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俺転生  作者: バツマオウ
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第四話 罪人ネプトゥ


俺は今、父の書庫で魔法について学んでいる。魔法には全部で6つの属性があることがわかった。

火属性、水属性、風属性、土属性、冥属性、天属性、この6つに属性が分かれている。どうも異世界ファンタジニア的でやはりくすぐられる、こんな俺にも使えるのだろうか、試してみようとするか。

簡単に自分の属性について調べる方法があるらしい、それは砂山を作り、てっぺんに棒を付け足す、そこに自分の魔力を注ぎ込み、

マッチ棒のように天辺に火がつけば火属性、天辺から川のように水が流れれば水属性、天辺の棒が浮遊し出せば風属性、砂山が盛り上がって二回りの大きさになれば土属性、砂が灰に変わり棒だけになれば冥属性、逆に棒が灰になれば天属性、になるというものだ。

早速試してみよう。


「父上、母上、少し僕の属性を知りたいので、庭に行ってきますね!」


「おぉそうか!ついにウェンも属性が決まるんだな!俺のように冥属性だといいな!」


「父上、冥属性だとどのような魔法が使えるのでしょうか?」


「そ、そうだな、俺は剣士一筋であまり魔法は使えないが、煙幕とか、相手を邪魔するのを得意とする魔法だ」


「そうなんですね、母上はどのような魔法属性ですか?」


「私はね、生まれつき魔力が少なくて属性が風なのだけれど、魔法という魔法が使えなくて例えたら洋服を乾かしたりするぐらいでしか魔法が使えないの。」


おおっと俺は自分の母親の地雷を踏んでしまった。ってことは、母親に魔法の遺伝的なものが似ていたらもしかして俺、魔力量が少なくて使えないんじゃないのか?。。


「魔法が使えなくたってこうして幸せじゃないかカロン」


ナイスフォローだロヴェリ。


「そうよね!だって魔法が使えなくたってこうして幸せな家庭だもんね!」


「そうですね、母様、父様」


こうして俺は自分の属性について調べることになった。

まずは砂を集めて山を作るだったな、そして木の棒を天辺に刺してと、よしできた。よし、「魔法よ来い魔法よ来い」

俺はめいいっぱい魔力を注ぎこもうとした、あれ?何も起こらない、なんでだ、まさか母親に似て魔力皆無なのか?


「ちげぇぞウェン、魔力っていうものはな、詠唱って言って精霊たちに呼びかけて初めて使うものだ、初めの魔力はみんな詠唱してからじゃないとできない、

稀に見る無詠唱で魔法を使う奴もいるが、そういう奴は本当に才能とセンスって奴だよ」


「さぁ詠唱してごらん、精霊よ我が属性を示せってな」


そういうことか、詠唱して魔法が使えるのが定番だよな、よしやってみるか。


「精霊よ我が属性を示せ」


。。。。。。。。。。。。ん?


辺りが静まった、砂山には水も火も浮きも増えさえも灰にすらならなかった。


「マジですか、」


「マジかよウェン」


「見たこともないぞ魔力が皆無なんて」


俺には才能もセンスも基本すらできなかった。やはりこの世界でもどの世界でも上手くはいかない、人生とはこう、上手くはできてはいるはずだ、なのにどうして神様はこう試練を与える、前世というか前の世界では怒られながらでも必死にやってきたじゃないか…


「ウェン、魔法が使えなくたって良いじゃない!ロヴェリみたいに剣士になったり、色々な仕事だってあるのよ。気にするほどのことじゃないわ!」


グサグサグサなんだこの胸の痛みは、すごく悲しい、カロンは微量だが魔力はある、遺伝というよりも素質の問題なような気がするが、、異世界ファンタジーはできないのか…

でもまぁカロンの言う通り剣士など色々仕事はある。前世の知識を頼りに、商業人なんてのもありだな。


「ははは、そうですね母様」


しかし俺は内心悔しかった。


「まぁウェン明日の試験では魔力量がゼロだとも、学校には入れないこともないから焦るなよ!薬学や円陣魔法学など色々あるんだからな!後、剣士の道だってあるぞ」


「はい頑張ります。父様」


そして俺は悔しすぎて何度も詠唱を唱えたり、精霊に話しかけてみたり、色々疲れて布団に入っても寝付けなかったが、いつのまにか寝てしまっていた。


「バルミュルカ起きろ」


また暗いところだ。あれ?どっかで、やっぱり、ここは夢人がいる俺の中の記憶。


「やぁ夢人、よ色々聞きたい事があってね、また会いたかったよ。」


「そうか、随分とここの環境に慣れたもんだな、普通に話せる奴はそうそういない、お前はすげぇ奴だよ」


「そりゃあどうも、こちとら詠唱挟んでも、魔力すらないのにムシャクシャしてんだよ」


「1から全部説明しやがれよ夢人。まず最初の質問だ、俺を転生させたやつの名前を教えろ」


一番最初の質問で、俺は知らない方が良かったと悟ってしまった。この世界には知らないほうがいい、と言われるものがあるが、これが俺の犯した大罪だった。


「ネプトゥだ」


「は?」


「ネプトゥって罪人ネプトゥの本のあのネプトゥなのか?」


「そうだ、ネプトゥ、あやつがお前を転生の原因になった根源だ、」


「いや待て待て話が追いつかない一から説明してくれ夢人」


「じゃあ少し昔の話をしようか、その昔、初代ロヴェル王国が建国された時の話だ、そこにネプトゥと言うネプトゥ王国の初代王がいた、ネプトゥは人々に信用され、民を思う国王だった、そこでロヴェル王国が建国され、貿易や商業や公益をする為にある日、ロヴェル王国へと足を運んだ、国へとついたネプトゥは皆が笑顔であり、この国とは同盟国を結びたいと心の底から思っていた。

そこで直接ネプトゥはロヴェル国王に会いにいき、たわいもない会話、国の在り方についてネプトゥは問いかける、するとロヴェルは

民の為なら死ねる、民の為なら滅びえる、民の為なら寄り添えると言う言葉に感銘を受け、ぜひ同盟を組んでほしいとロヴェルに提案をした。

ロヴェルは快く受け取り、5つの国で初めての同盟が出来上がった。

しかし5年後ある大災害が起こった。

それはロヴェルによる国家転覆、国王自らであるテロ行為だった。

ロヴェルはネプトゥと同盟を結んだ事による、禁忌魔術、最重要機密転生魔法を使い、

民の命とネプトゥの命をつかい自分が厄災の王になるために計画した。その後、ロヴェルは記憶を改変する能力を手にし、民も国も全て手に入れた。

しかしロヴェルはこの禁忌魔術を使うには少し勘違いをしていた。

その勘違いと言うものは、対象の国王の命を生贄にされたネプトゥに呪いがかかるというものだった。その呪いが、他者の意識でしか生きられないというものであった。民はロヴェルがした行いを全て記憶改変されてしまい、ネプトゥが国家転覆によりネプトゥ国は消え去り、今やロヴェル国に全て奪い尽くされてしまった。と言うのが簡単な説明だ」


「いや、どう言う事だ。あの本ではネプトゥが国家転覆を図ったんじゃないのか?」


「いや、ロヴェルが記憶改変で本すらも歴史すらも変えたのだ」


「じゃあネプトゥが悪役にされてるってわけか。」


「まさか。夢人お前って」


「そうだ、俺がネプトゥだ」

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