

全ての誘惑を断ち切って何十年も、下手したら何百年も世界の成り立ちの研究に没頭して、

それでもなお、届かない、そういうもんだろ、賢者の石ってもんは。



はい、そう思います。



なのにな、賢者の石を精製して、それを正しく使って、勇者の手助けをするだけじゃあ

満足しねえんだよ、みんな。

世界を救うためなら、この老骨に鞭打って、私も戦いますぞ!ってな・・・

歴代、どの賢者も言うんだよ、そんなもんか?



そんなもんじゃないですかね?



それだと困るだろ!なあ!



は、はい。そですね・・・



失敗したらどうすんだよ!

実際、何回失敗してると思ってるんだよ!

一度、技術が失われると、復活するのに何年かかると思ってんだよ!

言ってみろ!おい!



す、すいません!



あいつらは良いよ!

人生最大の目的に到達した後の、なんだ、暇つぶしみたいなもんだろ。

勇者との冒険なんてよ。


違うんだよ!!!


その研究の成果で魔王を滅ぼすのが目的なんだよ!

なんで賢者の石つくって、やり切ったぁ・・みたいになってんだよ!

みんなそうだよ!そっから先だろ!違うか!

陰で手助けしてるオレの努力をどうするつもりなんだよ!



も、申し訳ありません!



ふーまあ、お前を責めてるわけじゃねんだけどよ、それにしたって、お前。



は、はあ…



お前、こないだ死んだ大賢者の死因知ってるか?



いえ…



そりゃ知らねえよなあ。まあいいや。

魔王軍のナンバー3がよ、女の子に化けてたんだ。

泣いてる女の子に同情して、一人で、何の警戒もしねえで、

近寄って、罠にかかって、魔界の辺土の永劫の井戸にドボンよ、

霊体まで解体されて、粉になってるよ、粉に。塵よ、塵。



え、ええ?



天才だったよ、ホント。

その天才が、研鑽に研鑽を重ねて、賢者の石を精製し、大賢者になるまで、180年。

勇者の一行に加わって、三か月でコレよ、もう、ホント、どうすんだよ、これ。

世間知らずにも程があるだろ、もう。

死ぬの早すぎで弟子もいねえんだぞ、おい。



はあ。



だからな、もう、お前はな、本来は新たなる賢者として、異世界の叡智をな、

こう、パーっと発揮してもらおうと思ってたんだけどよ、

はぁ、もう、面倒だから、「お前」そのものを賢者の石にしちまおうと思ってよ。



ん?



お前を動ける賢者の石にする!

他の能力は一切つけない!

てか、つけらんねえ!

さすがに魔力が足んねえわ。


けど、これならたぶんイケる!

あのクソ魔王にもきっと届く!


お前は今日から賢者の石で、オリハルコン製造機!


これなら何とかなんだろ、さすがに…石なら死なねえしな。

賢者の石は永久不変、動力源は己の身体。

不老不死で無敵だ。



いや、いや、え?



悪いが、もうこっちは切羽詰まってんだ。

魔王の手がオレに届きそうになってる。

このオレ様にだぞ!ふざけやがって!

なりふりなんか構ってらんねえんだよ!


お前は今日から賢者の石!

大賢者イーブが遺した聖遺物!

意思のある動く賢者の石!わかったか!



いや、石?動く石?遺物?



時間がねえ!

いいか!

お前が何とかするんだけど、お前は何もすんじゃねえぞ!わかったな!



はあ?!

ちょ、ちょっと説明が足りなすぎませんかね?



よし!いけ!



いや、ちょ!




ドーン!!!

よくわかんないけど、いいね、とか評価とかしていただけると喜びます。

できあがっているので、適切にアップロードするだけなのです。

それなりに量があるし、手探り状態ではあるのですが、たぶん1か月以内に完結すると思います。

気になったけど、まとめて読むほうが好きな方はブックマークお勧めです。

よろしくお願いいたします!

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