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内海梅子の隣家殺人事件  作者: 柊類
2/3

内海梅子の隣家殺人事件パート2

柏木警部は梅子をつれて葛城みさとの部屋に通した



みさとのlineも見た


そこには


みさと「どうして、2股かけたの?サイテー 皆に言いふらすから


lineで皆に言いふらしたからね。ざまあみろ バーカ」


という辛辣な言葉が書かれてあった


容疑者として見られてる 小田洋二のlineは「しかたないだろ


アンタといても楽しくないし噂話ばかりだし、言いふらしたいならしろよ


死ね!!!」


こちらも辛辣な言葉が書かれていた。


梅子は、ため息をつき「今時の子の恋愛ってすごいわね。私たちの時代ではそんなにすぐお別れできなかったわ。SNSは良いこともあるけど悪い面もあるのね」


そして、死体の写真を見たら確かに隆の言うとうり心臓にバタフライナイフが一突きだった。


「可哀そうに・・・。けど 深夜1時から3時にどうやって部屋の中に入ったのかしら?」


柏木警部は「家族公認の仲で本来は夜10時には来てたらしいです。別れ話をするためでしょう。口論になって殺したんですよ」


梅子は目を大きく回し「夜10時に家の中に入れるなんて


時代は変わったわね 私たちの時なんて・・・」


柏木警部は話を遮り「今時の子はそんなもんですよ 家の娘もそうですよ


別れ話で殺した この線で捜査してます」


「他にみさとさんの過去とかに関係あるのはない?」


「葛城みさとは中学の時3人虐めてたみたいですよ


しかし、もう何年も経ってますから 関係ないでしょう」


「ううん。関係あるわよ 私調べるわ 中学の時のことを教えてよ」


警部は「中学の時も一応調べましたが、一人目は


白木美香 葛城と同い年です。彼氏を取られたと勘違いした葛城が


彼女の根も葉もない噂をlineで流して裁判になりました。葛城が裁判官と売春してたから無罪になりました。


二人目は 武田香 同い年です 中学時代虐めのターゲットにされて


教科書、靴、傘を隠されて泣いてる所を動画で拡散されて裁判になったけど


これまた無罪です


三人目は 水城麗奈 同い年ですが、彼女は自殺してます


葛城の陰湿な虐めに絶えれず校舎屋上から飛び降りて亡くなりました」


「この事件、根が深いわね」梅子は渋った


翌日、一人目の虐め被害者の白木美香に会いに行った


「彼女は殺されて当然です。私もだけど他の人も虐められてたし


自殺した人もいたから。正直言って彼女は悪魔です


裁判長と売春しすべての裁判を無罪にした女だからです」


美香は微笑しながら語った


梅子は次に二人目の被害者 武田香に会った


こちらも微笑しながら声には嬉しさが隠しきれてなかった


「当然ですよ。動画拡散までして 裁判では無罪を勝ち取るような悪魔のような女ですよ。騙された男もバカですよ まぁ容疑者の肩をもつようですけど あの人と関わってろくな目にあってませんよ」


梅子は葛城の高校の担任に会いに行った


担任は「彼女は全然人としてダメでした。中学時代の虐め、売春、悪い噂話


10代であんなロクデナシ初めてみました」


(担任にもボロクソ言われる彼女って何なんだろう)


梅子は教員をしていたが、時代は違うが虐めもあった


しかし、人として重い罪をおかした生徒はいなかった


葛城みさとの家は父は外交官、母は専業主婦の一人っ子だ


甘やかされ、なんでも言う事を聞いてもらった恵まれた家庭環境だった


だから、人の痛みが分からず成長したのだ ある意味気の毒な女の子だった


梅子は三人目の虐め被害者 水城麗奈の遺族に出会った


兄の敏明は「死んでよかったよ。これ以上の被害者がでないためにね


麗奈は気の毒だった バレーの授業の時わざとボールを当てたり


着替えを動画拡散したり サイテーで悪魔のような女だった


裁判しても裁判長に売春する女だからあっちが無罪になるし


犯人は私ではないけど、犯人には礼をしたいぐらいですよ」


誰もかれもが印象がよくないのだ


当然だけど


梅子は今までのすべてを総合した。結果、裁判長とは誰だろうか


梅子は裁判記録を見に行った


裁判長 細川智弘 当時45歳 若い裁判長だった


彼に話を聞くことを決意した梅子だった


しかし、そこでスマホが鳴った


「はい、内海です。」


「梅子さん、柏木です。葛城の件で裁判長をしていた細川が殺されました」


「えっ?なんですって」


驚きを隠せない梅子だった。


続く

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