ジェリコのラッパ
私の名はハンス・ウルリッヒ・ルーデル。
旧ドイツ空軍のアカ狩り隊長だ!
ソ連でアカの戦車を狩ってたら本国が叩かれ何時の間にか負けてた・・。
私は負けて無いが、本国が敗北したのではどうにもならない。
だが停戦命令が来ないので、最後までアカの戦車や大砲を潰しまくってた。
そしたらようやく停戦命令が入り、本国までひとっ飛びで帰国。
アカに我が愛機を触らせてたまるか!!
帰国すると不思議な話だが、私をスカウトしたいとヤーパンのN将軍は言う。
ソ連と戦争になるので、その腕を使わないか?と・・。
しかもヤーパンの新鋭機、スイセイを貸与してくれると言う。
試乗して見たが、速度は速い。>Me109よりも速い。
爆弾を1,5tまで搭載してダイブ出来る。
コレは良い。
ガーデルマン、貴様も来るのだ!!
嫌がってたが彼もアカ狩りは大好きなので、結局は日本海軍臨時士官扱いで雇って貰う。
さあ、出撃だ!!!
有名なハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐が居ました。
ソ連を最後まで抑えてた貢献者です。
彼のおかげでドイツは東西分断の危機を脱する事が出来ました。
何せ、ヒマがあれば出撃しドイツの対ソ戦果の大半が彼の部隊だと言う伝説もあります。
鬼も泣かすと言われる旺盛なファイトは我が軍にも欲しい方です。
彼と歓談しましたが、本当にサッパリした性格です。
そして明朗で楽しくテレビに出したら一流の突っ込みも出来る方です。
スカウトし、彗星艦爆のパイロットとして赤狩りに専念して貰います。
階級は海軍少将、後席のガーデルマンは大佐です。
>単独で飛ぶと思うので階級は高めにしました。
彼を彗星に乗せたら大喜びしてました。
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場所は変わりココはユダヤ帝國のハルピン飛行場。
ココには海軍から派遣された彗星艦爆の部隊が駐屯してた。
その中に一機だけ変わった塗装。そう旧ドイツ空軍のJu87風の塗装に日の丸。
そしてハーケンクロイツが小さく描かれてる機が・・。
それがドイツからスカウトされたハンス・ウルリッヒ・ルーデル少将の愛機だ。
彼は他の幹部(日本人です。)歓談し、(しかも日本語)ガーデルマン大佐と打ち合わせ。
そして牛乳を一本丸飲みすると愛機に飛び乗り出撃。
彼は単機での出撃をN長官に認めて貰ってたのだ。
一匹狼の彼は単独の方が戦果を上げやすいのだ。
「ガーデルマン、この機は良いな!さすがアメリカを亡ぼし、
我がドイツを叩きのめしただけある。」
「ルーデルさん、貴方はヤーパンが憎くないのですか?」
「ん?いや別に。それよりも憎いのがアカだ!!
さあ、敵が見えて来たぞ。舌を噛むなよ!!」
「ハイハイ・・。」
2000m上空から敵戦車隊を発見するとルーデルは主翼から雲を引き急降下!!
Ju87シュツーカ同様、悪魔のサイレンを装備して貰ったのだ!!
「オオ、注文通りだ!!ヤーパンの整備士は素晴らしい仕事だ!!」
地上では・・・。
「敵発見!!あ・・・アレは・・。悪魔のサイレンが鳴ってるぞ!まさか??」
そこまでが彼の意識の最後だった。
周囲の兵はジェリコのラッパだ!!悪魔のサイレンだ!!と大騒ぎ。
ルーデルの放った1,5tのタ弾は地上でさく裂し半径500m以上をカマが刈ったみたいに
根こそぎ切り倒し、多くの兵士戦車が一瞬で血の海に沈む。
地上の惨劇を見てたガーデルマンは・・。
「ヤーパンはルーデルにとんでもないオモチャを与えてしまった。
ソ連の兵士よ、安らかに眠れ・・。」
ルーデルは・・。
「ヒャッホ~~!!今日も戦車1両撃破!!」と元気に無線で基地に通信。
急いで基地に帰り、また出撃するのだ!と急いでいた。
ガーデルマンはまた戦果を少なく報告してやがる・・・。
見た所、戦車5両、トラック10台は一瞬で潰してる。
兵士が100名は即死してるど・・・。
呆れながらも彼は高性能カメラ(コンパクトデジカメとも言う。)で地上の惨状をパチパチ撮ってたのだ。
ハンス・ウルリッヒ・ルーデルは欠かせません。




