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大逆転、N第一航空艦隊  作者: 自宅防衛隊
N,激突ス!
14/44

一年後・・

ミッドウエー沖から一年経った。

アレから日本は海軍航空隊を増設し、陸軍は島の防衛と災害時の救難に特化。

占領地は主に現地の兵士を訓練し自治に任せてる。

ミッドウエーは離れ小島なので監視省の管轄で潜水艦で細々と補給。

時折B17で空襲があるが、CIWSや高空砲で撃退すると来なくなった。

だがスパイ情報によるとエセックスクラスの空母が数隻就役。

戦艦もアイオワ級が4隻。

たった一年で艦隊を再建するのは大国アメリカだけだろう。

だが・・。

海軍って経験こそが資産なのよね。

特に空母艦隊はアホみたいに訓練を重ねてようやく実戦なのです。

陸上で訓練はしてただろうけど、動く船に降りるのってレシプロでも難しいです。。


クケケケケケ・・。( ´艸`)



***********************


私の名はウィリアム・ハルゼー・ジュニア中将!


苦節一年、大国アメリカ合衆国の底力を今こそ痛感してる。

見よ!!パール沖に浮かぶ巨艦の群れを!!

しかも沈没してたバコタマストの戦艦も浮揚再建だ!!

皮膚病もあれから数か月で完治し、海戦でも何でもドンと来い!だ!

見てろ!!ナグモ!!


と・・威勢よく言ってたのだが・・・。



「コラァ~~!!ジョン中尉、速度オーバーだ、艦に衝突・・あ、、ヤッタ・・。」


ドカァ~~ンと言う音と共にジョン中尉はエセックスの艦尾に衝突。

木っ端みじんに砕けてしまった。

ルーキーばかりで空母に慣れてないヘボばかり。

一年も実艦に降りる訓練しないと艦員もパイロットもヘボ揃いになるのか?

コレでは実戦に使うと敵に沈められる前に味方に撃破されてしまうぞ・・。


ハルゼーは冷や汗をかきながら訓練する模様を眺めてた・・。



***************************


Nです。

どうもと言うか、想定通りアメさんの訓練は血みどろらしいです。

毎日艦に特攻するルーキーが多く、既に何度も新鋭空母が修理のためにドック入りしてるそうです。

コチラは訓練を兼ねて南方資源地帯と本国の往復をずっと続けております。

内地でも豊富になったガソリンでルーキーや陸上がりのパイロットを育てております。

前線から遠ざかっておるせいで、実戦こそここ最近はありませんが、そろそろ敵さんも出て来る頃でしょう。


「山本長官、そろそろ敵さんが来る頃です。」


「ウム、Nよ、大鳳も信濃も無事就役。艦隊の訓練も順調だな。」


「そうですね。前世みたいにトラック島や柱島で遊ばせていないので陸奥の爆沈も防げました。」


「陸奥の轟沈に話は冷えたぞ。まさか深夜に精神注入してて頭に来た兵士が・・。」


「まあ推測ですよ。でもあり得る話です。」


「ウム。全海軍から虐めは発覚した時点で階級のはく奪と公表したから・・。」


「大人しくなりましたね。二等兵の尻も青あざが皆無になりました。」


>口を閉ざす兵も多いので、二等兵は定期的に尻の検査を義務付けているのだ。

青あざ見つかれば即座に内務調査が入り、虐めをしてた上官は階級はく奪なのだ。

実際にはく奪された兵曹が出た事により、全海軍の居室からバッターは消えた。


「そろそろ敵さんを探しに出港しますね。長官。」


「ウム、頼むぞ!Nよ!」


膨大な艦隊がパール沖を目指し出撃したのは奇しくも昭和18年の6月だった。


いよいよ激突!

次回激戦開始。

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