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内海梅子の隣家殺人事件  作者: 柊類
3/3

内海梅子の隣家殺人事件パート3

裁判長 細川弘明が殺された。




柏木警部によると夕方五時前後に殺害された可能性が高いようだ


細川と葛城みさとは援交した仲だった


みさとは細川に売春をして無罪を勝ち取ってきたのだ


しかし梅子は容疑者とされてる小田洋二は警察で事情聴取を受けているから細川は殺せない 


(別の人物だろうか?)梅子は考えてみた


洋二は夜10時に、みさとの家に行き深夜1時に殺されたとしても空白の3時間一体何をしてたのだろう?


別れ話に3時間も要するか?


梅子のスマホがなった


「柏木です。小田洋二の聴取が終わりました。


彼は、せいぜい5分しかいませんでした。


別れ話をして、葛城に罵詈雑言あびせられても無視して帰ったらしいです。まぁ、5分もいなかったように思いますがね」


別れ話は、洋二の無視により あっさり終わったのだ


では、誰がみさとと細川を殺害したのだろうか?


洋二は無理だ。細川の時は警察署に聴取を受けてたからだ


みさとの家の者が洋二は5分程度で帰ったと言っている


洋二はシロだ


梅子は考えたが頭が回らない


細川が殺されたのは、みさと関係で間違いないだろう


柏木と約束して翌日、細川の妻から話を聞きに行った


「正直、死んでくれてホッとしてます。売春の噂もあって肩身が狭かったので。噂が嘘か本当かなんてどうでもいいんです。私の生活が脅かされなければ もともと主人と結婚する意志なんてありませんでした。でも、しつこくてしかたなく結婚しました。犯人には殺してくれてありがとうとお礼を言いたいです」


同じような言葉を水城麗奈の兄から聞いた。


みさとと細川は皆から恨まれるタイプだったのだ


梅子は徐々にだが犯人像が浮かんでき




梅子は柏木に


「犯人は2人を恨んでる人物、中学時代と現在の2人を知ってる」


「そんな事分かってますよ。いよいよ犯人も年貢の納め時ですね」


柏木は梅子をチラッと見ながら言った。


「柏木警部 水城敏明さんと武田香さんの所へ行きましょう


あの二人は付き合ってるのよ 二人で計画を立てたの


葛城さんの家の人たちは、みさとさんには無関心だったし深夜に誰が来ようとお構いなしだったはずよ」


柏木は「まぁ、誰かが犯人とは思ってましたがこの二人とは・・・」




二人は、敏明と香のもとへ向かった


梅子たちが来たときは観念していた


「やっぱり、バレましたか。私たちが犯人です


私は、細川を殺し、敏明はみさとを殺しました


裁判長だった細川は売春でみさとの味方だった 私たちには恨み辛みがありました 私は細川を包丁で一突きにし、敏明も同じことをしました


梅子さんの考え通りです。殺人は恨みかお金で行うものです」


敏明も「俺たちが犯人です 後悔はしてません」


柏木警部は二人を署に連行した。


梅子は(あ~あ、楽しかった。本当の殺人ってあんな感じなのね


また、首を突っ込もう)


懲りない梅子だった。


終わり

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