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大逆転、N第一航空艦隊  作者: 自宅防衛隊
N,激突ス!
17/44

激突!!

敵さんをいよいよ仕留めにかかります。


全艦隊、出動!!


護衛機を除いて一撃である程度仕留めたいと思います。

モチロン敵を舐める訳ではありませんので、対策は充分に施してます。

自分も未来知識で・・。


先頭に偵察機彩雲。

今回は増加タンクにアルミ箔を大量に搭載してます。

最初から全速で飛行し敵艦隊上空でバラ撒きます。

すると?


レーダーは真っ白。

近接信管も誤爆。

通常信管に慌てて交換する事態となりました。

ハハハハハハ!!狙い通りです。

次は戦闘機部隊が総力を挙げて突入。

敵はゼロだと思って舐めてますが、疾風なんですよね・・。

さてどうなるやら??


**************************************


「急げ!!ジャップが来るぞ!!」


迎撃機インターセプターはまだか?」


混乱の第七艦隊は敵機動部隊を露見出来ず、一方的に攻めて来られ混乱してた。


「くそ!!ゼロなんかにゃ負けないぞ!!」


エセックスを飛び立ったケリー中尉は初陣だ。

だが本国で鹵獲ゼロに乗り、その性能も弱点も全て把握してた。

F4FならともかくF6Fなら負けない!!


自信を持ち敵戦闘機に挑んだ・・が・・・。


「あ??アレ??なんじゃコリャ!!」


母艦の指令室に悲鳴が轟いた。


「ケリー、どうした??」


「指令室、コチラケリー中尉、敵はゼロではありません!!」


「形状は性能は??」


「わ・・分かりません。ただ・・凄い数です。とてもではありませんが抑えられません。」


見た所、戦闘機のみで400機!!>実際は500機です。

信濃、大鳳は装甲空母なので戦闘機の補給基地も兼ね、全て戦闘機。

搭載機は予備を入れても150機を搭載。

爆弾も魚雷も積まないので分解機を入れると200機あるのだ!!

もちろんグラマンと同じく主翼を根本まで折りたためるので搭載機は多い。

他の空母も爆撃機を除くと60機もの疾風を搭載してる。

それが一度に襲って来たのだから哀れ。


ケリーの乗るグラマンは急降下して来た疾風に一瞬で爆散してしまったのだ。


「こちら岩本一番、敵を撃破!!」


得意げな無電が信濃のCICに流れる。


「コラ、岩本。戦果は後で照会する。戦闘に専念せよ!」


「すんません。反省はするので賠償はお許しを!!」


「帰ったらホマレをひと箱で許してやろう。」


「有難き幸せ!!」


・・言っておくが激戦の最中です。

ダイブして敵を仕留めた岩本の駆る疾風は蒼空に駆け上がり次の獲物を探します。

敵戦闘機を壊滅させるのが目的ですので空母にゃ近寄りません。

次々に空母から飛び立つグラマンの大群。

ヨタヨタと高度を稼ぐが、訓練が足りて無いのは一目瞭然・・。


離陸したらまずは速度を稼ぐのが戦闘空域での鉄則なのに、高度を稼ごうとするから・・。


「あ~あ、下手だな。列機のスギでもペロリだ!!」


岩本はあまりにも情けなくて周囲を迂回しながら戦闘を見守る。

訓練しかした事の無い列機にまずは戦闘を経験させようと考えたのだ。

だが・・。


「ヒャッホ~~、グラマンってカモなの??」


等々・・。部下の歓喜する声が煩い位、敵はどんどん数を減らして逝く。


ハルゼーもブリッジから観戦してたが我が軍のヤングボーイズの情けなさに泪してた。


「チクショ~~!敵はベテランばかりか・・。我が軍のヤングボーイズはカモだ!」


だが敵が目の前に居る現状では逃げる訳にも行かない。

最後の一機が仕留められ空域全てがジャップの空となり・・。


「空母は後退!ガン部隊が前に出ろ!!」


戦闘機が早くも全滅したため戦艦を前に出そうとしたのだ。



「敵のグラマン全滅セリ!こちら岩本一番!!」


岩本中尉の元気な声が信濃に流れ歓声が上がる。



グラマンが壊滅です。

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